Hotel California
No | タイトル | Written by | 備考 | Lead Vocal |
1 | Hotel California | Don Felder/Don Henley/Glenn Frey | 13thシングル(カット) 96年盤 最高40位 売上7.8万枚 |
Don Henley |
2 | New Kid in Town | John David Souther/Don Henley/Glenn Frey | 12thシングル | Glenn Frey |
3 | Life in the Fast Lane 駆け足の人生 |
Joe Walsh/Don Henley/Glenn Frey | 14thシングル(カット) | Don Henley |
4 | Wasted Time 時は流れて |
Don Henley&Glenn Frey | Don Henley | |
5 | Wasted Time(Reprise) 時は流れて(リプライズ) |
Don Henley/Glenn Frey/Jim Ed Norman | ||
6 | Victim of Love 沈黙の日々 |
Don Felder/John David Souther/Don Henley/Glenn Frey | 12thシングルB面 | Don Henley |
7 | Pretty Maids All in a Row お前を夢みて |
Joe Walsh&Joe Vitale | 13thシングルB面(カット) | Joe Walsh |
8 | Try and Love Again 素晴らしい愛をもう一度 |
Randy Meisner | Randy Meisner | |
9 | The Last Resort | Don Henley&Glenn Frey | 14thシングルB面(カット) | Don Henley |
Strings arranged & conducted by Jim Ed Norman(5)
リリースデータ
1976年12月8日 1976年12月21日(日本LP) 1977年1月25日(日本CT) 1988年8月10日(CD) 1997年11月25日(CD) 2002年2月14日(DVD-AUDIO) 2003年5月14日(CD) 2004年10月6日(紙ジャケCD) 2005年12月21日(CD) 2008年12月17日(SHM-CD) 2011年2月23日(紙ジャケSHM-CD) 2011年8月17日(SACDハイブリッド盤) 2013年7月24日 2015年7月22日 2017年11月24日(40周年盤) 2024年8月7日 |
- 最高2位 最高19位 初登場26位 - - 初登場247位 初登場68位 - 初登場165位 初登場221位 初登場102位 - - 初登場19位 |
- 売上42.3万枚 売上2.3万枚 売上4.0万枚 - - 売上0.07万枚 売上0.7万枚 - 売上0.1万枚 売上0.02万枚 売上0.09万枚 - - 売上1.0万枚 |
Produced by Bill Szymczyk | ワーナー |
メンバー
Vocals,Guitar,Keyboards | Glenn Frey |
Vocals,Guitar,Slide Guitar | Don Felder |
Vocals,Bass,Guitarone | Randy Meisner |
Vocals,Drums,Percussion | Don Henley |
Vocals,Guitar,Keyboards | Joe Walsh |
Eagles5thアルバム。ベスト盤『Their Greatest Hits (1971-1975)』から10ヶ月、オリジナルアルバムとしては1年半ぶり。今作からはシングル3枚6曲がシングルカットされている。前作以降Bernie Leadonが脱退、新たにJoe Walshが加入した。ベスト盤『Their Greatest Hits (1971-1975)』が全米歴代1位の売上を記録する空前の大ヒットとなり、さらに期待が高まる中でリリースされ、今作もそこまでは及ばなかったものの全米歴代3位となる大ヒットを記録したとされている。今作リリース後のツアーを経ておよそ1年後にRandy Meisnerが脱退したため最終参加作となった。
今作には日本でも大ヒットを記録した人気作で再発盤のランクインの機会が多く、他の作品にはない再発もいくつかある。2017年には発売40周年盤もリリースされ、デラックス・エディションは未発表ライブを収録したDISC-2、Blu-rayオーディオ化したDISC-3が付属したBOX仕様(輸入盤のみ)、エクスパンデッド・エディションは未発表ライブを収録したDISC-2付属、通常盤は本編のみの3種で発売された。
「Hotel California」は95年にも8センチシングル化されていたが、96年に明石家さんま主演ドラマ『その気になるまで』主題歌に起用されて再度ドラマ主題歌として再発した際には多少のヒットを記録した。
世界的な大ヒット作にして名盤、オリジナルでは最大のヒット作という文字通りの代表作。制作期間は8ヶ月かけているが、この間にはライブもあり、メンバー各自が他のアーティストの作品にゲスト参加するなどしていたので詰めっぱなしで制作されていたわけではなかったようで、むしろプレッシャーもあってスタジオに集結した段階で曲が無く、かつて共作していたJohn David Southerが急きょ呼ばれたともされている。アルバムは高い完成度で評判も売上もすさまじいものとなったが、Bernie Leadonに続いてRandy Meisnerも似たような理由(音楽性がロックに傾いたとか、Glenn FreyとDon Henleyの態度に不満が募っただとか多忙で疲れただとか)で脱退するなど、バンド内のパワーバランスにはけっこう亀裂が入ってきていた模様。また1994年の再結成後、2000年になってDon Felderも脱退したが、この際も同様に2人への不満により脱退したとされる。また後の暴露本では「Hotel California」の作曲はほぼ自分であり、Glenn Freyは主に作詞を担当したとしている。
今作ではよりロック色が強まり、カントリー的な要素はほぼ無くなった。どっしりとしつつも綺麗なコーラスワークやメロディーが冴え渡る評判通りの傑作といった印象。割とリアルタイムで聞いていたらしい父もイーグルスといえば「ホテルカリフォルニア」だと昔から言っていたのでバンド名と作品名だけは随分前から記憶されていた。正直今作だけがずば抜けて素晴らしいとまでは思わなかったものの(これがいいなら他のアルバムもけっこういいんじゃないかっていう)、きしみながらも駆け上がってきたバンドの1つの頂点である事は確かだし、特に「Hotel California」には懐かしいような普遍的なような非常に不思議な魅力を感じる。
2024年盤 40周年エクスパンデッドエディション 40周年盤
印象度★★★★☆
2020.10.16更新