The Best flumpool 2.0〜Blue[2008-2011]& Red[2019-2023]〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 花になれ(Ryu-Take 2023 ver.) | 百田留衣 | 百田留衣 | 百田留衣 | 1st配信シングル、1stミニアルバム『Unreal』収録曲 ボーカル再録音&再Mix 10th配信シングルVer.(9/15先行配信) |
2 | Over the rain〜ひかりの橋〜(Ryu-Take 2023 ver.) | 山村隆太 | トキタサトシ | 百田留衣 | 2nd配信シングル、1stミニアルバム『Unreal』収録曲 ボーカル再録音&再Mix 9th配信シングルVer.(8/15先行配信) |
3 | 春風(Ryu-Take 2023 ver.) | 山村隆太,百田留衣 | 百田留衣 | 百田留衣 | 1stミニアルバム『Unreal』収録曲 ボーカル再録音&再Mix |
4 | 星に願いを(Ryu-Take 2023 ver.) | 山村隆太 | 阪井一生 | 玉井健二,百田留衣 | 1stシングル 最高2位 売上6.7万枚 ボーカル再録音&再Mix |
5 | MW〜Dear Mr.&Ms. ピカレスク〜(Ryu-Take 2023 ver.) | 山村隆太 | 阪井一生 | 玉井健二,百田留衣 | 2ndシングル 最高3位 売上4.9万枚 ボーカル再録音&再Mix |
6 | フレイム(Ryu-Take 2023 ver.) | 山村隆太 | 阪井一生 | 玉井健二,百田留衣 | 3rd配信シングル、1stアルバム『What's flumpool!?』収録Ver. ボーカル再録音&再Mix |
7 | 君に届け(Ryu-Take 2023 ver.) | 山村隆太 | 阪井一生 | 玉井健二,百田留衣 | 5thシングル 最高2位 売上6.0万枚 ボーカル再録音&再Mix |
8 | 僕はここにいる(Ryu-Take 2023 ver.) | 山村隆太 | 阪井一生 | 玉井健二,百田留衣 | 2ndアルバム『Fantasia of Life Stripe』収録曲 ボーカル再録音&再Mix |
9 | two of us(Ryu-Take 2023 ver.) | 山村隆太 | 阪井一生 | 玉井健二,百田留衣 | レンタル限定シングル、2ndアルバム『Fantasia of Life Stripe』収録曲 ボーカル再録音&再Mix |
10 | 証(Ryu-Take 2023 ver.) | 山村隆太 | 阪井一生 | 玉井健二,百田留衣 | 7thシングル 最高4位 売上5.0万枚 ボーカル再録音&再Mix |
弦編曲:村山達哉(2)、弦一徹(6)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | その次に | 山村隆太 | 阪井一生 | 百田留衣,永澤和真 | 6th配信シングル 初CD化 |
2 | 泣いていいんだ | 山村隆太 | 阪井一生 | 津波幸平 | 新曲 10/5先行配信シングル 初CD化 |
3 | Magic | 山村隆太 | 阪井一生 | 百田留衣 | 7th配信シングル 初CD化 |
4 | 素晴らしき嘘 | 山村隆太 | 阪井一生 | 釣俊輔 | 19thシングル 最高13位 売上0.8万枚 |
5 | ビギナーズノート | 山村隆太 | 阪井一生 | トオミヨウ | ラジオ企画限定の未発売曲 初収録・初CD化 |
6 | ディスタンス | 山村隆太 | 阪井一生 | UTA | 20thシングル 最高19位 売上0.5万枚 |
7 | ちいさな日々 | 山村隆太 | 阪井一生 | 飛内将大 | 5thアルバム『Real』収録曲 |
8 | 青空ブランニュー | 山村隆太 | 阪井一生 | 津波幸平 | 未発売曲 初収録・初CD化 2022年7〜9月日テレ系「ぶらり途中下車の旅」テーマ曲としてOA |
9 | ヒアソビ | 山村隆太 | 阪井一生 | トオミヨウ | 8th配信シングル 初CD化 |
10 | A Spring Breath | 山村隆太 | 阪井一生 | 阪井一生,杉本雄治 | コンセプトアルバム『A Spring Breath』収録曲 |
11 | HELP | 山村隆太 | 阪井一生 | 飛内将大 | 18thシングル 最高5位 売上1.2万枚 |
リリースデータ
2023年10月9日 | 初登場9位 | 売上0.6万枚 | A-Sketch |
メンバー
Vocal | 山村隆太 |
Guitar | 阪井一生 |
Bass | 尼川元気 |
Drums | 小倉誠司 |
flumpool2ndベストアルバム。デビュー15周年記念ベストアルバムで2014年『The Best 2008-2014「MONUMENT」』以来となるベストアルバムとなったが続編ではない。今作は2008〜2011年の楽曲のボーカルのみ再録音&再度ミックスとマスタリングしたDISC-1[Blue盤]、2017年末のボーカル山村隆太の機能性発声障害に伴う活動休止(ツアー途中の診断でツアー残り数本とカウントダウンライブを中止)から復帰・活動再開した2019年の以降の楽曲をまとめた[Red盤]の2枚組。このため丸々休止していた2018年を除く中間の2012〜2017年の楽曲からは選曲されていない。ピタリ15周年記念日は「花になれ」配信日の10月1日だったが、何故か10月9日月曜日(祝日)発売となったため、金曜入荷となり、週末集計のみの不利な状況での初登場9位となったが、2週目には76位まで急落した(ほぼフラゲ分だけに先行集中したので1週間フル集計になってもあまり変わらなかったっぽい)。アコースティックリアレンジと新曲で構成された2022年のコンセプトアルバム『A Spring Breath』は上回ったが、1万枚を越えていた2020年のオリジナルアルバム『Real』からは大幅減少となった。
