everlasting
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Future World | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 2ndシングル 最高20位 売上11.0万枚 |
2 | Feel My Heart(Album Mix) | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 1stシングル 最高24位 売上12.9万枚 |
3 | Here and everywhere | 持田香織 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | |
4 | Season(Album Mix) | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 2ndシングルC/W |
5 | 二人で時代を変えてみたい | 永岡昌憲 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | |
6 | たとえ遠く離れてても... | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | |
7 | micro stress | 伊藤一朗 | 五十嵐充 | Instrumental | |
8 | Dear My Friend(Album Mix) | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 3rdシングル 最高9位 売上48.9万枚 |
9 | Looking Back On Your Love | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | |
10 | Never Stop! | 持田香織 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 6thシングル両A面曲(カット) |
11 | I'll get over you | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | |
12 | Double Moon | 伊藤一朗 | 五十嵐充 | Instrumental |
リリースデータ
1997年4月9日 2012年3月21日(廉価再発) |
初登場1位 | 売上192.2万枚 | Produced by 五十嵐充 | avex trax |
メンバー
Vocal | 持田香織 |
Keyboard&Programing | 五十嵐充 |
Guitar | 伊藤一朗 |
Every Little Thing1stアルバム。96年8月デビュー。3作のシングルを収録。1st、3rdのC/WはリミックスでC/W曲がオリジナル曲だったのは2ndのみだったため、シングル3枚に収録された4曲は全て収録された。このうち3曲がAlbum Mixとなっている。「Never Stop!」は10月のシングル「Shapes Of Love/Never Stop!」としてリアレンジされてシングルカットされた(ジャケット表記上は両A面だったがチャートにおける表記は無く、PVも無いなど当時はA面扱いされていなかった)。「Dear My Friend」で一気にブレイクしていたタイミングだったため、初動だけで50万枚を突破し2週連続1位を獲得。4週でミリオンを突破し、最終的に200万枚に迫る大ヒットを記録した。初回盤は分厚いスリーブケース仕様でカレンダー封入となっている。2012年にはエイベックス25周年を記念した過去のヒットアルバムを一斉廉価再発する「マスターピース」シリーズの1作としてリリースされた。ELTの場合は1st〜4thまでの4枚が選ばれている。
当時としては最先端のシンセサウンドが炸裂する超絶なまでにドキャッチーな楽曲群と歌いこみすぎない持田の透明感溢れるボーカルが乗っかり、歌詞もなんとなく若者の日常を切り取ったような清涼飲料水のような売れ線ど真ん中の王道アルバム。後のday after tomorrow、girl next door(五十嵐充はいずれにも関与)の売り出しではひたすら「エイベックス王道」というのが強調されたが、その王道がまさに今作(と次回作)である。この年辺りから小室哲哉のプロデュースでは難解なものが増えていくが、そんな中でELTは徹底的に売れ線であり、マニアックさや実験性は無い。ひたすら王道ゆえに飽きやすいというのもあるにはあるけどシングル3曲を聞いていいと思ったリスナーが聞いてそのままいいなと思える王道キャッチーな楽曲がひたすら連発される。基本はアップテンポが多いけど、既に「Time goes by」へ繋がるようなバラード曲も入っているし、1stにして既に3人時代のELTの要素はほぼ全部入っている王道全開な良作。
今作ではブックレットでもボーカル持田を徹底的に前面に出していて、持田のソロ写真ばかり。たまにバックに2人オッサンがいる…程度の扱い。ほぼ全面的に五十嵐が作り上げた世界観に持田のボーカルを当てはめる感じになっていて、実際持田は当時高級カラオケ状態で特に何も考えず指示通りに歌っているだけだったとも語っている。すっきりとした味わいなのは五十嵐の指示により余計な感情を入れず、変な力みも無くひたすらスーッと歌っているからなのかもしれない。ただせっかく3人組でデビューした以上はもう少しELTは3人組ですよ感を出しておきたかったのか、楽曲制作面においては早速持田が2曲作詞で参加、面白キャラ開眼/発見前で明らかに人数合わせで呼ばれたとしか思えないくらい(実際に会社側からドリカム(当時)やglobeと同じ3人組編成で行こうとなったので五十嵐の知人だった伊藤に白羽の矢が立ったらしい)窓際感全開だったギタリスト伊藤にも短いインスト2作で出番を与えるなど作ってるのが自分1人だけという印象にはならないようにバランス取っている辺りにはプロデューサー五十嵐充の真面目さも伺える。
印象度★★★★☆