FIELD OF VIEW 30周年 全曲回顧~未発表新曲~

解散直後、年明け2003年1月には浅岡雄也は公式サイトを開設して再始動を宣言。2003年7月にソロデビューを果たした。5年間メジャーで活動した後、完全独立して自主制作(FlyBlue)へと移行して現在へ至る。ソロ初ライブ以降、ライブではアコースティックコーナー等でFOVの曲をやることはあったが、FOVの曲をライブで全面的に行ったのは15周年となる2010年が最初で、以降毎年5月15日付近に周年ライブを行いこの日だけはFOV曲を中心に披露するというのが恒例となった。ソロ初ライブから周年ライブを開始したこの時期までは安部潤がバンマスとして参加していた。2015年からは小橋琢人が毎年ゲスト参加していてその体制のままFIELD OF VIEW再始動に繋がった。解散以降も元メンバー全員との何らかの共演や交流が確認されている。2010年15周年の際はサプライズで新津健二が終演後にステージに上がり花束を渡すといった交流も見られた。小田孝は時々名前を出してプライベートでの交流はあったようだが、ステージ上での共演は2024年に再合流するまで無かった。

小橋琢人は長らくビーイング所属のミュージシャンとして活動していたようだが、ビーイングでのレコーディングにドラマーとして参加することは無く、自身のライブ活動やサポートでの活動、ドラムセミナー等を行っていた模様。2015年20周年以降は浅岡雄也のFOV曲をやる周年ライブに参加するようになり、そのまま2020年以降のFIELD OF VIEW名義の活動にも参加した。普段の浅岡ソロには関与していない。現B ZONEの所属者から名前は消えている。

新津健二はZAIN ARTISTS(ZAIN PRODUCTS)所属となり、レコーディングメンバーというよりもディレクターやマネージャー業務を中心に活動している模様。05年のTUBE『TUBE』~08年の『Paradiso』までほぼスタッフクレジットのトップでProduction Managerとして表記されていたほか、近年はBREAKERZ、DAIGOの作品でクレジットされていた。2020年FIELD OF VIEW25周年にはTwitterでやっていたクイズの問題を提供する以外に関与はしていないが、同年のTUBEのアルバム『日本の夏からこんにちは』に12年ぶりにディレクターとして参加していて、初回盤DVDのレコーディングドキュメントでその姿を拝むことができる。ベーシストとしての表舞台での活動は2012年のBEING LEGEND以外にはもう行っていないようだ。なお加入当時から解散に至るまで容姿に一切の変化が無かったため、12月1日解散公演のMCでも新津がずっと変わらないとしてネタにされていたが、それどころか2020年でもほとんど変わっていなかった。どうなっているのか。25th、30th共に完全不参加。

小田孝はしばらく動向が不明だったが00年代半ば~後半にかけて研音所属だった時期の絢香、星村麻衣のディレクターとして同名の人物がクレジットされていた。そんなに珍しい名前ではないので本人なのか確認できず良く分からなかったが、星村麻衣の当時のTwitterに小田孝ディレクターとの写真が上げられたのと、浅岡雄也も続けてそれに反応した事で研音の音楽ディレクター小田孝が本人だった事が判明した。ただし絢香・星村麻衣共に2009年に研音から離れてしまったので以降は関与しておらず、研音自体がミュージシャンをあまり採用していないので以降は名前を見かけなくなってしまった。他のメンバーと異なり、解散後にFOV関係の場に唯一一切登場せず2012年のBEING LEGENDも最後まで調整つかないとして歴代全メンバー唯一の出演無しとなった。個人的にそんなに広く聞いてないので研音というとあれから家入レオくらいしか聞いてなくて絢香・星村麻衣以降は小田孝クレジットに遭遇していないが、近年も研音のディレクターとして名前がクレジットされていたという情報も出回っていたので変わらず研音で音楽ディレクターをやっていたようだ。その後2023年に研音を離れてVOATのアーティスト育成担当になっていたと判明。2012年のBEING LEGEND時も2020年以降も誘い続けていたのになかなか了承しなかったというFIELD OF VIEWへの参加をついに了承し、2024年に一部楽曲のみというゲスト参加に近い形で限定復帰、30thの活動に向けては正規メンバーとして復帰した。サポートギタリストはそのまま据え置きになっていてそこに加わる形となっている。

2020年の25周年も当初は正確には再結成とは言っていなかった。よく見ればどこにも復活するとも再結成するともメンバーが再集結するとも言っていなかった。25周年で何かやりたいと浅岡雄也が長戸大幸に直訴してのベスト盤発売、そして毎年ソロでやっている周年ライブもビーイング関与により正式にFIELD OF VIEWの名称を入れたタイトルでやれる、TBS音楽特番「音楽の日」にもソロだけどFIELD OF VIEW名義で出れる、というだけで、ビーイング関与により前年までと同じ会場・編成(小橋のみ参加)での記念ライブをFIELD OF VIEW名義で行えるという事のようだ。実際小橋さん参加でのライブは2015年以降ソロで恒例化していてソロ名義での周年ライブと実質変わらないものであった。

しかし時は2020年5月。緊急事態宣言によりライブは延期を余儀なくされ、その後も延期と配信ライブを繰り返す事態となり、あくまで代わりで行った限定数&配信ライブをDVD化、最終的には2021年10月のライブで正式に25周年ライブを終えた。以後は2人でFIELD OF VIEWとして活動を継続すると発表し、ややなし崩し的に再結成した事になった。

2020年5月に発売された『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020』には一部楽曲のミックス変更のほか、未発表新曲が5曲収録された。また正式に浅岡・小橋の2人で活動継続となってから2022年には20年ぶりのシングルも発売された。

これ以外はライブ中心の稼働となったが、2024年には2020年に制作されていた新公式サイトが消滅、新たな公式サイトが立ち上がり、完全に浅岡ソロの自主運営FlyBlueレーベルで独立しての活動へ移行したようだ。そして解散以来となる小田孝が合流。3人体制となり、30周年を迎えてFlyBlueより記念シングルをリリースした。30周年ライブへの安部潤・新津健二の参加は無かったが2人とも現地には足を運んでおり、たぶん2002年12月1日の解散ライブ以来と思われる歴代メンバー5人集合の写真も公開された。

2020年以降3発表された新たな楽曲は30周年時点で7曲+リメイク1曲となるが、特徴としては全て現役時代の未発表曲を手直しした“未発表新曲”をリリースしており、新曲の書き下ろしを行っていない。この間に浅岡ソロでは書き下ろしの新曲をリリースしているため、そこは明確に差別化しているのかもしれない。

6thベスト『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020』

6thベスト『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020』
2020年5月13日浅岡雄也が長戸大幸の元を訪れて25周年で何かやりたいと打診した事がきっかけで毎年ソロで行っていたFIELD OF VIEW時代の曲を中心に行っていた周年ライブを2020年はビーイング仕切りで行う事と今作の発売が実現した。...

21st きっと

21st きっと
2022年9月28日20年2ヶ月ぶりのシングルCD。1994~1997、2001~2002年に在籍したZAINからのリリース。浅岡さんも配信だと思っていたら、ビーイング側からCDで出そうという意見が出て実現したとされる。DL/ST共に「きっ...

22nd キミガスキダ

404 NOT FOUND | 新・新作シングル感想
2021.8以降のシングル感想です
過去曲ではないため新作シングル感想コーナーへのリンクです

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