ひらがなくりすます2018

No タイトル 備考
1 Overture 欅坂46 1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』収録曲 Instrumental
けやき坂46専用のOvertureが無いため欅坂46と同じものを使用
2 VTR1 主演:柿崎芽実
3 Opening メンバー登場演出
4 ハッピーオーラ 欅坂46 7thシングル『ガラスを割れ!』Type-BのみC/W
5 ひらがなけやき 欅坂46 2ndシングル『世界には愛しかない』通常盤のみC/W
単独アルバム『走り出す瞬間』収録曲 
6 DANCE TRACK ダンスコーナー
7 僕たちは付き合っている 欅坂46 4thシングル『不協和音』Type-DのみC/W
単独アルバム『走り出す瞬間』収録曲 
8 MC MC
9 VTR2 主演:潮紗理菜
10 線香花火が消えるまで 単独アルバム『走り出す瞬間』Type-Aのみ収録曲 金村・富田・松田
11 三輪車に乗りたい 単独アルバム『走り出す瞬間』通常盤のみ収録曲 柿崎・佐々木美
12 沈黙した恋人よ 欅坂46 1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』Type-Aのみ収録曲
単独アルバム『走り出す瞬間』収録曲 潮・加藤・齊藤・佐々木久・高本
13 わずかな光 単独アルバム『走り出す瞬間』Type-Aのみ収録曲 佐々木美玲ソロ
14 未熟な怒り 単独アルバム『走り出す瞬間』Type-Aのみ収録曲 2期生
15   富田鈴花ソロラップ
16 ノックをするな! 単独アルバム『走り出す瞬間』Type-Aのみ収録曲 加藤・高瀬・東村・富田・渡邉
17 こんな整列を誰がさせるのか? 単独アルバム『走り出す瞬間』通常盤のみ収録曲
18 VTR3 主演:小坂菜緒
19 君に話しておきたいこと 当時未発売曲 欅坂46 8thシングル『黒い羊』C/W
CoCo壱のキャンペーソングとして10〜12月に店内放送で流れていた曲
20   2期生の「100年待てば」コーラスパフォーマンス
21 100年待てば 欅坂46 1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』Type-Aのみ収録曲 元メンバー長濱ねるソロ曲のカバー
22   バックダンサー(楽器隊)によるパフォーマンス
23 JOYFUL LOVE 当時一般未発売曲 日向坂46 1stシングル『キュン』C/W
メチャカリキャンペーンソングとしてメチャカリ会員限定CDとして配布されていた曲
24 MC MC
25   バックダンサーによるパフォーマンス
26 期待していない自分 単独アルバム『走り出す瞬間』収録曲
27 半分の記憶 欅坂46 6thシングル『ガラスを割れ!』通常盤のみC/W
単独アルバム『走り出す瞬間』収録曲 2期生
28   ダンスコーナー 1期生
29 誰よりも高く跳べ! 欅坂46 3rdシングル『二人セゾン』Type-BのみC/W
単独アルバム『走り出す瞬間』収録曲 1期生
30 ひらがなで恋したい 単独アルバム『走り出す瞬間』通常盤のみ収録曲
31 Ending 退場演出
32 最前列へ 単独アルバム『走り出す瞬間』Type-Bのみ収録曲 2期生
33 永遠の白線 欅坂46 1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』Type-Bのみ収録曲
単独アルバム『走り出す瞬間』収録曲 1期生
34 MC MC 新メンバー上村ひなの登場(挨拶のみ)
35 車輪が軋むように君が泣く 単独アルバム『走り出す瞬間』Type-Bのみ収録曲
36 MC MC
37 約束の卵 単独アルバム『走り出す瞬間』Type-Aのみ収録曲

メンバー

1期生 井口眞緒、潮紗理菜、柿崎芽実、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、高本彩花、東村芽依
2期生 金村美玖、河田陽菜、小坂菜緒、富田鈴花、丹生明里、濱岸ひより、松田好花、宮田愛萌、渡邉美穂
3期生 上村ひなの(MCでの挨拶のみ)
 
休業 影山優佳(不参加)

DISC-1はけやき坂46(ひらがなけやき)時代の2018年12月11,12,13日に日本武道館で開催された3日間のライブのうち13日公演を全曲収録。欅坂46、けやき坂46、合同の3日間の予定だった1月30日〜2月1日の日本武道館公演が欅坂46平手友梨奈の負傷により3日間全てけやき坂46で開催されたが、その年末に今度は最初からけやき坂46で日本武道館3daysとなり、2018年は年始と年末に3daysずつの合計6days日本武道館公演となった。

