ゴールデン☆ベスト シングル・コレクション
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | あ〜よかった(setagaya-mix) | こじまいづみ | こじまいづみ | パパダイスケ | 1stシングル 最高5位 売上45.8万枚 |
2 | ずっと一緒に | こじまいづみ | こじまいづみ | パパダイスケ | 1stシングルC/W |
3 | ひまわりの花 | こじまいづみ | こじまいづみ | パパダイスケ | 1stシングルC/W |
4 | 赤い自転車 | おのまきこ | おのまきこ | パパダイスケ | 1stシングルC/W |
5 | さよなら 大好きな人 | こじまいづみ | こじまいづみ | パパダイスケ | 2ndシングル 最高6位 売上52.8万枚 |
6 | 愛する人よ | おのまきこ | おのまきこ | パパダイスケ | 2ndシングルC/W |
7 | ハナムケノハナタバ | こじまいづみ | こじまいづみ | パパダイスケ | 3rdシングル 最高18位 売上3.8万枚 |
8 | 秘密基地 | 花*花 | おのまきこ | パパダイスケ | 3rdシングルC/W |
9 | やっぱり! | おのまきこ | おのまきこ | パパダイスケ | 4thシングル 最高24位 売上2.6万枚 |
10 | あなたへ… | おのまきこ | おのまきこ | パパダイスケ | 4thシングルC/W |
11 | 愛を少し語ろう | こじまいづみ | こじまいづみ | パパダイスケ | 5thシングル 最高60位 売上0.7万枚 |
12 | ばんそうこう1枚 | こじまいづみ | こじまいづみ | パパダイスケ | 5thシングルC/W |
13 | 涙のチカラ | おのまきこ | おのまきこ | パパダイスケ | 6thシングル 最高91位 売上0.5万枚 |
14 | 晴れた夜 雨の午後 | こじまいづみ | こじまいづみ | パパダイスケ | 6thシングルC/W |
15 | LONELY GIRL | Andrew Gold 訳詞:花*花 |
Andrew Gold | パパダイスケ | 7thシングル 最高96位 売上0.2万枚 Andrew Gold「Lonely Boy」の日本語改題カバー |
16 | ポロポロ | おのまきこ | おのまきこ | パパダイスケ | 7thシングルC/W |
17 | カプチーノ | こじまいづみ | こじまいづみ | パパダイスケ | 7thシングルC/W |
18 | 植物園北門前 funk version | こじまいづみ | 菱沼幹太 | パパダイスケ | 7thシングルC/W インディーズシングル『あ〜よかった』C/Wのリメイク |
リリースデータ
2011年5月11日 | 300位圏外 | ワーナー |
メンバー
Vocal/Piano/Keyboards | おのまきこ |
Vocal/Piano/Keyboards | こじまいづみ |
花*花2ndベストアルバム。レコード会社の企画ベスト『GOLDEN☆BEST』シリーズとして発売された。花*花の作品としては03年の活動休止時にリリースした『FOOT PRINT〜花*花WORKS 2000-2003〜』以来。メジャーデビューから活動休止までの00〜02年(休止は03年)にリリースした全シングル7枚をC/Wまで全曲リリース順に収録。レコード会社主導の企画作ではあるが公式サイトにも掲載されている公認作。リマスターは菊地功が担当。
休止後メンバーはソロで活動していたが結成時のユニット名であるRINSEとしての復活を経て、2009年に花*花としての活動を再開、10年12月に新作アルバム『ハライソ』をインディーズでリリースしていた。ただし活動再開後にインディーズでリリースしたアルバムのうちO社に登録されたのは2015年の『アンダーウェア』のみで、2010年『ハライソ』、2013年『SOGNI DE SOGNI』、2017年『フォープレイ』は登録すらされていない。2020年に20周年を記念して発売したベストアルバム『2×20』はユニバーサルからの発売となり、メジャー復帰を果たした。2021年にリリースしたミニアルバム『52R45』も引き続きユニバーサルとなっていて20周年ベストでの1ショット契約ではなくメジャー復帰に至っているようである。
7枚しかシングルを出していなかったのに『FOOT PRINT〜花*花WORKS 2000-2003〜』では「涙のチカラ」「LONELY GIRL」が収録されずにアルバム曲を大量収録していたが、今作はC/Wまで全曲網羅したコンプリートシングルコレクション。1曲ごとの演奏クレジットまでしっかり記載されているなどいつも抜けが発生したり、演奏クレジットなんてまずもってスルーする『GOLDEN☆BEST』シリーズにしてはやけに仕事ぶりが丁寧だ。
メジャーデビューいきなりのヒットからの完全無欠な2発屋、紅白まで出たその年明けには急速に忘れ去られてしまって大暴落してすぐにメジャー舞台から去ってしまうというメジャーで活動を続けることの難しさ、2連続で大ヒットしても続かない世の無常さを花*花は痛感させてくれた。当時の実感としては「ハナムケノハナタバ」はまあ前2作ほどではないけど盤石の次の1曲という感じだったので随分一気にコケてしまったなという感じではあったけど、「やっぱり!」のなんでもない普通さにやっぱりもうこれは売れなくなるわ…と普段は売れなくなっても聞き続けるのに珍しく速攻見切ってしまい聞かなくなってしまった。『FOOT PRINT〜花*花WORKS 2000-2003〜』で再度戻ってきてもやっぱり売れなくなってしまったのが分かるというか、普通な曲ばかりで最初の2シングルのようなオーラが全くないというか…。
改めてシングルコレクションという形で聞いていくと、ヒットを経験する前に割と無心で書き上げたであろう最初の2曲が大当たりして一気に多忙になる中で次のヒット曲を求められるという最初のプレッシャーで見事に砕け散った感じは確かにある。「やっぱり!」以降でこれぞというシングルA面が続かなかった。C/Wまで並べて聞いていくとトータルで楽曲の良さはそんなに変わってなくて、変に大当たりしなければもっと着実に歩んでいけたのではないかと思う部分も改めて感じた。2人ともピアノキーボード、2人ともメインボーカルを張れるような強いボーカルで、2人のピアノ弾き語り系シンガーソングライターが張り合うようなハーモニーを響かせるというスタイルは何気に珍しく、この点が花*花の最大の特徴で魅力なのではないかと思う。当時はKiroroが売れたばかりだったので、ブラック・キロロみたいなネタ的な揶揄もされていたが、もっとハーモニーユニットの部分を強調して売りだせばもう少し何か違っていたかもしれない。
実際当時高校生だったが新入生歓迎会とか文化祭とかの体育館での出し物では「あ〜よかった」「さよなら 大好きな人」の2曲をハモリを聞かせるのを中心にした女子ボーカルデュオで披露するというのを幾度となく見た記憶があり、音楽系部活の中でも歌唱力に自信のある面々がハーモニーや歌唱力アピールにうってつけな曲としてゴスペラーズやアカペラ系の括りと同じような括りで扱われていた記憶がある。
印象度★★★★☆
2021.11.15更新