moon
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 煌めきの瞬間(Alternative Mix) | 黒須チヒロ | ハルユキ | 亀田誠治 | 3rdシングル 最高16位 売上6.8万枚 |
2 | あなたが知っている私が 本当の私とは限らない(2000 Mix) |
黒須チヒロ | ハルユキ | 鈴木俊介 | 1stシングル初回盤のみC/W |
3 | 午前4時の向こう側 | 黒須チヒロ | 原一博 | CHOKKAKU | |
4 | Into The Light | 黒須チヒロ | 深田恭子 | 溝口肇 | ミニアルバム『Dear…』収録曲に歌詞をつけた曲 |
5 | 桜の園 | 黒須チヒロ | ハルユキ | 亀田誠治 | |
6 | prayer | 黒須チヒロ | 小森田実 | 小森田実 | |
7 | 永遠の一日 | 黒須チヒロ | ハルユキ | 白井良明 | |
8 | 胸いっぱいの愛を | 黒須チヒロ | 小森田実 | 小森田実 | |
9 | イージーライダー | 黒須チヒロ | 深沼元昭 | 深沼元昭 | 2ndシングル 最高6位 売上10.1万枚 |
10 | 黒い雨 | 黒須チヒロ | 宮崎歩 | 亀田誠治 | |
11 | 最後の果実 | 黒須チヒロ | 小森田実 | 小森田実 | 1stシングル 最高4位 売上12.7万枚(初回) 最高48位 売上2.5万枚(通常) aiko1stシングル『あした』のリメイク |
リリースデータ
2000年3月15日 | 初登場14位 | 売上5.6万枚 | Produced by Tempei Matsubayashi | ポニーキャニオン |
深田恭子1stアルバム。99年5月デビュー。99年11月のピアノインストミニアルバム『Dear…』に続いて歌手ととしては初のアルバム。『Dear…』に収録されていた自身作曲の「Into The Light」は新たに歌詞が作られて歌入りの楽曲としてリメイクされている。また本人のピアノ演奏は今作では行われていない。「最後の果実」はaikoのデビューシングルとして小森田実が手がけた「あした」(98年7月)とそっくりだと一部で話題になったがリメイクのような兄弟作のような楽曲となっていて、シングルには演奏クレジットが無いので不明だったが、今作の演奏クレジットにより実はコーラスとボイスでaiko自身も参加していた事が判明した。「prayer」にもaikoがコーラス参加している。初回盤はスリーブケース仕様、10P写真集付属。シングル3作の売上を下回りトップ10入りも逃した。
15歳当時に放送されたドラマ『神様、もう少しだけ』で一気に知名度を上げた深田恭子だったが明るいアイドル系ではなくおとなしい感じの美少女イメージで売り出されていて、歌手活動においては笑顔皆無のアーティストイメージをより強調。「最後の果実」はクールな打ち込みナンバーだったが、続く「イージーライダー」は少し明るめのポップソング、唐突なピアノインストアルバムを経て今作の先行シングルとなった「煌めきの瞬間」では当時新進気鋭のアレンジャーとして椎名林檎で名前が売れていたロック系の亀田誠治を起用してノイジーな爆音サウンドを炸裂させる…とやっている事は1作ごとにバラバラだったので今作もそんなにサウンド面で一貫性は無いが、シリアスで全体に少し影があって暗いイメージでは統一されていると思う。歌声はけっこう綺麗なんだけど、どんなサウンドが載っても一本調子で無感情気味に歌うようなボーカルスタイルなのはクールさとか無機質さに拍車をかけている感じも。悪くはないんだけどもう少し若さはじける感じでも良かったと思う。
「煌めきの瞬間」はAlternative Mixとされているのでさらに激しくなったのかと思いきやむしろ整理された感じで(あとフェードアウトではなく最後まで演奏される)シングルバージョンの方が破壊的な爆音だったので今作のバージョンは少し物足りない。このバージョンでも十分にトチ狂ったレベルで破壊的ではあるんだけど、この曲に面白さを感じたならぜひシングルバージョンを探してきて聞いてみてほしい。
印象度★★★☆☆
2020.2.12修正