DARIA BEST

No	タイトル	作詞	作曲	備考
1	有酸素運動	DARIA	DARIA	18thアルバム『月刊F・S・B第12号〜BE BOP CAFE〜』収録曲 12thシングル(カット)　100位圏外
2	未来はきっと眩しいワ	F.S.B.	F.S.B.	6thアルバム『luv.com』収録曲
3	夏の匂い	DARIA,FUYUK,OHASHI	DARIA,FUYUK,OHASHI	6thアルバム『luv.com』収録曲
4	WATER BIRD〜RETURN OF W.B	DARIA,FUYUKI	DARIA,FUYUKI	ミニアルバム『Funky Side Business』収録曲
5	顔で笑って心で泣け	DARIA,FUYUKI	DARIA,FUYUKI	3rdアルバム『ENDORPHINE』収録曲
6	ハマッテシマッタ	DARIA,FUYUKI	DARIA,FUYUKI	3rdアルバム『ENDORPHINE』収録曲
7	スライムになりたい	DARIA,FUYUKI	DARIA,FUYUKI	3rdアルバム『ENDORPHINE』収録曲
8	大好きQUEEN	DARIA,FUYUKI	DARIA,FUYUKI	3rdアルバム『ENDORPHINE』収録曲
9	F.S.B.	DARIA,FUYUKI	DARIA,FUYUKI	4thアルバム『IN TRANCE』収録曲
10	バリバリ最強NO.1	DARIA,FUYUKI	DARIA,FUYUKI	7thシングル　最高35位　売上10.4万枚
11	オタンコナス	DARIA,FUYUKI	DARIA,FUYUKI	5thシングル　100位圏外
12	夢たちのシンフォニー	DARIA,FUYUKI	DARIA,FUYUKI	6thアルバム『luv.com』収録曲
13	我は愚かなり主よ救いたまえ	DARIA,FUYUKI	DARIA,FUYUKI	4thアルバム『IN TRANCE』収録曲
14	I HATE YOU〜奴らが嫌いだ〜	DARIA,FUYUKI	DARIA,FUYUKI	2ndアルバム『POWER GROOVE』収録曲
15	ジェラスの海	DARIA,OHASHI	DARIA,OHASHI	6thアルバム『luv.com』収録曲
16	FUCKIN' 権力	DARIA	DARIA,FUYUKI	1stアルバム『AFFECT on your brain』収録曲
17	FEEL SO NICE	F.S.B.	F.S.B.	5thアルバム『東京パワー』収録曲
18	よかった	F.S.B.	F.S.B.	4thアルバム『IN TRANCE』収録曲　「気の毒」の歌詞改変曲

リリースデータ

メンバー

FEEL SO BAD2ndベストアルバム。02年のライブ盤『FEEL SO BEST LIVE!』以来3年半ぶりの作品。01年に前ベスト『FEEL SO BEST』リリース後のツアーを最後に活動休止となっていたが、活動再開を発表して今作が発売された。タイトル通りに川島だりあによる選曲で、川島だりあによるライナーノーツも掲載されている。マスタリング(リマスター)は島田勝弘。初回盤は特典DISCが付属する2枚組だが通常盤と品番は分けられていない。また特典DISCは曲目のみで歌詞もクレジットも掲載されていない。帯に特典DISCは"今では入手困難なB-SIDEコレクション"とされているが、アルバム未収録のC/Wが網羅されているわけではなく、アルバム未収録C/Wからの抜粋7曲+非売品アルバム『月刊F.S.B.特別号』全10曲を収録。

『月刊F.S.B.特別号』は12ヶ月連続リリースした『月刊F.S.B.』シリーズ12作全作購入者の全員プレゼント応募特典だったもので、今作に10曲全て収録された。この非売品CDは元々ブックレットも無く、CD盤のみで配布された模様。このため作詞作曲者は公式に不明ではあるがJASRACには登録されているため、wikipediaの作詞作曲の記載もJASRAC参照と思われる。

『complete of 川島だりあ&FEEL SO BAD at the BEING studio』含めると3作目のベスト盤となるが、今作は川島だりあ自選という事でこれまでとの被りは意外と少ない。「バリバリ最強NO.1」「有酸素運動」「大好きQUEEN」「F.S.B.」辺りは外せない筆頭代表作なんだろうなというのは分かるが『FEEL SO BEST』と異なり今作ではシングルになった「有酸素運動」以外は『月刊F.S.B.』シリーズ12作から一切選曲せずにそれより前のアルバム中心。特に『ENDORPHINE』『luv.com』から4曲ずつと偏っているが、この2作からは前ベスト『FEEL SO BEST』にも別の2曲が選曲されていたのでこうも選ばれまくるという事は相当な自信作だったのかもしれない。それでシングルもさほど意識せずにアルバム曲中心。このため1st〜8thシングルまでを並べた『complete of 川島だりあ&FEEL SO BAD at the BEING studio』とも被りが少ない新しい選曲のベスト盤となった。

ハードロックやメタルなど激しい作風中心ながら音楽性は幅広く、かなりとんでもない遊び心も発揮しまくるなど自由なスタイルは今作でも存分に感じられ、多作過ぎたゆえに良く分からない部分やカッコいいけど曲自体はパッとしないという部分もあるにはあるがベスト盤だけ3作聞いてもまだまだ引き出しはたくさんあった事が分かる。時系列にバランスよく全期を見渡せるベストは無いので仕方ないが、「バリバリ最強NO.1」目当てで聞くならどのベスト盤でも十分に楽しめると思う。

特典DISCはB-SIDEコレクションと書いてある割にやけに曲数が多いのでC/Wそんなにあったのかと思ったが(シングル12作しかないし)、いくら全アルバムのディスコグラフィーを見渡しても全く載っていないのが10曲もある上に、収録されていないC/Wもあったのでこれはどういうことかと曲名を検索しても全く情報が出てこない。そこで『月刊F.S.B.』シリーズ12作全作購入者特典として特別号なる13作目が『FEEL SO BEST』に入っていたディスコグラフィーに載っていたな…と思い出すも既に手元になく確認できず、『月刊F.S.B.特別号』で検索をかけたところヤフオクの出品写真に行き着いて10曲の出典が確認できた。

という事で1st〜8thシングルまでのうち7thC/W「悲しみに逢いたくて」以外の7曲と『月刊F.S.B.特別号』全10曲で構成されたのはこの特典DISCとなる。何故「悲しみに逢いたくて」だけハブにされたのか分からないが、大半がチャート圏外の中で7thシングル『バリバリ最強NO.1』はバンド史上ダントツ最高ヒット作(10万越え)なのでレアではない、という事なのだろうか…。

本編ベストとそんなに印象に大差はないが、C/Wと怒涛の12ヶ月連続リリースの後の購入者特典用でさらにもう1枚という10曲にそんなに過度な期待はできないという常識的な判断で聞けばまあ良くも悪くも普通といった印象ではある。それでも1曲目から実質バンド演奏なしで簡易なリズムやクラップをバックに全員合唱でシュールな気の毒エピソードを連呼していく「気の毒」はいきなり自由過ぎて笑った(時系列では本編最後の「よかった」は「気の毒」の歌詞改変バージョン)。

印象度★★★★☆

2021.10.15更新

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