Universe
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | キミノヒトミニコイシテル (Yukihiro Fukutomi Remix) |
小西康陽 | 小西康陽 | 福富幸宏 | 6thシングルC/W収録Ver. |
2 | テレパシー | こなかりゆ | 周水(canna) | 吉俣良 | |
3 | スイミング | こなかりゆ | ハルユキ | 亀田誠治 | 5thシングル 最高15位 売上4.8万枚 |
4 | 質問があるの | こなかりゆ | 櫻井真一 | 河野伸 | |
5 | 恋する胸のため息 | 岩里祐穂 | 朝本浩文 | 朝本浩文 | |
6 | Universe(Strings Version) | こなかりゆ | ハルユキ | 河野伸 | 5thシングルC/W 別アレンジ |
7 | アメリカン・ショートヘアー | こなかりゆ | 福原まり | 福原まり | |
8 | キミノヒトミニコイシテル | 小西康陽 | 小西康陽 | 小西康陽 | 6thシングル 最高8位 売上4.2万枚 |
9 | フィギュア | こなかりゆ | ハルユキ | 河野伸 | 5thシングルC/W |
10 | How? | 岩里祐穂 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 4thシングル 最高20位 売上4.8万枚 |
11 | People | こなかりゆ | 松本俊明 | 河野伸 | |
12 | Canon(fer remix by Sohichi Terada) | Johann Pachelbel |
ピアノインストアルバム『Dear…』収録曲リミックス |
リリースデータ
2001年11月21日 | 初登場19位 | 売上2.1万枚 | Produced by Tempei Matsubayashi | ポニーキャニオン |
深田恭子2ndアルバム。前作から1年8ヵ月ぶり。前作以降の3シングルとC/W3曲を収録。3作のうち「キミノヒトミニコイシテル」のみ1st、2ndに続くトップ10ヒットを記録したが売上は3作の中で最も低い。今作は前作同様にシングルを下回る売上となった。初回盤は3Dジャケット付属。
売上はともかく「キミノヒトミニコイシテル」がインパクトを残したためか、翌年には小西康陽プロデュース第2弾シングル『ルート246』をリリース。さらにはじけた路線だったが今度は本格的にコケてしまい、そのまま歌手活動はフェードアウトした。オリジナルアルバムは今作が最終作となってしまったが、『ルート246』から3ヶ月後の02年8月に既存曲をリミキサー陣がリミックスしたリミックスアルバム『Flow〜Kyoko Fukada Remixes〜』が最後の作品となった。なお今作リリース時のインタビューでは今後の歌手活動に関してもっと積極的に制作にも関わっていきたいとコメントするなど意欲を見せていた。
前作同様にシングル3作は毎回作風が変わり、織田哲郎と葉山たけしというまさかの90年代ビーイングの組み合わせによる「How?」、再度亀田誠治をアレンジに招くも今度は爽やかバンド風味な「スイミング」、小西康陽全開のピコピコしたアイドルデジタルポップ「キミノヒトミニコイシテル」とてんでバラバラ。ただ今回は明らかに全体のカラーがグッと明るくなり影を感じさせる部分や暗い部分が一掃された。特にこなかりゆの作詞はガーリーな雰囲気で、曲調も爽やかでアイドル風味なポップな曲が増えた。普通アイドルシンガーって逆で物凄くアイドル全開で始まって徐々におとなしくなってアーティスト路線になっていくものだと思うんだけど深田恭子は真逆に進んだ。
今作が前作より手抜きっぽく感じてしまうのは既出曲の多さと最初と最後が謎にリミックスになっている点がかなり印象を下げてしまう。「キミノヒトミニコイシテル」なんて1回聞いただけでもインパクト強すぎるのにリミックス圧(?)の強いマメミムメモを最冒頭から聞かされ(しかもリミックス自体も既出C/Wだし)、中途半端な8曲目の位置でオリジナルをまた聞かされるのはちょっと…。
「How?」「スイミング」など厚めのギターサウンド主体の爽やか路線が中心だったら最高だったのだが残念ながらそういう曲は他にはほとんど無く、軽めの曲調が多すぎて印象も薄い。最後は迷走して自滅のような印象で歌手活動が終わってしまったので制作サイドがけっこう迷走していたのかも…。
印象度★★★☆☆
2020.3.20修正