MASTERPIECE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 我が祈り | 宮本浩次 | 宮本浩次 | 宮本浩次 | |
2 | Darling | 宮本浩次 | 宮本浩次 | 宮本浩次 | |
3 | 大地のシンフォニー | 宮本浩次 | 宮本浩次 | YANAGIMAN、宮本浩次 | 43rdシングル 最高14位 売上0.7万枚 |
4 | 東京からまんまで宇宙 | 宮本浩次 | 宮本浩次 | 宮本浩次、蔦谷好位置 | 42ndシングル両A面曲 |
5 | 約束 | 宮本浩次 | 宮本浩次 | YANAGIMAN、宮本浩次 | 43rdシングル両A面曲 |
6 | ココロをノックしてくれ | 宮本浩次 | 宮本浩次 | YANAGIMAN、宮本浩次 | |
7 | 穴があったら入いりたい | 宮本浩次 | 宮本浩次 | 宮本浩次 | |
8 | 七色の虹の橋 | 宮本浩次 | 宮本浩次 | 宮本浩次 | |
9 | ワインディングロード | 宮本浩次 | 宮本浩次 | 宮本浩次、蔦谷好位置 | 42ndシングル 最高18位 売上0.8万枚 |
10 | 世界伝統のマスター馬鹿 | 宮本浩次 | 宮本浩次 | 宮本浩次 | |
11 | 飛べない俺 | 宮本浩次 | 宮本浩次 | 蔦谷好位置、宮本浩次 |
リリースデータ
2012年5月30日 | 初登場9位 | 初動1.1万枚、売上1.4万枚 | ユニバーサル |
メンバー
Vocal,Guitar,Bass,Drums,Programming,Organ&Keyboards | 宮本浩次 |
Guitar | 石森敏行 |
Bass | 高緑成治 |
Drums | 冨永義之 |
エレファントカシマシ21stアルバム。1年半ぶり。前作以降1年開いて、11年11月以降にリリースされたシングル2作から全4曲全てが収録されている。初回盤はシングル4曲のPVと「穴があったら入いりたい」のPVを収録したDVD付。今回バンド名義の編曲&プロデュースが無く、全曲が宮本と共同アレンジャーの名義になっている。前作でも数曲で単独名義の曲はあったが、アルバム全曲となるとブレイクしたポニーキャニオン時代〜00年頃以来となる。
1曲目がやたら激しいのでついにそういう方向に振り切ったのかと思いきや、今作の中で圧倒的に激しいのが1曲目だっただけで、わりと穏やかな曲やポップな曲もある。前作辺りで兆候はあったが、移籍直後ほどの分かりやすさは無くなってきている一方で、メロディーよりも叫び倒す方向のロックに振り切る事も無い。正直イマイチどういう方向性なのか言い表せないアルバムである。限界越えのキーでひたすらに高音をひねり出すような曲もあるし、かといって「穴があったら入いりたい」は中毒性の高いポップソングだし。地味だと思っていたシングル楽曲もこの流れだと名曲に聞こえるし(特に「ワインディングロード」)。また今回宮本のクレジットが凄い事になっており、特に1,2曲目はAll Instrumetnsとなっていたり、「ワインディングロード」ではベース単独でクレジットされていたり、そもそも久々に編曲プロデュースからバンドが外れるなど、メンバー3人があまり深く関わって無さそうな感じもするが、サウンドはバンドそのものである。そんなわけでこのアルバム、正直どういったアルバムなのかよく分からない。個人的には『STARTNG OVER』や『昇れる太陽』辺りの「分かりやい」方向性の作品の方が好きであり、そこまでの極上メロディーは無いように感じた。だが今作はタイトルを「MASTERPIECE」としただけあって、エレファントカシマシ(というより宮本か?)の集大成のような空気も確かにある。どのエレファントカシマシも好きなファンにとってはまさにマスターピースなのかもしれない。そして「七色の虹の橋」にある「誰の人生だってMasterpieceさ」というフレーズ、これこそが今作のテーマなんだろうなと思う。
印象度★★★★☆