2nd 迷わないで

view

迷わないで

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94年8月10日
FIELD OF VIEW、the FIELD OF VIEWまで通した全シングルで唯一100位圏外となったシングル。これを持って一旦仕切り直しとなったようで、viewとしての活動はこれっきり途絶えた。

前作が真っ白な印象のジャケットだったのに対して今作のジャケットはラフな格好で爽やかな屋外でのメンバーの姿が写し出された色彩鮮やかなものとなっている。FOVではスーツが基本となるのでこのラフなスタイルはなかなか新鮮だ。相変わらずヒゲオジサンが写りの悪さもあって誰だか分からない勢いで老けて見えるが裏ジャケのヒゲオジサンは写りがいいのでFOV以降の小橋さんの片鱗が垣間見える。またピンボケの写真を除くと単独カットが浅岡さんと小田さんの2人だけになっていてさらっとこの2人の好青年的なビジュアルを押し出そうとしているかのような雰囲気も無くはない。

迷わないで

作詞:浅岡雄也、作曲:多々納好夫、編曲:池田大介
チビバジョンコンタクトCMソング&テレビ朝日系「目撃!ドキュン」EDのWタイアップ。自作ではなく多々納好夫の提供だが、浅岡雄也の高く伸びるサンシャインな歌声と多々納好夫のメロディーの相性は非常に良く、FOV以降でも多用された。多々納好夫はWANDSの「もっと強く抱きしめたら」でのミリオンヒットを筆頭にビーイング内外で広く提供していたが(SMAPの2ndアルバムに提供してたりもするが、ビーイングだとBAADの「君が好きだと叫びたい」も有名か)、そんなに1アーティストに多く提供し続けるタイプではなく、ビーイングではFOVへの提供が圧倒的に最多だった。00年代以降はさっぱり見かけなくなり作家活動を続けているのか分からなくなってしまったが、既に他で見かけなくなりつつあった99~00年頃に再度FOVに連続提供しているので(「冬のバラード」「秋風のモノクローム」等)、制作側でも相性の良さは感じて依頼していたのかもしれない。

そんなわけでもういきなり相性抜群でviewとしての4曲の中では最もストレートにFIELD OF VIEWへ通じている爽やかなナンバー。特に夏っぽい歌詞ではないんだけどどこか爽やかで懐かしいようなそんな夏のイメージもある。4曲の中でいち早くFOVの1stアルバムでリメイクしたのも納得な何度でも世に問いたいようなそんな良曲。

viewバージョンとなる本シングルでは前作に続いて声が若く、前作ほどではないが歌い出しの部分などやはり語尾を短く切って歌っている。

1stアルバム『FIELD OF VIEWⅠ』でのリメイクではイントロに変更が加えられ原曲にはないフオーンというシンセの音に続いてドタン、タンというドラムが入ってから原曲のイントロに入っていくので声を聞かずとも再生した瞬間に違いが分かる。歌の部分はサビ部分なんかは元々伸ばしていたのでそこまで違いが無く、歌い出しのAメロ部分の方が語尾の伸ばしの違いが分かりやすい。

1stアルバム『FIELD OF VIEWⅠ』のライナーではview時代のリメイクだと一切触れていないが(演奏には触れずにボーカルレコーディングのエピソードのみ記載)、『SINGLES COLLECTION+4』のライナーではview時代の2ndシングルだった事に触れ、ボーカル&コーラスの再録音とミックス変更を施している事が正式に明かされた。

前作同様に『complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio』収録時にview音源と宣伝されたが今作に関してはそのままFOVバージョンが収録された。

逆に『BEST OF BEST 1000 FIELD OF VIEW』ではまさかのview音源がアルバム初収録を果たしたがライナーに思いっきりFOVバージョンと誤記されていた。
★★★★☆
5thベスト『BEST OF BEST 1000 FIELD OF VIEW』(シングルバージョン)
1stアルバム『FIELD OF VIEWⅠ』(リメイク)
1stベスト『SINGLES COLLECTION +4』(1stアルバムVer.)
4thベスト『complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio』(1stアルバムVer.)

迷わないで
FIELD OF VIEW
1997/10/08 ¥255

C/W 時を止めたい

作詞作曲:浅岡雄也、編曲:池田大介
大人っぽいミディアムナンバー。FIELD OF VIEW以降ではあまりやらなかったような落ち着いた雰囲気の曲なので、あまりイメージにはないような曲ではあるがけっこう聞きこめてアレンジも心地いい。100位圏外&早期入手不可という事で文字通りに本当に隠れた良曲。個人的にも解散から5年近く経過した2007年4月になって最後に入手した曲だったので思い出深い。theがついた末期にこういう曲中心でやっていたらもう少し馴染めたかもしれないとも思う。
★★★☆☆
アルバム未収録

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