Every Ballad Songs
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Over and Over | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 11thシングル 最高4位 売上31.5万枚 |
2 | Time goes by | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 8thシングル 最高2位 売上115.0万枚 |
3 | 愛のカケラ | 持田香織 | 多胡邦夫 | 伊藤一朗、桑島幻矢 | 16thシングル 最高2位 売上20.6万枚 |
4 | 鮮やかなもの | 持田香織 | 多胡邦夫 | 桑島幻矢、伊藤一朗 | 4thアルバム『4 FORCE』収録曲 |
5 | 今でも…あなたが好きだから | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 2ndアルバム『Time to Destination』収録曲 奥菜恵への提供曲 カバー |
6 | 二人で時代を変えてみたい | 永岡昌憲 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 1stアルバム『everlasting』収録曲 Re-mix |
7 | I'll get over you | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 1stアルバム『everlasting』収録曲 Re-mix |
8 | fragile | 持田香織 | 菊池一仁 | 伊藤一朗、桑島幻矢、菊池一仁 | 17thシングル 最高1位 売上83.4万枚 |
9 | The One Thing | Every Little Thing | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 15thシングルC/W(カット) |
10 | One | 持田香織 | D・A・I | 桑島幻矢、伊藤一朗 | 4thアルバム『4 FORCE』収録曲 |
11 | sure | 持田香織 | Every Little Thing | Every Little Thing | 14thシングル 最高3位 売上25.1万枚 |
12 | All along | 持田香織& 五十嵐充 |
五十嵐充 | 五十嵐充 | 2ndアルバム『Time to Destination』収録曲 |
Strings Arrangement:Jerremy Labbock(1)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Silent Night | Joseph Mohr | Franz Xaver Gruber | Takao Sugiyama,Kaoru Kato,伊藤一朗 | クリスマススタンダードカバー |
2 | White Christmas | Irving Berlin | Irving Berlin | Takao Sugiyama,Kaoru Kato,伊藤一朗 | クリスマススタンダードカバー |
リリースデータ
2001年12月5日 | 初登場2位 | 売上49.9万枚 | avex trax |
メンバー
Vocal | 持田香織 |
Guitar | 伊藤一朗 |
Every Little Thing1stバラードベストアルバム。通算2ndベストアルバム。『4 FORCE』から8ヶ月でリリースされた。間にリリースされていたのはシングル「jump」のみでバラードではないので未収録。これまでリリースした楽曲からバラード系の楽曲が選曲されている。「二人で時代を変えてみたい」「I'll get over you」の2曲はRe-mixという表記がされている。マスタリングの表記もあるのでリマスターもされているものと思われる。シングルバージョンの「The One Thing」と「sure」はアルバム初収録。ドリカムの新作とマイラバのベスト盤に阻まれての2週連続2位で50万近い売上を記録したものの当時としては最低売上を大幅更新する事態となった(基本下がっていく一方だが次のオリジナルは今作を上回っている)。クリスマス商戦向けのリリースだったこともあり、初回盤にはクリスマススタンダード曲のカバー2曲を収録したボーナスCD(8センチCD)『Every Merry Christmas 2001』が付属する。この8センチCDのプロデュースはEvery Little Thing名義。
同年に出た4thアルバムから早くも4曲も収録した事といい、まあ普通に考えてレコード会社主導のクリスマス商戦向けのベスト盤といった趣き。持田が作曲し、ロックな曲調で歌い方も変えた「jump」が当時としてはあまりにイメージの圏外すぎてイマイチ売れなかった上に賛否両論を巻き起こしてしまったので(個人的には今でも好きな曲だが)、とりあえず「Time goes by」と同年の「fragile」のヒットからくるバラードイメージを改めて強調してアレ(jump)の衝撃をさっさと上書きしようという会社側の意図と、単純にベスト盤ブームが終わってすぐに次のベストが出せないけどCDの売上激減してきて少しでも売れる作品が出したいのでバラードベストに走るという当時の流行に乗ったようなアルバムだ。またELTの場合、今作以降オリジナルアルバムを年1では出さなくなるものの、年1でのアルバムリリースが絶対的な契約事項らしく、オリジナルとベスト/企画盤を1年ごとに交互にリリースしていく事となる。
これ以降やたらとシングルでバラードが連発されるようになるが、正直この時点ではバラードベストを出せるほどバラード曲があったわけではない。シングルだけで半分以上になるとか人気バラードを選曲したというよりは、バラード曲を片っ端からかき集めてきたといった内容。なので、なんであのバラードが入ってないんだ!みたいなことが無い。さすがに明確にアップテンポな曲は無いが、バラードというよりはせいぜいミディアム系ではないかというような曲もチラホラ…。ただこのおかげで延々スローな曲が続く事にはならずに割とメリハリがあって退屈しない構成にもなっている。また二大ヒット曲となった「Time goes by」と「fragile」が一気に聞けるアルバムが09年まで無かったので、これらを入口にしてELTを聞き始めようとする後追いのリスナーにとっては割と最適な1作になっていたのかもしれない。
印象度★★★☆☆