Dream5〜5th Anniversary〜シングルコレクション

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 I don't obey〜僕らのプライド〜 m.c.A・T m.c.A・T m.c.A・T 1stシングル 最高30位 売上0.8万枚
2 僕らのナツ!! 前田亘輝 春畑道哉 鈴木Daichi秀行 2ndシングル 最高38位 売上0.4万枚
3 恋のダイヤル6700 阿久悠 井上忠夫 守尾崇 3rdシングル 最高20位 売上0.6万枚 フィンガー5(1973年)のカバー
4 Like & Peace! leonn y@suo ohtani 日比野裕史 4thシングル 最高32位 売上0.3万枚
5 キラキラ Every day leonn 松田純一 日比野裕史 5thシングル 最高26位 売上0.5万枚
6 I★my★me★mine leonn 松田純一 日比野裕史 6thシングル 最高19位 売上0.7万枚
7 READY GO!! 桑谷実沙&leonn 桑谷実沙 渡辺徹 7thシングル 最高18位 売上0.7万枚
8 シェキメキ! leonn 渡辺徹 渡辺徹&清水武仁 8thシングル 最高10位 売上1.0万枚
9 COME ON! leonn&桑谷実沙 桑谷実沙 ats- 9thシングル 最高9位 売上1.2万枚
10 Hop! Step! ダンス↑↑ leonn 日比野裕史 渡辺徹 10thシングル 最高9位 売上1.3万枚
11 We are Dreamer Jam9 ArmySlick&Jam9 ArmySlick 11thシングル 最高7位 売上1.6万枚
12 Break Out marker SiZK・」Moi SiZK 12thシングル 最高8位 売上4.2万枚
13 ようかい体操第一 ラッキィ池田&
高木貴司
菊谷知樹 日比野裕史 12thシングル両A面曲
14 ハッピーデー 森月キャス 大西克巳 大西克巳 12thシングルC/W うた:重本ことり
15 ダン・ダン ドゥビ・ズバー! Motsu&高木貴司 菊谷知樹 菊谷知樹 13thシングル 最高1位 売上10.5万枚 うた:Dream5+ブリー隊長
16 Oura Days PRINCE.YK NA.ZU.NA・PRINCE.YK NA.ZU.NA 新曲
17 スタートライン NA.ZU.NA&
Mai Watarai
NA.ZU.NA NA.ZU.NA 新曲

リリースデータ

2015年2月11日 初登場8位 売上1.2万枚 avex trax

メンバー

重本ことり
玉川桃奈
日比美思
大原優乃
高野洸

Dream5、ベストアルバム。1stアルバム『まごころ to you』から1年3ヶ月ぶり。ここまでのシングル13作+新曲2曲を時系列に収録。「ようかい体操第一」が両A面の2曲目のため12thシングルのみ両A面を収録し、さらに何故かC/Wまで3曲全て収録しているが、これ以外の両A面曲は全てカットされ、6th両A面「EZ DO DANCE」(TRFカバー)、7th両A面「Wake Me Up!」(SPEEDカバー)、9th両A面「ドレミファソライロ」は未収録。2作のミニアルバム『RUN TO THE FUTURE』、『DAYS』と1stアルバム『まごころ to you』の間にリリースされて『まごころ to you』に収録されていなかった「Like & Peace!」「キラキラ Every day」と以降にリリースされた「Break Out」〜「ダン・ダン ドゥビ・ズバー!」がアルバム初収録

8thシングル以降トップ10入りするようになるも2週目100位圏外まで吹き飛んで3週目200位圏外という極端な売れ方が続いていたがアニメ『妖怪ウォッチ』エンディングとなった「ようかい体操第一」が大ヒットしてロングヒット(300位以内44週ランクイン)、紅白出演まで果たす代表作となり、続く「ダン・ダン ドゥビ・ズバー!」は初の1位を獲得し、これも300位以内25週に及ぶロングヒットで自身ダントツ最高売上を記録。そのタイミングで今作がリリースされ、2作のミニアルバム『RUN TO THE FUTURE』、『DAYS』と1stアルバム『まごころ to you』を上回るアルバムでの初にして唯一のトップ10ヒットを記録した。しかし売上は伸び悩み、8th〜11thシングルの頃と同様に2週目に100位圏外まで吹き飛ぶ推移となり、300位以内3週ランクインに留まった。

またようやくブレイクしたかに思われたが、今作以降シングルは6月にリリースした「ようかい体操第二」のみ16年2月に3枚目のミニアルバム『COLORS』リリースが結果的に最終作となり、『COLORS』発売2日前に玉川桃奈が4月での脱退を発表。4人となって以降は揃っての継続出演していたCM以外にはなくなり、12月26日に12月31日をもって現メンバーでの活動終了と発表。さらに翌27日に重本ことりが事務所エイベックスとの契約を終了したと前倒しで発表され12月31日を待たずして既に終了していた。その後2017年3月に決算期に合わせるようにDVD『Dream5 MUSIC VIDEO BEST』がmu-mo限定で発売され、一般発売すらされなかった。

