ACOUSTIC:LATTE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 原曲 |
1 | FOREVER YOURS | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 中村"Nam-Nam"康就 | 9thシングル |
2 | water(s) | 持田香織 | 早川大地 | 中村"Nam-Nam"康就 | 6thアルバム『commonplace』収録曲 |
3 | nostalgia | 持田香織 | 菊池一仁 | 棚橋"UNA"信仁(Basic) 中村"Nam-Nam"康就(Additional) |
22ndシングル『UNTITLED 4 ballads』4曲目 |
4 | 愛のカケラ | 持田香織 | 多胡邦夫 | 伊藤一朗、加藤薫 | 16thシングル |
5 | Time goes by | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 棚橋"UNA"信仁(Basic) 中村"Nam-Nam"康就(Additional) |
8thシングル |
6 | ささやかな祈り | 持田香織 | 多胡邦夫 | 林"Massy"真史 | 21stシングル |
7 | しあわせの風景 | 持田香織 | 菊池一仁 | 伊藤一朗 | 25thシングル『また あした』3曲目 |
8 | fragile | 持田香織 | 菊池一仁 | 棚橋"UNA"信仁(Basic) 中村"Nam-Nam"康就(Additional) |
17thシングル |
9 | 鮮やかなもの | 持田香織 | 多胡邦夫 | 棚橋"UNA"信仁(Basic) 中村"Nam-Nam"康就(Additional) |
4thアルバム『4 FORCE』収録曲 |
10 | NECESSARY | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 中村"Nam-Nam"康就 | 10thシングル |
11 | 愛の謳 | 持田香織 | 多胡邦夫 | 林"Massy"真史 | 22ndシングル『UNTITLED 4 ballads』2曲目 |
12 | Over and Over | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 林"Massy"真史 | 11thシングル |
リリースデータ
2005年2月16日 | 初登場1位 | 売上13.7万枚 | avex trax |
メンバー
All Vocals | 持田香織 |
All Guitar | 伊藤一朗 |
Every Little Thingアコースティックセルフカバーアルバム。前作以降04年12月に「恋文/good night」がリリースされていたが未収録。既存の曲をアコースティックアレンジでセルフカバーした12曲を収録。全曲当時のライブサポートメンバーを中心とした固定のバンドメンバーで録音されている。伊藤にAll Guitarと表記されているが曲ごとのクレジットではギターは伊藤一朗と加藤薫が2人で担当、ベースは山田サトシ、キーボードは林真史、中村康就、ドラム&パーカッションは山口鷹。初回盤はレコーディング模様、インタビュー、後に発売された最新のツアーライブ映像のダイジェストを収録したDVD付。前年秋にCCCDが弾力化されたため、通常CDでの発売となったがレンタル用にはCCCDで出回った。
ギター+α程度のアコースティックコーナーみたいなアレンジでは無く(そういうのもあるけど)、基本はベース、ドラムやストリングスなども導入した生音バンドスタイルになっている(ギターはアコースティックやガットギターがメインだけど若干エレキも使用)。2人になって以降はバンド的なアプローチの曲が増えたものの、ここまで全面的に生音で制作したアルバムは初。シンセや打ち込みメインだった楽曲がバンドスタイルに変更されているだけでもかなりの変貌っぷりでなかなか面白く、イントロだけでは全く分からない曲も多い。軽快な生音バンドスタイルから、シンプルなアコースティックアレンジ、時にはちょっとジャズ的なオシャレさも醸し出してみたりと、アコースティックと聞いてイメージするよりもアプローチは多彩だ。
ただボーカルコンディションは正直あまり良くない。というか危なっかしい。今作は過去の代表曲を今のボーカルスタイルに合わせてリメイクしたアルバムなのかと思っていたけど、どうもそういうわけではなく、むしろ休むべきタイミングだったのに年1のアルバムリリースペースを守るために企画されただけだったと思われる。今作においての持田のボーカルは全体に声がかすれ気味。アレンジが違うからとはいえ比較的新しい曲でも随分歌い方変わってるし、高音部分も前作までより明らかに苦しげ。もう「歌い方を変えました」では通用せず、聞いた大半のリスナーに心配と不安の感情を芽生えさせるような状態になっている。それだけにもう少しコンディションが快方に向かった数年後以降に今作が制作されていればなとは思った。
印象度★★★☆☆
2015.9.21執筆