Time to Destination
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | For the moment | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 4thシングル 最高1位 売上68.8万枚 |
2 | 今でも…あなたが好きだから | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 奥菜恵への提供曲 カバー |
3 | Face the change《Album Mix》 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 7thシングル 最高1位 売上63.4万枚 |
4 | Old Dreams《Instrumental》 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | Instrumental | |
5 | モノクローム | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | |
6 | All along | 持田香織& 五十嵐充 |
五十嵐充 | 五十嵐充 | |
7 | Hometown | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | |
8 | 出逢った頃のように | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 5thシングル 最高3位 売上60.3万枚 |
9 | Shapes Of Love | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 6thシングル 最高3位 売上52.6万枚 |
10 | True colors | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | |
11 | Time goes by《Orchestra Version》 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 五十嵐充 | 8thシングル 最高2位 売上115.0万枚 |
Strings arranged by Jerremy Labbock(11)
リリースデータ
1998年4月15日 2012年3月21日(廉価再発) |
初登場1位 | 売上352.0万枚 | Produced by 五十嵐充 | avex trax |
メンバー
Vocal | 持田香織 |
Keyboard&Programing | 五十嵐充 |
Guitar | 伊藤一朗 |
Every Little Thing2ndアルバム。前作から1年ぶり。ハイペースでリリースされ続けたシングル5曲と五十嵐が奥菜恵へ提供していた「今でも…あなたが好きだから」のカバーを収録。「Face the change」はAlbum Mix、「Time goes by」は新たにオーケストラアレンジを施した別バージョンで収録されている。前作以降のシングルが連続ヒットし、「Time goes by」はミリオンヒットと1つ抜けて大ヒットした。その勢いの中でリリースされ、初動だけで156万枚を記録。2週連続で1位を獲得し、2週で200万枚も突破。最終的は350万枚を突破(当時は100位集計)する空前の大ヒットとなり、同年にB'zのベスト2作も今作以上のヒットを記録していたため98年の年間チャートでは3位だったものの、その時点では歴代アルバム売上5位(ベスト除くと2位)となった。その後は宇多田ヒカル3作と浜崎あゆみ、倉木麻衣に抜かれたが、02年に宇多田ヒカル『DEEP RIVER』に抜かれてかた2014年までは歴代10位の座をキープし続けた。しかし毎年売れ続けていたサザンオールスターズの『海のYeah!!』がじわじわと追い上げ続けた結果ついに2015年1月に追い抜かれ、現在は歴代アルバム売上11位(ベスト除くと6位)となる。2012年にはエイベックス25周年を記念した過去のヒットアルバムを一斉廉価再発する「マスターピース」シリーズの1作としてリリースされた。ELTの場合は1st〜4thまでの4枚が選ばれている。
今作ではシンセの使い方がやや落ち着いて、ZARD寄りの雰囲気に少し変化。多感な中学2年生だからそうだったのであって、年上の世代にはみんな同じに聞こえていたのかもしれないけど当時これだけの同程度の規模の連続ヒットの中で、手に取ってはいなくとも意外と区別はついていて曲がごっちゃになる事は無かったように記憶している。そんな中で初のバラードシングル「Time goes by」は特に強い印象を残した。今作では無駄に派手なオーケストラバージョンになってしまい少々イマイチだけど、アルバム全体はシングルの多さもあって勢いで一気に聞ける。アルバム曲もどれもいいんだけど、最早シングルの隙間を埋める最良の役割を果たしているといった感じで聞き終えるといつもあまり覚えていない。当時はヒットシングル大量収録というのが最大の魅力にして最大のヒット要因だったので、後追いでアルバム曲目当てだったりすると期待通り以上のものはあまりないし、1枚のアルバムとしても正直そこまで凄い作品ではないと思う。それでもベスト盤で聞くよりもこの時期の勢いのすさまじさは記録されているとは思うし、こんだけ売れただけあって90年代後半を象徴する1作としては大きな価値がある。
今作では前作のような楽曲制作面でのバランス取りは行っておらず全曲を五十嵐が単独担当。かろうじて1曲だけ共作詞で持田が参加しただけ。五十嵐の創作ペースがノリノリだったというより、持田に作詞を任せたり、伊藤のギターインストを入れたりのバランス取りを考える余裕すら無くなっていたと考える方が自然かも。
印象度★★★★☆