NHK Eテレ『天才てれびくんMAX』に2008年度からレギュラー出演していた重本ことりを中心メンバーとして2009年3〜4月にかけて番組で「MTK全国オーディション2009」を開催して選出された4人のメンバーと共に5人で結成され09年11月にデビュー。Dream5というユニット名は09年度の番組レギュラー(てれび戦士)全員で選んだとされているが、当時エイベックスには00年に会社をかけた12万人オーディションからデビューしたdream→DRMを経て08年に再改名して09年にインディーズから再出発したばかりのDreamが存在しており、Folder→Folder5という改名の前例もあるのに何故に"5"を加えただけで混同するような名前、表記にしたのかは謎が残る。純粋に知らずに番組内で決定してしまったのだろうか。

メンバーは1996〜1999年生まれで最年長は重本ことり、最年少は大原優乃。5人全員で踊るが、メインボーカルは重本ことり、日比美思の2人、残り3人はコーラス担当。また女の子4人に男の子1人(高野洸)という男女混合編成だった。当初は少年少女といった感じで身長差も見た目にも大きな差は無かったが、活動中盤頃からは高野洸はすっかり背が伸びて青年の姿へと成長していったため、「ようかい体操第一」でTVに出た時はすっかりアイドル系の女子4人に何故か青年が1人混ざっているがあいつは何なんだ…という状態になっていた。またせっかく売れたのにすぐに脱退&自然消滅的に解散してしまう(解散とは言わず現メンバーでの活動終了扱い)など、末期はあまり良い終わり方にはならなかった。

歌の中心人物であった重本ことりは終了直前に移籍を発表してソロ活動を開始して自叙伝出版等を行うも2019年に引退を宣言。しかしその後解散後のソロ活動は操られていたような状態だったと告白している。一足先に脱退した玉川桃奈はそのまま引退、日比美思は俳優業、高野洸は舞台俳優として活動しながらエイベックスに残って2019年にソロ歌手デビューを果たして唯一音楽活動を継続している。

大原優乃は在籍時からモデル活動を行っていたが解散後は『ラブベリー』専属モデルの仕事がメインとなるも同誌が2017年で休刊が決定し、2018年年明けから仕事が無くなると危機感を抱くも俳優業、グラビアモデルの二軸での活動を開始。童顔巨乳というスタイルのウケが良かったようで人気グラビアモデルとなり(Dream5時代から胸が大きくなっていたがさらしを巻いて隠していたと後にコメント)、俳優としてもほとんど経験が無い状態からドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』のオーディションに合格。同じく出演していた日比美思と解散後共演を果たした。さらに実写版『ゆるキャン△』のなでしこ役が当たり役となった。2021年に開設したYouTubeチャンネルでは5年ぶりに「ようかい体操第一」を踊ってみたを公開している。

というわけでなんかDreamが改名したのではない別のグループが出てきたのと「ようかい体操第一」ヒットは把握していたが、あっという間に解散してしまったくらいしか把握していなかったが、実写版『ゆるキャン△』なでしこ役で大原優乃を知ったらDream5の最年少メンバーだった…という事で聞いてみた。99年生まれなのでデビュー時の大原優乃は10歳「ようかい体操第一」の時でも15歳(発売時は14歳)。ただ同世代子供向けの曲調やノリを考えると最年少の大原優乃の年齢で正直ギリギリになってきていた感は確かにある。『天才てれびくんMAX』出身だけに当初から同世代以下向けの子供っぽい雰囲気のアイドルポップナンバーが多い。少年1人がいるようにティーンのアイドルとして本格的に大きいお友達向けに振り切っていないので非常に健全に同世代向け以下に特化している感じはする。まあ売上の要になっていたのは結局財力のある大きいお友達ではあったんだろうけど…。もう少し早い段階で「ようかい体操第一」フィーバーに当たっていればもう少し綺麗に発展的解散を迎えられていたかもしれない。長く続けるよりも期間限定のティーングループだったとは思う。

そんなわけで変にかっこつけたり、どぎつい電子音でEDMやらK-POP風味やらにかぶれたりもしない健全な良メロアイドルダンスポップナンバーが並んでいて安定している印象。重本ことり、日比美思のツインボーカルも歌ウマなティーンらしい突き刺さるような元気さで変に大人びたりしていないが逆にそこが魅力であり、10代の輝きをしっかり体現したグループだったと思う。

B00QWY1BKGDVD付  B00QWY5UGWCDのみ 

印象度★★★☆☆

2022.4.14更新

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