All Time Best ハタモトヒロ(通常盤)

Disc 1
No タイトル 作詞 作曲 Sound Produce 備考
1 シンクロ 秦基博 秦基博 上田禎 1stシングル 最高44位 売上0.6万枚
2 僕らをつなぐもの 秦基博 秦基博 上田禎 1stミニアルバム『僕らをつなぐもの』収録曲
3 鱗(うろこ) 秦基博 秦基博 亀田誠治 2ndシングル 最高25位 売上1.6万枚
4 青い蝶 秦基博 秦基博 島田昌典 3rdシングル 最高22位 売上0.8万枚
5 キミ、メグル、ボク 秦基博 秦基博 松浦晃久 4thシングル 最高15位 売上1.7万枚
6 虹が消えた日 秦基博 秦基博 松浦晃久 5thシングル 最高13位 売上1.6万枚
7 フォーエバーソング 秦基博 秦基博 亀田誠治 6thシングル 最高10位 売上1.4万枚
8 朝が来る前に 秦基博 秦基博 島田昌典 7thシングル 最高5位 売上2.1万枚
9 Halation 秦基博 秦基博 皆川真人 8thシングル 最高10位 売上1.8万枚
10 アイ 秦基博 秦基博 松浦晃久 9thシングル 最高5位 売上2.4万枚
11 透明だった世界 秦基博 秦基博 久保田光太郎 10thシングル 最高13位 売上1.7万枚
12 メトロ・フィルム 秦基博 秦基博 久保田光太郎 11thシングル 最高11位 売上1.2万枚
13 水無月 秦基博 秦基博 久保田光太郎 12thシングル 最高14位 売上1.6万枚

 

No タイトル 作詞 作曲 Sound Produce
編曲(6以降)
備考
1 エンドロール 秦基博 秦基博 島田昌典 1stEP『エンドロールEP』表題曲 最高5位 売上1.5万枚
チャートではシングル扱い
2 Dear Mr.Tomorrow 秦基博 秦基博 秦基博 13thシングル 最高18位 売上0.9万枚
3 初恋 秦基博 秦基博 亀田誠治 14thシングル 最高14位 売上0.8万枚
4 グッバイ・アイザック 秦基博 秦基博 島田昌典 14thシングル両A面曲
5 Girl 秦基博 秦基博 皆川真人 4thアルバム『Signed POP』収録曲、アナログ盤(カット)
22ndシングル(カット) 最高15位 売上0.7万枚
6 言ノ葉 秦基博 秦基博 秦基博 15thシングル 最高11位 売上1.9万枚
2023年アナログ盤(アルバム扱い) 最高50位 売上0.1万枚
7 ダイアローグ・モノローグ 秦基博 秦基博 秦基博 16thシングル 最高9位 売上1.7万枚
8 ひまわりの約束 秦基博 秦基博 秦基博、皆川真人 17thシングル 最高10位 売上6.4万枚
アナログ7インチ盤(カット) 最高40位 売上0.1万枚
2018年再発盤 最高192位 売上0.01万枚
9 水彩の月 秦基博 秦基博 秦基博 18thシングル 最高9位 売上1.3万枚
10 Q&A 秦基博 秦基博 秦基博 19thシングル 最高17位 売上1.0万枚
11 スミレ 秦基博 秦基博 秦基博 20thシングル 最高16位 売上1.3万枚
12 終わりのない空 秦基博 秦基博 秦基博 21stシングル 最高12位 売上1.3万枚
13 70億のピース 秦基博 秦基博 秦基博 21stシングル両A面曲

黄色=はじめまして盤収録曲(曲順は異なる)

リリースデータ

2017年6月14日 初登場1位 売上11.6万枚 Produced by 秦基博 ユニバーサル

秦基博、初のオールタイムベストアルバム。A面以外の楽曲から選曲したセルフセレクション『ひとみみぼれ』、シングル曲の弾き語り音源を集めたベスト『evergreen』が過去にあったが、正式にベスト盤と銘打った作品は今作が初。ここまでの21作のシングル表題曲全て+弾き語りベストアルバム『evergreen』でもシングルと同等の扱いを受けていた「僕らをつなぐもの」、「エンドロール」をリリース順に収録

"秦基博 meets 坂道のアポロン"名義でリリースしたシングル「アルタイル」はアニメタイアップによる企画作品扱いで作詞のみを自身で手掛け作編曲は菅野よう子が担当していた。自作ではなく名義も変えているため公式のシングル通算カウントからも外されており、今作にも未収録となった。「Girl」は22ndシングルにもなったが、初出の4thアルバム『Signed POP』に合わせた時系列で収録されている。アルバム未収録だった「言ノ葉」、前オリジナル『青の光景』以降のシングルである「スミレ」「終わりのない空」「70億のピース」アルバム初収録

