One of These Nights(呪われた夜)
No | タイトル | 作詞作曲 | 備考 | Lead Vocal |
1 | One Of These Nights 呪われた夜 |
D.Henley/G.Frey | 9thシングル | Don Henley |
2 | Too Many Hands | R.Meisner/D.Felder | 10thシングルB面(カット) | Randy Meisner |
3 | Holywood Waltz | B.Leadon/T.Leadon/ D.Henley/G.Frey |
Don Henley | |
4 | Journey of the Sorcerer 魔術師の旅 |
B.Leadon | Instrumental | |
5 | Lyin' Eyes いつわりの瞳 |
D.Henley/G.Frey | 10thシングル(カット) | Glenn Frey |
6 | Take It to the Limit | R.Meisner/D.Henley/G.Frey | 11thシングル(カット) | Randy Meisner |
7 | Visions | D.Felder/D.Henley | 9thシングルB面 | Don Felder |
8 | After the Thrill Is Gone | D.Henley/G.Frey | 11thシングルB面(カット) | Glenn Frey&Don Henley |
9 | I Wish You Peace 安らぎによせて |
P.Davis/B.Leadon | Bernie Leadon |
Strings Arranged & Conducted by Jim Ed Norman
リリースデータ
1975年6月10日 1975年8月25日(日本LP) 1988年8月10日(CD) 1997年11月25日(CD) 2003年5月14日(CD) 2004年10月6日(紙ジャケCD) 2005年12月21日(CD) 2009年8月26日(SHM-CD) 2011年2月23日(紙ジャケSHM-CD) 2013年7月24日 2015年7月22日 2024年8月7日 |
- 最高28位 初登場98位 - - 初登場103位 - - - - - |
- 売上5.8万枚 売上0.3万枚 - - 売上0.3万枚 - - - - - |
Produced by Bill Szymczyk | ワーナー |
メンバー
Vocals,Guitar&Keyboards | Glenn Frey |
Vocals,Guitar,Banjo,Mandolin&Steel | Bernie Leadon |
Vocals,Guitar&Slide Guitar | Don Felder |
Vocals&Bass Guitar | Randy Meisner |
Vocals,Drums&Percussion | Don Henley |
Eagles4thアルバム。邦題は『呪われた夜』。前作から1年3ヶ月ぶり。5月に先行シングル「One Of These Nights」(B面「Visions」)が発売され、年内に2作4曲がシングルカットされた。前作途中で起用されたBill Szymczykを引き続きプロデューサーに迎え、前作途中で加入したDon Felderは今作では曲作り、リードボーカルも担当している。今作では外部ミュージシャンの楽曲が無くなり、基本的にメンバーによる自作となった(一部共作で外部作家の関与はある)。またGlenn FreyとDon Henleyが中心的となっていき、音楽性もロック志向に傾いてく中でカントリー志向だったBernie Leadonは徐々に方向性が合わなくなってきてメンバーとの衝突も増え、今作リリース後のツアーまで参加した後、12月に脱退した。
「One Of These Nights」はビルボード1位を記録し、今作も初の1位を記録、シングルカットの「Lyin' Eyes」は2位、「Take It to the Limit」は4位と全て大ヒットを記録した。
よりロック志向を強め、全米でも本格的に大ブレイク。これまでも良かったが今作や次回作辺りが人気面でもトップ級になっているようでそれもうなずける充実作。バンド内のパワーバランスが大きく変わってきてデビュー時メンバーが全員揃っている最後のアルバムとなったので、バンドの結束にはやや綻びが生じつつもあったようだ。Bernie Leadonの単独クレジットの「Journey of the Sorcerer」はインストでライナーには他のメンバーは気に入らなかった曲だと書かれている始末で、「I Wish You Peace」は外部の人と共作だがこれは当時付き合っていた恋人らしい。「Holywood Waltz」は4人共作ながらトップクレジットはBernie LeadonなのにDon Henleyにリードボーカルを持っていかれてしまっている…など不満を抱えていそうな様子は伺えるが「Journey of the Sorcerer」はアルバム中盤、「I Wish You Peace」はアルバムの締めにして結果的にラストボーカルナンバーとなるなど配置はけっこういいところに置かれていると思う。
印象度★★★★☆
2020.9.25更新