旅立ちの日
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
1 | 旅立ちの日 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 |
2 | ゆらせ | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 |
3 | 春の嵐 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 |
4 | 指先 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 |
5 | born | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 |
6 | 名もなき道 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 |
リリースデータ
2015年5月13日 | 初登場16位 | 売上0.3万枚 | Produced by 藤巻亮太 | SPEEDSTAR RECORDS |
藤巻亮太1stミニアルバム。12年10月の1stアルバム『オオカミ青年』から2年7ヵ月ぶりのアルバム。『オオカミ青年』リリース後は、2013年に配信シングル「アメンボ」、2014年12月に3rdシングル「ing」をリリース。レミオロメン時代の09年に事務所がエイベックスに設立したOORNG RECORDSにソロになってからもそのまま在籍していたが、「ing」からはレミオロメンのメジャーデビューから08年まで在籍していたSPEEDSTAR RECORDS(ビクター)へ再移籍(出戻り)した。「ing」は未収録で6曲全てが新曲。「ゆらせ」はJリーグのヴァンフォーレ甲府の応援歌。初回盤は本人が撮影した写真集付属。チャートレベルが低くなっていたため初動2000枚台で16位と高い順位を記録したが2週目には165位まで大幅ダウンし売上は振るわなかった。
いかんせんリリースがあまりに開きすぎてしまったので聞く側のモチベーションとしても厳しいものがあったが、レミオロメン時代からのらしさは損なわれていない。今作では単独で全て編曲まで担当し、元々の担当楽器であるギターだけでなくベースも自ら演奏。冒頭2曲はストリングスっぽい音が鳴っているがシンセプログラミングの記載しかないのでこれは打ち込みのようだ。旅立ちや春を思わせる曲が並んでいるので明らかに発売2ヶ月くらい遅れたんじゃないかという気もする。レミオロメンはいずれ復活したいとはしているもののどうやらすぐにその時が来るわけにはいかないようで改めてソロ活動をやっていく決意表明のような1作でもあるのかも。わりと多くのミュージシャンがそうだとは思うけどバンドとソロで明確に方向性が変わるタイプではないと思うし、レミオロメンの時もブレイクを狙って小林武史のプロデュースに染まった後にダークな曲に走ったりして迷い感じさせまくりだったので、ソロでもソロの意味とかレミオロメンとの差異とか真面目に考えすぎてそうな気もしたのでそういった諸々の迷いをようやく抜け出してきたのかなと。そんなわけでレミオロメン時代から好きだったなら聞いておいて損のない1作ではあると思うけど、良くも悪くもシングルっぽい曲は無くて地味なのでファン向けではあると思う。あくまでこれは再始動を宣言する1作だと思うので今後に期待したい。
印象度★★★☆☆