初回盤DVD付、初回盤Blu-ray付にはMVの無い「終わりのない空」以外の今作収録の25曲のMVを収録したMV集『BEST MUSIC CLIPS 2006-2016』が付属する。

初回盤の上位互換としてOfficial Fanclub “Home Ground”限定盤(DVD付、Blu-ray付)があり、そちらには存在する全MVを網羅した『BEST MUSIC CLIPS 2006-2016 <Special “HG” Edition>』が付属する。これは2011年に単独発売されたMV集『BEST MUSIC CLIPS 2006-2011』にその後のMVを追加収録したものとなる。加えて2016年11月5日に大阪城ホールで行われたライブ『HATA MOTOHIRO 10th Anniversary ARENA TOUR “All The Pieces”』を収録したDVD、Blu-rayも付属する。さらにジグソーパズルも付属した豪華BOX仕様となっている模様。

これ以外に収録曲を13曲に絞り込み、ボーナストラックとして「聖なる夜の贈り物」(5thアルバム『青の光景』収録曲)、「Rain」(『言ノ葉』C/Wで大江千里カバー、アルバム初収録)の2曲を追加収録した初回限定はじめまして盤も存在する。こちらは時系列ではなく、初心者用に曲順を練ったものとなっている。

2016年末に事務所オフィスオーガスタがユニバーサルとの提携を発表。Ariora Japanにオーガスタのレーベルが存在していたが、これに伴いユニバーサルで新たにオーガスタレコードが設立され、Ariolaにいたオーガスタ所属の全ミュージシャンがそちらへ移籍した。秦基博の場合は「Girl」が移籍後最初の作品となり、今作に続いた。自身初の1位を獲得、初の10万枚越えを達成し最高売上を記録した。

セルフセレクション『ひとみみぼれ』、弾き語りベスト『evergreen』…と過去2度のベスト盤のタイミングで正式なベスト盤を銘打たず、頑なに正規ベスト盤の発売を避けているのは明らかだったが10周年を越えるまでは出さないという意識もあったようだ。しかしまさか『evergreen』をオリジナル音源にしてその後のシングル追加しただけになってしまう、ただシングルA面並べただけのシングルコレクションになるとは思わなかった。そもそも公式上今作が初のベストアルバムなんだから"初のオールタイム"なんて名乗らずにこの言葉は4年後に取っておけば15周年で使えたのに…。

通常盤は価格が良心的だが、MV集をつけるとバカ高くなってしまうのは微妙に価格設定がおかしい。しかもMV集は2011年に1度出ていてそれの不完全版(今作収録曲以外はカット)で半分ほどになってしまうという…。満を持してのベスト盤で、色々趣向を凝らそうとしたものの、結局コアファンもライトファンも微妙に買わない理由が生じてしまうような仕組みになってしまったのは残念だ。個人的にも全部持っている音源になってしまうもののシングルを一気にまとめた作品には魅力があったので購入する事にはしたが初回盤になるとバカ高いので通常盤を買うという形にした。

シングル並べただけだがヒストリーとして辿っていくのにも便利な1作。シンプルな歌モノの楽曲が並び、これといった強烈な個性はあまり無い。むしろ後年になるほどタイアップも多く、万人受けしそうなところなのに必要以上にポップになりすぎないというか、売れ線にガッと行くのをあえて避けるかのような地味さを見せてきたりもする。大ブレイクしそうなポジションに新人時代から挙げられ、シングルで1万前後、アルバムで5万前後をコンスタントに売り続けられるだけの人気を獲得しながらも「ひまわりの約束」まで格段に目立ったヒットが出なかったのも独特のマイペースさゆえだったと思う。しかしひとたび聞いてみれば不思議と引き込まれる歌の力、声の力が感じられる、それこそが最大の特徴だと思う。当初アレンジには全く参加せずにサウンドプロデューサーとしてJ-POP一線級のアレンジャーを起用していたが、後半になると自身でアレンジを担当するようになった。早くも繰り出してしまった1度しか使えないマジックワード"初のオールタイム"の言葉で綺麗にまとめすぎてしまったところはあるが、まだまだ新しい景色を見せてくれそうな期待が持てるという部分もある。

All Time Best ハタモトヒロ (初回限定盤)(2CD+Blu-ray付)初回盤BD付  All Time Best ハタモトヒロ (初回限定盤)(2CD+DVD付)初回盤DVD付 All Time Best ハタモトヒロ (通常盤)(2CD)通常盤   All Time Best ハタモトヒロ (初回限定はじめまして盤)はじめまして盤  

印象度★★★★★

2017.8.25更新

戻る