1stアルバム『走り出す瞬間』への参加を最後に学業専念で休業していた影山優佳のみ全面不参加。坂道合同オーディションで唯一のけやき坂46新メンバーとして加入したばかりで参加曲が無い上村ひなのはアンコールのMCで紹介と挨拶、加入ドッキリ映像の上映のみの出番となっている。

3日間のセットリストは10〜12のユニット・ソロの3曲枠が日替わりとなっていた。また13日公演のみWアンコールで「約束の卵」が追加披露された。「君に話しておきたいこと」「JOYFUL LOVE」は当時未発売でこの3日間のライブが発売に先駆けてのライブ初披露だった。2曲ともタイアップで使用されていたが、単独アルバムは6月に発売されたばかり、単独シングルデビューはまだしておらず、欅坂46のC/W枠で楽曲を発表している状態だったため発表するタイミングが無い時期だった。「君に話しておきたいこと」は翌年2月の欅坂46の8thシングル『黒い羊』C/Wとして発表され、「JOYFUL LOVE」はタイアップ先の『メチャカリ』会員限定配布CDにはなっていたが、正式に一般発売されたのは翌年3月末の日向坂46のデビューシングル『キュン』C/Wとしてだった。

2018年のけやき坂46は平手問題で活動が不安定化した欅坂46から徐々に独立して人気を獲得していた時期で、年明けの緊急で決まった武道館3daysを成功させて、初の単独名義アルバムで大量の持ち歌も獲得。これに伴い夏のアルバムツアーより持ち歌のみでライブが構成できるようになり、欅坂46楽曲のカバーは無くなっていた。このライブでも「Overture」はアルバムで用意されずにまだ専用のものが無いので欅坂46と共通のものを使用しているのと兼任メンバーだった長濱ねるのソロ曲「100年待てば」以外は全てけやき坂46名義の持ち歌のみで構成されている。そして翌年『黒い羊』C/Wへの参加を最後に完全独立してのシングルデビューが決定し、日向坂46改名へと繋がっていく。

やはり明確な目標と勢いとフレッシュさがあった時期だけに単独デビュー以降この5年間でどうしても失われてしまった上昇気流に乗り始めた止まらない勢いは良く出ているライブだと思う。まだ個人仕事がそれほど多くなかったり、アルバム発売に伴って出番の少なかった2期生の出番が増えてきていた事やなんだかんだそこまで芸能界に染まっていない若さや純粋さもまだあったのかなと2023年の発売時点では改めて眩しく感じる部分が多い。冒頭のメンバー紹介VTRでは「ハッピーオーラ」センターの加藤がラスト単独(他は2人ずつ紹介)という扱いになっているが、演出自体はOPとEDは柿崎が見る夢の中の出来事という演出になっているので、柿崎の単独VTRで始まり、ステージ上で寝ている柿崎を登場したメンバーが起こしてライブが始まり、最後はメンバーが来た場所へと戻っていく中で再度柿崎が眠りにつきつつ必殺のウインクで締めるという演出なので結果的には翌年卒業してしまう柿崎最後のメイン扱いとなった。改名以降で気持ちが折れたかのような卒業は当時も残念だったがやはり完全引退が惜しまれる逸材だったと今でも思う。その柿崎と佐々木美玲のユニット「三輪車に乗りたい」もこれが最後の披露だったわけだけど、日替わり枠で映像化が3日目だったのが幸いして5年の時を経て映像化されたのは良かった。

ただ全体に生歌っぽいブレもわずかにあるんだけど、「三輪車に乗りたい」だけでなく肝心の各メンバーのソロパート部分がソロで歌っているのに明らかに声が重なっている。ガイドボーカルか元のCD音源なのかは分からないが被せが露骨すぎてソロパートがソロパートに聞こえないのは気になった。佐々木美玲ソロの「わずかな光」はもう少し生らしいブレもあるんだけど、「三輪車に乗りたい」は2人で交互に歌っている曲なのに終始2人一緒に歌っているみたいな声の重なりになっていて不自然すぎるのでもう少しうまく調整してほしかった…(アイドル・役者としての存在感は逸材級だったけど歌唱面では柿崎さんそんなに…な印象ではあったけどさ…)

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印象度★★★★☆

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