BROS.
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 太陽はふたつない | 小林和子 | 福山雅治 | 中村修司 | |
2 | 天使の翼にくちづけを | 福山雅治 | 中村修司 | 中村修司 | |
3 | WOH WOW | 福山雅治 | 福山雅治 | 後藤次利 | 4thシングル 最高89位 売上0.4万枚 冒頭にカモン!追加 |
4 | ただ僕がかわった | 福山雅治 | 後藤次利 | 後藤次利 | 4thシングル両A面曲 |
5 | 1991年のクリスマスソング | 古賀勝哉 | 福山雅治 | 中村修司 | |
6 | Running Through The Dark | 福山雅治 | 後藤次利 | 後藤次利 | |
7 | 00:20 AM | 中村修司 | 中村修司 | アコースティックギターインスト | |
8 | Tomato Game | 福山雅治 | 福山雅治 | 後藤次利 | |
9 | Jの店 | 古賀勝哉 | 福山雅治 | 後藤次利 | |
10 | 天国の扉を開けて欲しい夜 | 古賀勝哉 | 福山雅治 | 後藤次利 | |
11 | 見えない明日 | 古賀勝哉 | 福山雅治 | 中村修司 |
Chorus Arrange:鈴木弘明/曳田修(4,6)、
リリースデータ
1991年11月6日 | 初登場55位、最高52位 | 売上2.0万枚 | Produced by 福山雅治、後藤次利、中村修司 | BMGビクター |
福山雅治3rdアルバム。前作から1年ぶり。前作以降リリースされた4thシングルから2曲とも収録。「WOH WOW」は冒頭にカモン!という掛け声が追加されたアルバムバージョン。「ただ僕がかわった」は当時のシングル盤の表ジャケットにはC/Wと明記されているが、裏ジャケットでは逆転して表記されており(「ただ僕がかわった」がA面、「WOH WOW」がC/W扱い)、背文字では両A面、公式サイトでも両A面扱いとなっており、正式に両A面扱いである模様。これがシングル初のランクインとなり、続けて今作でもアルバム初のランクインを果たした。初回盤はスリーブケース入りで別冊でフォトブック付属。フォトブックには本人による全曲解説も記載されている。
前作に続いて中村修司がアレンジャーとして参加しているほか、新たに後藤次利が参加。今作では再度1曲ごとに演奏表記があり、中村はギタリスト、後藤はベーシストでそれぞれ自身が編曲した曲で演奏もしているが、お互いの楽曲には参加していない。福山本人は「00:20 AM」で中村と共にアコースティックギターを担当している以外に演奏にクレジットされていない。
前2作からグッと垢抜けてきた印象。時代が急速に変化して、80年代バリバリだったサウンドに変化が生じてきたというのもあるが(1曲目からプログレ風だし)、なんといっても楽曲の勢いが明らかに上昇。むろんこの後さらに格段に楽曲のクオリティが上昇して本格的にブレイクするので、まだまだ過渡期的ではある。また作曲以上に作詞を任せているのが今作では目立つ。そこまでこれまでと雰囲気が変わったわけではなく、表現の幅を広げるために任せたといったところだと思われるが、尖った雰囲気はだいぶ抑えられてきた感じはある。それでもまだまだ若さは出ていてサラリーマン時代の自身の心境を歌った「Running Through The Dark」は痛快だ。別冊ブックレットには「2880hours」という数字に絡めて"サラリーマンやってた期間。本来は3日で辞めるべきだった。会社まで徒歩5分という時間は、人生を考えるには短すぎる時間だった。"という一文もある。生きざまがロックンロール。
印象度★★★☆☆
2021.2.15修正