Hell Freezes Over

No タイトル Written by 備考
1 Get Over It Don Henley/Glenn Frey 20thシングル 新曲
2 Love Will Keep Us Alive Pete Vale/Jim Capaldi/Paul Carrack 新曲 21stシングル(カット)
3 The Girl from Yesterday Glenn Frey/Jack Tempchin 新曲 22ndシングル(カット)
4 Learn to Be Still Don Henley/Stan Lynch 新曲
5 Tequila Sunrise Don Henley/Glenn Frey 2ndアルバム『Desperado』収録曲 ライブ
6 Hotel California Don Henley/Glenn Frey/Don Felder 5thアルバム『Hotel California』収録曲 ライブ
7 Wasted Time Don Henley/Glenn Frey 5thアルバム『Hotel California』収録曲 ライブ
8 Pretty Maids All in a Row Joe Walsh/Joe Vitale 5thアルバム『Hotel California』収録曲 ライブ
9 I Can't Tell You Why Don Henley/Glenn Frey/Timothy B.Schmit 6thアルバム『The Long Run』収録曲 ライブ
10 New York Minute Don Henley/Danny Kortchmar/Jai Winding Henley Don Henleyソロアルバム『The End of the Innocence』収録曲 ライブ
11 The Last Resort Don Henley/Glenn Frey 5thアルバム『Hotel California』収録曲 ライブ
12 Take It Easy Jackson Browne/Glenn Frey 1stアルバム『Eagles』収録曲 ライブ
13 In the City Joe Walsh/Barry De Vorzon 6thアルバム『The Long Run』収録曲 ライブ
14 Life in the Fast Lane Don Henley/Glenn Frey/Joe Walsh 5thアルバム『Hotel California』収録曲 ライブ
15 Desperado Don Henley/Glenn Frey 2ndアルバム『Desperado』収録曲 ライブ

リリースデータ

1994年11月8日
1994年11月9日(日本盤)
2003年11月21日
2006年1月25日
2007年12月5日
2008年9月3日(SHM-CD)
2009年6月24日(SHM-CD)
2010年9月29日
2011年10月22日(SHM-CD)
2019年3月8日(輸入盤CD/LP)
-
初登場6位
-
-
-
-
-
-
-
-
売上28.6万枚
-
-
-
-
-
-
-
Produced by the Eagles with MCAビクター
ユニバーサル
ユニバーサル
ユニバーサル
ユニバーサル
ユニバーサル
ユニバーサル
ユニバーサル
ユニバーサル
ユニバーサル

メンバー

Guitars,Vocals Don Felder
Guitars,Piano,Keyboards,Vocals Glenn Frey
Drums,Percussion,Vocals Don Henley
Bass,Vocals Timothy B.Schmit
Guitars,Organ,Vocals Joe Walsh
Additional Musicians
Keyboards,Guitar,Vocals John Corey
Percussion,Drums Scott Crago
Keyboards,Vocals Timothy Drury
Percussion Stan Lynch
Keyboards Jay Oliver
Percussion Paulinho Da Costa
Percussion Gary Grimm

Eagles2ndライブアルバム。ベスト盤を除くと1980年の1stライブアルバム『Eagles Live』以来のライブアルバムにして新曲を収録したアルバムとしては79年の『The Long Run』以来。1980年に活動停止となり、1982年に正式に解散していたが、1994年に再結成。「Get Over It」が再結成後初の新曲としてシングルリリースされてから今作が発売された。「Get Over It」含む再結成して制作したスタジオ録音の新曲4曲1994年4月にMTVでのライブ音源11曲を収録。「New York Minute」はバンドの曲ではなくDon Henleyが89年にソロで発表していた楽曲となる。同タイトルの映像作品(当時はVHS)も発売されており、そちらはライブ部分をCD未収録曲も含めた17曲収録している。

日本では現役時代のワーナーではなくMCAビクター(現ユニバーサル)へ移籍しての発売となった。レコード会社が異なるためこれ以前のアルバムと連動しての再発はされずに、独自のタイミングで再発されている。03年に再発されて以降、06年〜11年にかけてほぼ毎年のように再発され続けたが2011年を最後にピタリと停止している。DVD版は2013年、2017年にも再発された。2019年に25周年記念でリマスター盤がCD/LPで発売されたが、日本盤が発売されず輸入盤のみとなった。

再結成は解散時メンバー5名がそのまま集結。これは6thアルバム『The Long Run』、1stライブ盤『Eagles Live』と同じメンバーで、これ以前に脱退した初期メンバーは参加していない。また一時的な再結成ではなく永続的な再結成ではあったが、ライブツアー中心の活動となり、また全く活動していない時期も長く、新曲の発表は以後長らく途絶えた。この間、2000年にDon Felderがバンドに貢献していないとして一方的に解雇されてしまったため、Don Felder在籍時の最終作品となった。

新曲4曲のうち「Get Over It」は当時は無かったアッパーなロックナンバーとなっていて確かに時が進んだというか90年代以降のロックバンド感がある。他の3曲はアコースティックを生かした当時からの変わらぬ雰囲気で比較的イメージ通り。続くライブ音源はMTVライブなので落ち着いた雰囲気。一部エレキも駆使しているが、基本はオリジナルよりもアコースティック色が強く変わっているが円熟味のある演奏や綺麗な録音もあって上質な味わい。現在は各アルバムのリマスターも進んでいるが、当時はまだCD化された程度だったので今作はずば抜けて現代感のある音のいい1作という印象だったんじゃないだろうか。「Hotel California」はだいぶアレンジが変わっていて後期のロック色が強い楽曲は違いが面白いが、「Take It Easy」なんかは正当進化した現代版といった装いで良かった。

B00599UI6I2011年盤  B07MMP3WZ22019年リマスター輸入盤CD  B07MCXWP1M2019年リマスター輸入盤LP

印象度★★★★☆

2020.11.6更新

戻る