FB BEST ETERNAL TRAX

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 愛よりも激しく、誰よりも愛しく 松崎麻矢 t-kimura t-kimura 1stシングル 最高41位 売上4.9万枚
2 Active,my dream 松崎麻矢 t-kimura t-kimura 2ndシングル 最高30位 売上4.8万枚
3 SHAKE ME UP! 松崎麻矢 t-kimura t-kimura 3rdシングル 最高38位 売上2.8万枚
4 Movin' oN 松崎麻矢 t-kimura t-kimura 4thシングル 最高30位 売上4.0万枚
5 Change by me 松崎麻矢 t-kimura t-kimura 5thシングル 最高28位 売上2.9万枚
6 true gate 松崎麻矢 t-kimura t-kimura,日高智 6thシングル 最高29位 売上3.8万枚
7 さよならより永遠の中で 松崎麻矢 t-kimura t-kimura 7thシングル 最高29位 売上2.3万枚
8 Missing place 松崎麻矢 t-kimura t-kimura 8thシングル 最高30位 売上2.0万枚
9 close my love 松崎麻矢 t-kimura t-kimura 9thシングル 最高34位 売上1.4万枚
10 Let me go! 松崎麻矢 t-kimura t-kimura,
Achilles Damigos
10thシングル 最高43位 売上0.9万枚
11 truth of love 松崎麻矢 t-kimura t-kimura 11thシングル 最高37位 売上1.4万枚
12 PRIDE〜close to you〜 松崎麻矢 t-kimura t-kimura 12thシングル 最高43位 売上1.0万枚
13 solitude 松崎麻矢 t-kimura 崩場将夫 13thシングル 最高45位 売上1.2万枚
14 next days→ 松崎麻矢 t-kimura t-kimura 14thシングル 最高46位 売上0.7万枚
15 sometime,somewhere〜Snowball fallin' on my head〜 松崎麻矢 t-kimura 日高智 15thシングル(リメイク) 最高57位 売上0.4万枚
1stアルバム『DREAM & MEMORIES』収録曲「Snowball fallin' on my head」の別バージョン

 

初回限定8pCD
No タイトル 備考
1 FB SPECIAL MEGA-MIX 全シングル15曲のリミックスメドレー

リリースデータ

2000年2月2日 初登場3位 売上13.1万枚 Produced by t-kimura avex trax

メンバー

produce,keyboards & guitar 木村貴志
all vocals 松崎麻矢

Favorite Blueベストアルバム。1996年6月デビュー。ここまでの全シングル15枚をリリース順に収録。3rdアルバム『solitude』以降にリリースされていた「next days→」はアルバム初収録。「Movin' oN」「Let me go!」「sometime,somewhere〜Snowball fallin' on my head〜」はシングルバージョンでアルバム初収録となる。初回盤は8pCD『FB SPECIAL MEGA-MIX』付属。スリーブケース仕様。

VHSでの前作の続編クリップ集『FB visual trax U』、DVDで全てをまとめたクリップ集『FB BEST 〜eternal pictures〜』が同時発売。今作を最後にリリースが停止し、木村はt-kimura名義で並行して活動していたmove(1997年デビュー)の活動は継続、2002年4月にmoveの公式サイトにてFavorite Blue木村貴志としてFavorite Blueの活動終了を正式に発表したとされる。

特に前半の頃は数週粘る推移を見せて2週目以降に最高位を記録する事もあったがシングルでは突出しての大きなヒットは無く、30位前後〜40位台で全て固まっている。売上もほぼ右肩下がりだった。オリジナルアルバム3作、リミックス1作のうち1st,2ndアルバムでは1位を獲得するなど一転してアルバムでは強さを見せており、特に1stアルバムは初登場3位から5位→1位と浮上しての1位で最終的に30万枚に迫る売上、2ndは初登場1位で累計25万枚を記録していた。シングルが後半で一段落としていたように3rdアルバムでは5位15万程度に落ち着き、今作は順位こそ3位だったがオリジナルアルバム3作を全て下回る売上となった(リミックスアルバムはこの半分程度)。

Every Little Thingの後に似たようなのが出てきていた中の1組としてFavorite Blueは名前だけは知っていたんだけど、曲は1曲も知らなかった。ビーイングのPAMELAHはアニメタイアップでかろうじて1曲知っていたんだけど、Favorite Blueはアルバムでの1位はあるもののPAMELAHよりもシングルヒットが皆無で(アルバムはこっちのが売れてる)、最高でも30位前後で数万枚程度となるとさすがに当時毎週見ていた『CDTV』でも記憶に残っていなかった。そんなきっかけの無さもあってとりあえず聞いてみるまでにも随分時間がかかり、実に20年以上経過して初めて聞いてみた。

moveでのt-kimuraはもう少し攻めたクラブ寄りのサウンドで一定のヒットを出していて2000年代のヒットシーンに対応していた印象があるが(ちゃんとは聞いていない)、こちらはもっと歌謡寄りのスッキリとしたサウンドとメロディーを聞かせていててストレートな90年代後半のJ-POPといったイメージ。五十嵐時代のEvery Little Thingの薄味版といったところはあり、キーボードが強くてギターが退いた感じではあり、引っ掛かりや特徴も弱めではあるが聞きやすい。序盤はフィンフィン鳴るシンセに古さを感じてしまうところもあったが、中盤は随分と爽やかポップスになり、若干ZARDに接近する。Every Little Thing五十嵐充もビーイングが好きでZARDを好んで聞いていたと後年になってギターの伊藤一朗が証言していたが、t-kimuraもZARDへの憧れの証とまで語りギターサポートにZARDのレコーディングでギターをよく弾いていた鈴木英俊を起用していたと語っていた。初期はシンセ強すぎてあまり要素を感じないし、後半また少し離れてくる感じいかにもZARDっぽいというのは中盤頃に限られるような気もしたが…。

総じて爽やかで聞きやすい90年代半ば以降、エイベックス以降のJ-POP売れ線といった感じで好印象ではあるんだけど、横一線すぎてここがピークだったという部分が全くないまま15曲過ぎてく。これだという1曲が無く、突出したヒットシングルが出なかったのにそこそこの需要はあってまとまったアルバムになると売れたというのは確かに分かるかも…。

B000054A2N

印象度★★★☆☆

2024.6.25更新

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