Opportunity
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | スウィンギング・ガール | 岩里祐穂 | kz | kz | |
2 | あたらしいうた | 花澤香菜 | 北川勝利 | 北川勝利 | 10thシングル 最高14位 売上0.7万枚 |
3 | FRIENDS FOREVER | 西寺郷太 | Mick Hucknall | Andy Wright | |
4 | 星結ぶとき | 宮川弾 | Spangle call Lilli line | Spangle call Lilli line | |
5 | 滞空時間 | 宮川弾 | 宮川弾 | 宮川弾 | |
6 | カレイドスコープ | 沖井礼二 | 沖井礼二 | 沖井礼二 | |
7 | 透明な女の子 | 山崎ゆかり | 山崎ゆかり | 空気公団 | 9thシングル 最高20位 売上0.7万枚 |
8 | Marmalade Jam | 北川勝利 | 北川勝利 | 北川勝利 | |
9 | Opportunity | 岩里祐穂 | 北川勝利 | 北川勝利 | |
10 | ざらざら | 花澤香菜 | 秦基博 | 島田昌典 | 11thシングル 最高20位 売上0.7万枚 |
11 | 雲に歌えば | 岩里祐穂 | 北川勝利 | 北川勝利 | |
12 | FLOWER MARKET | 岩里祐穂 | 片寄明人 | 片寄明人、北川勝利 | |
13 | brilliant | 花澤香菜 | 北川勝利 | 北川勝利 | |
14 | Seasons always change | 岩里祐穂 | 矢野博康 | 矢野博康 | |
15 | Blue Water | 岩里祐穂 | ミト | ミト |
リリースデータ
2017年2月22日 | 初登場15位 | 売上0.96万枚 | Sound Produced by 北川勝利(except 7,10) | アニプレックス |
花澤香菜4thアルバム。1年10ヶ月ぶりのアルバム。前作以降の3シングルを収録。シングルは空気公団プロデュース、秦基博提供などの話題性があったが、今作全体はUKサウンドをテーマとしている。アルバムのジャケット、ブックレット撮影はロンドンで行われたが、アルバム制作自体はロンドンでは行われていない。ただし「FRIENDS FOREVER」は現地ミュージシャンであるSimply RedのMick Hucknallが提供しており演奏もSimply Redによる完全なUK仕様となっている(オケは現地でSimply Redにより制作され、日本で花澤香菜がボーカルレコーディングした形)。初回盤は三方背スリーブケース仕様、ロンドンで撮影した48Pブックレット、その撮影模様などを収録した映像「Singing London with Kana.」を収録したBlu-ray付。DVD付きでの発売は無い。シングルは7000枚前後で完全固定、今作は前作より若干下がり、初めてアルバムで1万枚を割った。
UKをテーマにしたとのことだが、今回もかわいらしい雰囲気の声優のアルバムという認識で聞くと驚くような良質なサウンドが展開するアルバム。先行シングルであまりその予兆が無く、アルバム制作の際にテーマを設定してシングルを違和感なくアルバムに合わせていくという手法はNYだった前作と同様で今回も予算的に全部生音とか海外レコーディングとか恐らく不可能な中で、打ち込みと生音をうまく使い分け、上質な空気を醸し出す事に成功している確かな名作といえる。ここまで姿勢にブレが無いのは様々な提供を受けたり、予想外の方向性を取り入れながらも全体の指揮を一貫して北川勝利が執り続けているからと思われる。
今作はUKと聞いてよくイメージされるUKロック的なものではない。UKサウンドによほどなじみがない限りは前作のNYとどう違うのかも具体的に説明しろと言われてもよく分からないというのが正直なところ。一貫して凝った落ち着いたポップスが次から次へ展開して聞きごたえがありつつも、リラックスして聞ける。強い1曲は無いがトータルでの完成度は高く、今回も期待通りの1作だった。
印象度★★★★☆
2017.5.28更新