Folder+Folder5 SINGLE COLLECTION and more

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 パラシューター 小林和子 小森田実 小森田実 Folder 1stシングル 最高28位 売上6.4万枚
2 NOW AND FOREVER 小林和子 小森田実 小森田実 Folder 2ndシングル 最高50位 売上2.0万枚
3 FIRE! FIRE! 小林和子 小森田実 小森田実 Folder 3rdシングル 最高48位 売上1.1万枚
4 ジャカジャカジャンケンポン 柳沢直弥 小森田実 小森田実 Folder 4thシングル 最高75位 売上0.3万枚
5 Glory Glory 三井ゆきこ 長岡成貢 長岡成貢 Folder 5thシングル 100位圏外
2ndアルバム『7 SOUL』収録の7 SOUL Version
6 I WANT YOU BACK Berry Gordy Jr/Alphonso Mizell/
Frederick Ferren/Deke Richards
日本語詞:
柳沢直弥
今井了介 Folder 6thシングル 最高57位 売上2.1万枚
ジャクソン5の日本語詞カバー
7 Everlasting Love 小森田実 小森田実 小森田実 Folder featuring DAICHI シングル 最高47位 売上1.3万枚
8 SUPER GIRL サエキけんぞう Tonny Glibber/
D.Daxon/S.G.P
  Folder5 1stシングル 最高28位 売上3.3万枚
Supergirl「My Name is Supergirl」の日本語カバー
9 AMAZING LOVE 谷穂チロル Time Machine Time Machine Folder5 2ndシングル 最高17位 売上4.3万枚
10 Believe 谷穂チロル GROOVE SURFERS GROOVE SURFERS Folder5 3rdシングル 最高16位 売上12.6万枚
11 STAY… T2ya T2ya T2ya Folder5 4thシングル 最高12位 売上6.7万枚
12 Final Fun-Boy PIPELINE PROJECT PIPELINE PROJECT PIPELINE PROJECT Folder5 5thシングル 最高14位 売上4.9万枚
13 GO AHEAD!! 谷穂チロル t-kimura t-kimura Folder5 6thシングル 最高14位 売上5.3万枚
14 Magical Eyes 阿久津健太郎 山口寛雄 上野圭市 Folder5 7thシングル 最高15位 売上3.7万枚
15 MY MIRACLE 谷穂チロル 上野浩司 上野浩司 Folder5 8thシングル 最高13位 売上2.7万枚
16 あの空のむこう 田中菜穂 h-wonder h-wonder Folder5 新曲

リリースデータ

2003年6月25日 初登場56位 売上0.8万枚 avex trax

メンバー

Folder Folder5
DAICHI(三浦大地)  
AKINA(宮里明那) AKINA
ARISA(仲間愛里紗) ARISA
HIKARI(満島ひかり) HIKARI
NATSU(阿嘉奈津) NATSU
MOE(石原萌) MOE
JOE(仲間丈)  

Folder+Folder5ベストアルバムCCCD。小中学生ダンスグループとして97年デビュー。男子2人、女子5人の7人編成で変声期前のDAICHIがメインボーカルを務めていた。シングル7枚、アルバム2枚をリリース後、変声期突入を理由にDAICHIが芸能活動を休止し、実質的にダンサーだったので変声期関係ないJOEも一緒に離脱。男子がいなくなり、女子5人でFolder5として女性アイドルグループとして再スタートを切った。Folder5以降もトップ10入りは出来なかったが、15位前後の安定したセールスを記録し、オリジナルアルバム2作ではトップ10入りを果たすなど順調だった。しかし02年7月の2ndアルバムを最後にリリースが停止、03年1月にリミックスアルバム、6月になって今作がリリースされた。2つの名義でリリースされた全シングルをリリース順に収録。最後に新曲が収録されている。リミックスアルバムでさえ2万枚を越えるヒットを記録していたものの、今作は大コケしてしまい、結果このまま何の発表も無いまま事実上の活動終了となった。DAICHIは05年になって本名表記である三浦大知として再始動、AKINAは「MY MIRACLE」リリース直後からソロ活動を開始し、そのままソロシンガーとなったがシングル3枚でエイベックスとの契約は終了した。リリースはほぼ無くなっているが現在も歌手とタレントを続けている。ARISAはインディーズでシンガーソングライターをしていたが、結婚を機に引退。MOEは地元沖縄でタレント活動、HIKARIはFolderとしてデビュー直後に映画「モスラ2」で主演を務めた経験から05年になって女優として本格デビューを飾っている。「笑っていいとも」に出演した際にはFolder5に触れて、自然消滅だったという事を語っている。同時発売で全作を収録したBOXセットも発売されているが、全作CCCD化されてしまっている。Folder5としては2012年に単独でベスト盤もリリースされた。

Folderは「パラシューター」で多めのユニゾン、「Glory Glory」でAKINAとデュエットしている以外は、ほぼDAICHIのソロ。変声期前のソプラノボイスが存分に響き渡り、大人顔負けのボーカルを聴かせる。当時はマイケル・ジャクソンの再来とも称されていたが、そんな形容も誇張ではないくらい凄い。楽曲も90年代中盤のSMAPを支えた小森田実、長岡成貢が手がけていて非常に聞き応えがある。Folderのメンバーとは同世代(同学年〜2つ下)で、デビュー当時は中学1年生。当時は「ポンキッキーズ」に良く出ていたものの、「ポンキッキーズ」からは徐々に遠ざかり(はっちじ〜はっちじ〜はっちじ〜はっちじ〜はっぷん!を聞いて学校へ向かう感じ)、あまり見た記憶は無いが、何か同世代で凄いグループがいるらしいとは認知していた。今になって改めて聞くとかなり大人顔負けのカッコいい曲をやっているし、後半になるにつれてジャクソン5を意識しまくりで最後は名義までソロで本格的に熱唱してしまうくらいマジなんだけど中学生当時はそれが全く分からなかった。同世代には分かりにくい路線だったんじゃないだろうか。子供らしさがあるのは「ジャカジャカジャンケンポン」くらいしかないし、この曲は「ポンキッキーズ」でやっていたあの「ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャカジャカジャン!イエイ!」とか女の子のキャラクターがやっていたアレとは全く異なるメロディーなのでぶっちゃけ馴染みが無いどころか全く別物であり、タイトルが足枷になっている勢い(タイアップだったので番組でかかってはいたようだが…)。

Folder5になると一転して分かりやすくキャッチーでエイベクシーなユーロビート系のアイドルダンスナンバーの連発。1度も手に取った事が無かったがいくつか聞き覚えのある曲もあった。売れようというなら当然の選択といった感じだ。Folder時代の売上があまりにイマイチだったので変声期というのは再編成するのにちょうどいい理由だったんじゃないかとすら思えてくる。ただFolder5は何だか突き抜けてしまってすぐに飽きてしまう。楽曲として圧倒的に面白いのはFolder時代だ。CCCDであるのが難点で、新曲「あの空の向こう」以外はそんなに多くのCDを集めなくても通常CDで聞く手段がある(Folder5はC/Wも聞ける2012年のベスト盤、Folderは当時のオリジナル2作)とはいえ、シングルA面が1枚で一気に聞けるのはそれなりに魅力だ。

B0000943BKCCCD   B0000943AXCOMPLETE BOX(CCCD)

印象度★★★★☆

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