CAPSULE MONSTER
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | SPECIALLY | 浅岡雄也 | 多々納好夫 | 中川寛之&FIELD OF VIEW | |
2 | 奇跡の花 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也& 小田孝 |
池田大介、中川寛之& FIELD OF VIEW |
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3 | 愛のカケラ | 浅岡雄也 | 小田孝 | 中川寛之&FIELD OF VIEW | |
4 | Tomorrow | 浅岡雄也 | 小田孝 | 泉隆則 | |
5 | 冬のバラード | 小田佳奈子 | 多々納好夫 | 池田大介 | 14thシングル 最高35位 売上1.6万枚 |
6 | 僕らはもう一度やり直せるから | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | D-STYLE | |
7 | I Want... | 浅岡雄也 | 小橋琢人 | 徳永暁人&FIELD OF VIEW | |
8 | サ・ヨ・ナ・ラとア・オ・ゾ・ラ | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 池田大介&FIELD OF VIEW | |
9 | 鼓動 | 浅岡雄也 | 小橋琢人 | 池田大介&FIELD OF VIEW | |
10 | 夏の雨 | 浅岡雄也 | 小田孝 | FIELD OF VIEW | |
11 | Beautiful day | 浅岡雄也 | 寺尾広 | 池田大介&FIELD OF VIEW | 15thシングル 最高48位 売上0.9万枚 |
リリースデータ
2000年3月29日 | 初登場43位 | 売上1.2万枚 | Sound Produced by FIELD OF VIEW Produced by BMFC |
日本コロムビア Beat reC |
メンバー
Vocal | 浅岡雄也 |
Guitar | 小田孝 |
Drums | 小橋琢人 |
Bass | 新津健二 |
FIELD OF VIEW5thアルバム。初のコンセプトアルバムとされており、デジタル&クラブサウンドを導入している。初回盤はスリーブケース入りでオリジナルトレーディングカード封入。この時期はトレーディングカードキャンペーンということで「冬のバラード」で応募者全員にトレカプレゼント、「Beautiful day」にトレカ封入、さらに今作含めて3種に一緒に入っているメンバーのローマ字表記の名前の上下半分が一致するとグッズプレゼントというキャンペーンも実施された。結果的には最後のオリジナルアルバムとなってしまった。今作以降はシングルとベスト盤しかリリースされていない。また今作を引っ提げてのツアーはこれまでの「LIVE HORIZON」シリーズではなく、「LIVE D.N.A」というライブハウスでDJを招いての異色のツアーとなったが、前作発売以降ツアーをやっていなかったため、前作の楽曲は異色の演出でのライブ初披露となった。
デジタル&クラブサウンド導入ということで、バンドの枠をギリギリで維持しつつもこれまでにない異色の内容となっている。「Tomorrow」のような超絶にまったりした浮遊感…というかけだるさ全開の曲もあるものの脳天チョップが炸裂する「SPECIALLY」は今までのFOVとしてはぶっ飛びまくった歌詞だがメロの良さでわりかし自然に聞けたし、「奇跡の花」はFOV王道とデジタルが50:50でマッチしていて聞きやすい。ファンになった直後の最新作がこれだったのであまりにイメージと違って戸惑ったもののいい意味で期待を裏切ってくれたといった感じで当時もわりかし自然にこのサウンドにハマっていた。ただ「Beautiful day」はバンドとオーケストラのコラボレーションがコンセプトだっただけに今作とはコンセプトが全く違う。それに合わせるためなのか、前半の異色さに比べると後半になるにつれて徐々にデジタル色が薄くなっていく(実際アレンジャーもこれまでと同じメンツに)。そのため「Beautiful day」に至る流れもわりかし普通に聞けてしまう。大胆な路線変更だけに好みは分かれそうではあるが、なかなかに面白い1作である。ただT-BOLAN、MANISH、2期WANDS…と王道サウンド連発の後に新たな方向性(試行錯誤)を見せるとそれが最後になってしまう…というビーイング伝統もそのまま継承してしまうことになったわけで…。今作以降のシングルはバンドサウンドですら無くなってしまうし、バンドとしてはもうやれることをやりつくてしまい迷走していた…ということなのか。
印象度★★★★☆