発売告知後8月15日に「Over the rain〜ひかりの橋〜(Ryu-Take 2023 ver.)」、9月15日に「花になれ(Ryu-Take 2023 ver.)」が先行配信された。この2曲は公式ディスコグラフィーのDigital枠で配信シングルにカウントされた。10月5日に先行配信された新曲「泣いていいんだ」は専用ジャケットも用意されたが配信シングルにはカウントされていない。
ラジオ企画のみでしか聞けなかった「ビギナーズノート」、1年前に『ぶらり途中下車の旅』テーマ曲としてOAされていたものの何故か配信もされずに放置されていた未発売曲「青空ブランニュー」は初音源化・初収録となった。2019年以降のシングル表題曲の中で2020年の5th配信シングル「大丈夫」のみ未収録となったがシングルCD『ディスタンス』C/WとしてCD化はされていた。それ以外の配信シングルは全て収録されて初CD化となった。
ファンクラブ限定盤はDISC-1の11曲目に「Hydrangea
(1Gen&Ryu-Take 2023 ver.)」追加収録(この曲のみ小倉以外の3人で歌唱しているためかバージョン名が異なる)。『flumpool
Special 対バン Tour 2022「Layered Music」 2022.6.12 @TOKYO
DOME CITY HALL』、『ファンクラブツアー「INTERRO SHIP
〜航海するけど後悔させないアコースティックツアー〜」
2022.10.5 @KT Zepp Yokohama』、『flumpool Road to 15th
anniversary Dream Live with コブクロ「FOR ROOTS〜天王寺ストリートメイド〜」
2023.2.16 @大阪城ホール (Live & Documentary)』のライブ3本と『スペースシャワーTV「flumpool15周年特別企画!あの場所で待ち合わせ!
in TOKYO」』を収録した2Blu-ray付。
初回限定盤はライブ映像『さよなら中野サンプラザ音楽祭
supported by コカ・コーラボトラーズジャパン〜flumpool
Get Back Live「Real 2023」〜2023.6.16 @中野サンプラザ (Live
& Documentary)』を収録したBlu-ray付。FC盤収録の3本のライブとは別の映像となっているため上位互換ではなく、映像と音源をコンプリートするにはFC盤と初回盤の2種が必須の複数商法となっている。
通常盤はCDのみ。配信はCD準拠。
前ベストが2008〜2014年なのにBlue盤がそれより狭い2011年までになっているがボーカル再録音(のみ)をするにあたって声の変化はやはり初期ほど感じやすいというのと改めてもう1度聞かせたい代表ヒットはここまでに集約されるという事情もありそうだ。中間部分がごっそり抜けているのは単に活動再開した2019年以降を起点にして"今"を聞かせたい、初期ヒット曲は雑な言い方をすればそのための餌に過ぎない(が、そのまま収録するのはさすがにどうなのかという事でボーカルだけ再録音したが全面リテイクの手間まではかけない)という考えなのかなとは思う。15周年ベストなのに真ん中の5年がごっそりないのは妙な感じではある。まさかもう5年待って20周年で初のオールタイムベストやるのを見据えたわけでは…。
Blue盤
前ベストを聞いた程度だったがほとんどの曲が前ベスト収録曲だったので聞き比べはしやすい。爽やかな歌声という最も特徴的な部分がガラッと変わってしまったわけではなく38歳となった現在でも爽やかさは健在。それでもやはり屈託ない若さ全開な感じは無くなり深みが増したようには思う。少なくともパワーダウンしたとか声が出なくなったみたいなマイナスの印象は無く、15年の積み重ねがそのまま出たというか。個人的には1984年度生という同い年のバンドでもあるので感覚的に少し重なる部分もあるかも。
といってもちゃんと記憶していた曲が当時聞いた「花になれ」「Over the rain〜ひかりの橋〜」と代表曲「君に届け」くらいなのでかなりざっくりした印象でしかないが、聞き続けていたリスナーならもっと明確に深みの増し具合が実感できるのではないか。声だけに特化していてオケはそのままなので物足りない部分もあり、どうせならリメイクしてもっと変化を加えたりして冒険してもいいんじゃないかとは思うんだけど、過度に冒険したり自分たちでアレンジして練っていくタイプのバンドではないっぽいので新アレンジャーを立てない限りはそのまま忠実に原曲の譜面で演奏するか、部分的にフレーズ変更を試みるとか程度になりそうで、それだとやってもほとんどのリスナーが違いに気づけない程度の変化にしかならないだろうしなぁ…。
Red盤
ベスト選曲するには対象曲数が少なすぎるので、ベストというより直近の未発売・未CD化曲を中心に集めただけみたいにもなっている。楽曲のイメージに大きな変化はなく、爽やかポップバンド然とした曲が並ぶ。精神性においては初期よりもしっくり来るような部分もあって山村の休止からの復帰や年齢を重ねてよりたくましくなったというところはあるのかもしれないが…。薄味アレンジャーのトオミヨウを起用しても特にリズム隊がお留守にならずにほとんどバンドのイメージが変わらないというのも逆に才能なのかもしれない。
印象度★★★☆☆
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。作詞作曲編曲はWikipedia参照。
2023.11.4更新