FIELD OF VIEWT
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | セピア | 浅岡雄也 | 多々納好夫 | 安部潤 | 1stシングルC/W |
2 | 突然 | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 2ndシングル 最高2位 売上122.4万枚 |
3 | 恋が愛に変わってゆくまでに | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 安部潤 | |
4 | きっと離れていても | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 池田大介 | 2ndシングルC/W |
5 | THINK OF MYSELF | 浅岡雄也 | 多々納好夫 | 安部潤 | |
6 | 迷わないで | 浅岡雄也 | 多々納好夫 | 池田大介 | view 2ndシングル 100位圏外 ボーカル再録音&演奏リミックス |
7 | Moon Light | 浅岡雄也 | 多々納好夫 | 池田大介 | |
8 | とまどいの季節 | 浅岡雄也 | 多々納好夫 | 池田大介 | |
9 | 明日のために | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 安部潤 | |
10 | 君がいたから | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 1stシングル 最高3位 売上89.8万枚 |
リリースデータ
1995年10月10日 | 初登場1位 | 初動32.1万枚、売上62.8万枚 | Produced by BMF | ZAIN RECORDS |
メンバー
Vocal | 浅岡雄也 |
Guitar | 小田孝 |
Drums | 小橋琢人 |
Keyboards | 安部潤 |
FIELD OF VIEW1stアルバム。94年にviewとしてデビューして2枚のシングルをリリースするも、95年にFIELD OF VIEWとして再デビューした。再デビュー以降のシングル2枚から4曲全てを収録。「迷わないで」はviewとしての2ndシングルをボーカルのみ再録音してミックスし直したもの。演奏は基本的に同じだがイントロにシンセとドラムが新たに追加されている。1曲ごとの解説を記載したライナーノーツが別紙で封入されているが、今作のライナーではview時代には触れていない(後の『SINGLES COLLECTION+4』のライナーではviewについても触れている)。アレンジャーでもあった安部潤はこの次の3rdシングルを持って脱退してしまうのでview時代からのメンバー4人による最初で最後のアルバムとなった。シングル2作は大ヒットしたものの、今作はシングル2作を大幅に下回る売上となった。結果的には唯一のO社1位獲得作品にしてアルバムでは最高売上。
シングル2作がそのままZARD制作陣による提供なので男性版ZARDといえるようなさわやかさがあるが、ボーカル浅岡の高くストレートな歌声もあって、徹底的なさわやかさは他の追従を許さないくらいの勢い。派手なシングル以外にもC/Wながら冒頭を飾っている「セピア」はいきなり物凄い名曲で一気に今作の魅力に引き込まれる。今作で唯一のストレートな人生応援歌「THINK OF MYSELF」は最もバンド感にあふれていて個人的にも何度も励まされた楽曲であり今作のハイライトだ。これら2曲を筆頭にして今作を聞くと特に最多の楽曲を提供している多々納好夫の曲が素晴らしい事に気づく。多々納好夫はビーイングだけでなく色々と提供していた作家だが、ビーイングではZARDへの提供は無い。WANDSの「もっと強く抱きしめたなら」のミリオンヒットを筆頭にBAADの「君が好きだと叫びたい」などいくつかの提供ヒットがある。しかし継続して提供し続ける事は無かった。FIELD OF VIEWだけがやたら多用していたので浅岡雄也の歌声との相性がとても良かったのかもしれない。織田哲郎提供によるシングルヒット2曲だけの印象では終わらない名盤。
印象度★★★★☆
2019.5.15修正