All Time Best ハタモトヒロ(初回限定はじめまして盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | Sound Produce 編曲(1,4,5,11,13,14) |
備考 |
1 | ひまわりの約束 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博、皆川真人 | 17thシングル 最高10位 売上6.4万枚 アナログ7インチ盤(カット) 最高40位 売上0.1万枚 2018年再発盤 最高192位 売上0.01万枚 |
2 | 鱗(うろこ) | 秦基博 | 秦基博 | 亀田誠治 | 2ndシングル 最高25位 売上1.6万枚 |
3 | アイ | 秦基博 | 秦基博 | 松浦晃久 | 9thシングル 最高5位 売上2.4万枚 |
4 | スミレ | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 20thシングル 最高16位 売上1.3万枚 |
5 | Q&A | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 19thシングル 最高17位 売上1.0万枚 |
6 | シンクロ | 秦基博 | 秦基博 | 上田禎 | 1stシングル 最高44位 売上0.6万枚 |
7 | 朝が来る前に | 秦基博 | 秦基博 | 島田昌典 | 7thシングル 最高5位 売上2.1万枚 |
8 | 僕らをつなぐもの | 秦基博 | 秦基博 | 上田禎 | 1stミニアルバム『僕らをつなぐもの』収録曲 |
9 | グッバイ・アイザック | 秦基博 | 秦基博 | 島田昌典 | 14thシングル両A面曲 |
10 | 透明だった世界 | 秦基博 | 秦基博 | 久保田光太郎 | 10thシングル 最高13位 売上1.7万枚 |
11 | 水彩の月 | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 18thシングル 最高9位 売上1.3万枚 |
12 | Girl | 秦基博 | 秦基博 | 皆川真人 | 4thアルバム『Signed POP』収録曲、アナログ盤(カット) 22ndシングル(カット) 最高15位 売上0.7万枚 |
13 | 70億のピース | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博 | 21stシングル両A面曲 |
14 | 聖なる夜の贈り物(*Bonus Track) | 秦基博 | 秦基博 | 秦基博、皆川真人 | 5thアルバム『青の光景』収録曲 |
15 | Rain(*Bonus Track) | 大江千里 | 大江千里 | 皆川真人 | 15thシングル『言ノ葉』C/W 大江千里のカバー |
リリースデータ
2017年6月14日 | 初登場1位 | 売上11.6万枚 | Produced by 秦基博 | ユニバーサル |
秦基博、初のオールタイムベストアルバム『All Time Best ハタモトヒロ』の初回限定はじめまして盤。ジャケット色は黄色。この仕様のみ他形態とは収録内容が異なっていてタイトル通りにはじめましてのリスナーに向けて抜粋され曲順も練られた13曲+他形態には収録されないボーナストラック2曲を加えた1枚組編成となっている。「Rain」はアルバム初収録。
満を持しての初のオールタイムベストと銘打たれた『All Time Best ハタモトヒロ』はなんだかんだでストレートなシングルコレクションなので1番勧めやすいし、聞きやすい作品ではあると思うんだけど、フルボリュームなベスト盤が溢れる昨今、そこまで時間を割いてじっくり聞いていられない。秦基博をちょっと聞いてみよう程度の場合2枚組は知らない曲ばかりで長く感じてしまいなかなか手が伸びない事もあると思う。そこでこの初回限定はじめまして盤は絶妙だ。最大知名度を獲得している「ひまわりの約束」で始まり、「鱗」「アイ」と代表曲とされる3トップがまず並び、そこからあまり一般イメージに無いアップテンポな「スミレ」「Q&A」「シンクロ」で違う一面を見せ、「朝が来る前に」「僕らをつなぐもの」で再度バラード路線、「グッバイ・アイザック」「透明だった世界」ではロックな方向性…と2,3曲ごとに異なる側面を見せていき、終盤となる「水彩の月」以降も近年の映画・ドラマタイアップソングを並べて最後までどこかで接した可能性の高い楽曲をひたすら選曲。アニメ映画『言の葉の庭』は表題曲である「言ノ葉」がイメージソングであり、MVも映画の映像で作られたがイメージソングなので実は映画本編で使用されていない。実際に映画のエンディングとして使われたのはC/Wに収録した大江千里のカバー「Rain」だったのでここでその「Rain」をしっかり収録してきたのもナイス過ぎる判断(アルバム初収録だったのでこれを初回盤・通常盤にも収録しなかったのがむしろ痛手ともいえる)。
時系列ではないが秦基博を初めてちゃんと聞くリスナー向けに考えられた曲順は最大公約数で知られているところから始まり、数曲ごとに異なる側面を見せていくので「ひまわりの約束」しか最悪知らなかったとしても非常に聞きやすい1枚にまとまったと思う。これぞ正真正銘のベストアルバムといえる1枚に仕上がった。いっそ初のベスト盤としては今作だけ出しておいて"初のオールタイム"や"初のシングルコレクション"は15周年か20周年まで取っておけばここで救い上げて獲得したリスナー含めてもう1度ベスト盤でドカンとやれただろうに、なんか本当にもったいない"初のオールタイム"だった。
印象度★★★★☆
2020.2.25更新