On the Border
No | タイトル | 作詞作曲 | 備考 | Lead Vocal |
1 | Already Gone 過ぎた事 |
J.Tempchin/R.Strandlund | 6thシングル(カット) | Glenn Frey |
2 | You Never Cry Like a Lover 恋人みたいに泣かないで |
J.D.Souther/D.Henley | Don Henley | |
3 | Midnight Flyer | P.Craft | Randy Meisner | |
4 | My Man | B.Leadon | Bernie Leadon | |
5 | On the Border | Henley/Leadon/Frey | Don Henley,T.N.T.S | |
6 | James Dean | J.Browne/G.Frey/J.D.Souther/D.Henley | 7thシングル(カット) | Glenn Frey |
7 | OL'55 懐かしき'55年 |
T.Waits | 8thシングルB面(カット) Tom Waitsのカバー | Glenn Frey&Don Henley |
8 | Is It True? | R.Meisner | 6thシングルB面(カット) | Randy Meisner |
9 | Good Day in Hell 地獄の良き日 |
D.Henley/G.Frey | 7thシングルB面(カット) | Glenn Frey&Don Henley |
10 | The Best of My Love 我が愛の至上 |
Henley/Frey/J.D.Souther | 8thシングル(カット) | Don Henley |
リリースデータ
1974年3月22日 1988年8月10日(CD) 1997年11月25日(CD) 2003年5月14日(CD) 2004年10月6日(紙ジャケCD) 2005年12月21日(CD) 2008年12月17日(SHM-CD) 2011年2月23日(紙ジャケSHM-CD) 2013年7月24日 2015年7月22日 2024年8月7日 |
- - - - 初登場126位 - - - - - |
- - - - 売上0.2万枚 - - - - - |
Produced & Engineered by Bill Szymczyk Produced & Engineered by Glyn Johns(2,10) |
ワーナー |
メンバー
Vocal,Guitar,Piano | Glenn Frey |
Vocal,Drums | Don Henley |
Vocal,Guitar,Banjo,Steel Guitar | Bernie Leadon |
Vocal,Bass | Randy Meisner |
Late Arraival | |
Electric Guitar | Don Felder |
Eagles3rdアルバム。前作から11ヶ月ぶり。間にシングル発売は無く、全曲新曲でリリースされたが、後に3枚6曲がシングルカットされた。当初は前2作に引き続きGlyn Johnsプロデュースで制作が開始されたがロック志向を強めたいメンバーとカントリーロック、バラード路線を磨こうとするGlyn Johnsとの間に溝が生じ、6週間のロンドンレコーディングで「You Never Cry Like a Lover」「The Best of My Love」の2曲しか完成しなかった。以後新たにBill Szymczykをプロデューサーに迎え、Bill Szymczykの勧めでもう1人ギターを加える事になりDon Felderがレコーディングに参加。まずは「Already Gone」のギターのオーバーダビングのために呼ばれ、続けて「Good Day in Hell」でスライドギターを弾いたところ、翌日にメンバーとして正式加入する事が決定したとされる。このため、Don Felderのクレジットは途中加入を示す"Late Arraival"の表記をつけてメンバー表記されている。
メンバーの意向とは裏腹にシングルカットされた「Already Gone」は32位、「James Dean」は77位と振るわなかったが、最後にシングルカットされたGlyn Johnsプロデュースのカントリーバラード路線の「Best of My Love」は初の1位を獲得する大ヒットを記録した。今作自体も最高17位を記録し、前2作を上回るヒットを記録した。
プロデューサー交代劇もあった今作だがよりロック色が強くなったものの、別にカントリー路線をやりたくなかったわけではないようで、アコースティックなカントリー路線の曲もありバランスは良い。2曲しか完成しなかったGlyn Johns体制での1曲「Best of My Love」がシングルカットしたら大ヒットになった辺りからもGlyn Johnsの示した方向性も別に間違ってはいなかったと思われ、実際これもいい曲だし、メンバーが志向したロック路線も今でも色あせない普遍的な良さがあると思う。過渡期的な1作ではあるがこれを経ての『Hotel California』の大成功であるのも間違いないと思う。
印象度★★★★☆
2020.9.18更新