The Golden Oldies
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 原曲アーティスト |
Factory Live Recording | |||||
1 | 青春の影 | 財津和夫 | 財津和夫 | 吉川忠英 | チューリップ |
2 | ファイト! | 中島みゆき | 中島みゆき | 吉川忠英 | 中島みゆき |
3 | 飾りじゃないのよ涙は | 井上陽水 | 井上陽水 | 井上鑑 | 井上陽水/中森明菜 |
4 | 秋桜 | さだまさし | さだまさし | 吉川忠英 | 山口百恵 |
5 | ルビーの指環 | 松本隆 | 寺尾聰 | 井上鑑 | 寺尾聰 |
6 | 雨のバス | グ・スーヨン | Hanada | 吉川忠英 | 花田裕之 |
Studio Live Recording | |||||
7 | ラスト・ダンスは私に | 岩谷時子 | POMUS DOC/ SHUMAN MORT |
井上鑑 | 越路吹雪 |
8 | お嫁においで | 岩谷時子 | 弾厚作 | 井上鑑 | 加山雄三 |
9 | プカプカ | 象狂象 | 象狂象 | 井上鑑 | ザ・ディランU |
10 | ケンとメリー〜愛と風のように〜 | 山中弘光・ 高橋信之 |
高橋信之 | 井上鑑 | BUZZ |
11 | 勝手にしやがれ | 阿久悠 | 大野克夫 | 井上鑑 | 沢田研二 |
12 | ロックンロールの真最中 | 鮎川誠 | 鮎川誠 | 井上鑑 | サンハウス |
13 | 浅草キッド | ビートたけし | ビートたけし | 井上鑑 | ビートたけし |
14 | おでこにキッス | 遠藤賢司 | 遠藤賢司 | 井上鑑 | 遠藤賢司 |
15 | タイムマシンにおねがい | 松山猛 | 加藤和彦 | 井上鑑 | サディスティック・ミカ・バンド |
16 | そして僕は途方に暮れる | 銀色夏生 | 大沢誉志幸 | 井上鑑 | 大沢誉志幸 |
リリースデータ
2002年6月26日 | 初登場2位 | 売上56.1万枚 | Produced by 福山雅治・グーフィ森 | ユニバーサル |
福山雅治1stカバーアルバム。正式なアーティスト名は「FUKUYAMA ENGINEERING GOLDEN OLDIES CLUB BAND」。2002年は新作リリースは無かったが、02年1〜9月に放送されたフジテレビ系「福山エンヂニヤリング」をレギュラーでやっていた。番組内でバンドを率いてカバー曲を披露するコーナーがあり、そこで披露したカバー曲を集めた内容。バンドメンバーは完全に固定されてはおらず、曲ごとの演奏クレジットはあるが、バンドとしてのメンバークレジットは無い。録音は福山エンヂニヤリングの工場(番組)内(番組は工場が舞台という設定で福山が工場長、テリー伊藤が副工場長という設定だった)と福山のホームグランドとなる西麻布のレコーディングスタジオにて全曲スタジオライブによる1発録音で制作されている。宇多田ヒカル『DEEP RIVER』の2週目に及ばず、初動25.5万出しながらも2位だったが、ロングヒットとなった。11月に100位圏外となったが、この年の12月(03年度分)から300位集計に切り替わったため、12月になって拡大した300位圏内に再ランクインした。このため300位集計移行前に100位圏外になっていた1ヶ月分の売上はカウントされていない。歌詞カード裏にはアルバム解説と本人の曲解説が記載されている。
スタジオライブなのでライブっぽい残響やもちろん歓声も無いが、1発録音による生音バンドサウンドという点が重視されたミックスになっているようだ。アコースティックなバンドスタイルが多いが曲によってはロック色が強いものもある。古い昭和の選曲ばかりで、原曲リリース当時は福山が生まれる前だったり、幼少期や少年時代に該当する曲が多く、福山本人より10歳以上は年上の世代の方が知ってる曲ばかりで楽しめる作品なのではないだろうか。前半に比べると後半ほど知らない曲が多かった。偉大な先人たちへの敬意を示したといった感じか。低音を生かしたボーカルは以前から魅力だったが、この頃からさらに磨きがかかっていった印象もあり、前作のアコースティックライブアルバムといい、とことん押していたアコースティックを生かしたサウンドや井上鑑をアレンジャーに迎えた事など今作以降の新作でのアコースティックバラード路線にも繋がっていくような気がする。
印象度★★★☆☆