ひなくり2019〜17人のサンタクロースと空のクリスマス〜
No | タイトル | 備考 |
1 | Overture | Instrumental 当時未発売曲 1stアルバム『ひなたざか』収録曲 |
2 | Opening | 英語ナレーションによるストーリー序章、メンバー登場 |
3 | キュン | 1stシングル |
4 | 英語ナレーションによるストーリー進行 | |
5 | ハッピーオーラ | けやき坂46 欅坂46の7thシングル『ガラスを割れ!』Type-BのみC/W |
6 | MC | |
7 | VTR1 | 潮紗理菜・加藤史帆・齊藤京子・佐々木久美・高本彩花 |
8 | ママのドレス | 3rdシングルType-CのみC/W りまちゃんちっく(潮・加藤・齊藤・佐々木久・高本) |
9 | まさか 偶然… | 3rdシングルType-AのみC/W 花ちゃんズ(富田・松田) 2人アコースティックギター演奏+オケ |
10 | VTR2 | 佐々木美玲・高瀬愛奈 |
11 | ホントの時間 | 3rdシングルC/W |
12 | VTR3 | 主演:丹生明里 |
13 | ときめき草 | 1stシングルType-CのみC/W |
14 | 英語ナレーションによるストーリー進行+本人モノローグに合わせた丹生の実演 | |
15 | こんなに好きになっちゃっていいの? | 3rdシングル |
16 | 川は流れる | 3rdシングル通常盤のみC/W |
17 | 英語ナレーションによるストーリー進行 | |
18 | Cage | 2ndシングルType-BのみC/W 金村・河田・丹生・東村 |
19 | 上村ナレーション(生朗読) | |
20 | 一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない | 3rdシングルType-BのみC/W 上村ソロ |
21 | 富田ソロラップ(バックダンサー付) | |
22 | Dash&Rush | 2ndシングル通常盤のみC/W 2期生+3期生(上村) |
23 | My god | 2ndシングルType-AのみC/W 1期生 |
24 | 英語ナレーションによるストーリー進行 | |
25 | ドレミソラシド | 2ndシングル |
26 | キツネ | 2ndシングルC/W |
27 | NO WAR in the future | けやき坂46 アルバム『走り出す瞬間』収録曲 初出は欅坂46の5thシングル『風に吹かれても』Type-BのみC/W |
28 | 英語ナレーションによるストーリー進行 | |
29 | JOYFUL LOVE | 1stシングルC/W |
30 | Ending | 英語ナレーションによるストーリー完結 |
31 | VTR4 | 主演:丹生明里 |
32 | 誰よりも高く跳べ! | けやき坂46 アルバム『走り出す瞬間』収録曲 初出は欅坂46 3rdシングル『二人セゾン』Type-BのみC/W |
33 | 期待していない自分 | けやき坂46 アルバム『走り出す瞬間』収録曲 |
34 | MC | |
35 | 約束の卵 | 単独アルバム『走り出す瞬間』Type-Aのみ収録曲 |
メンバー
1期生 | 潮紗理菜、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、高本彩花、東村芽依 |
2期生 | 金村美玖、河田陽菜、小坂菜緒、富田鈴花、丹生明里、松田好花、宮田愛萌、渡邉美穂 |
3期生 | 上村ひなの |
休業 | 影山優佳、濱岸ひより |
自粛 | 井口眞緒 |
DISC-2は2019年12月17,18日千葉・幕張メッセ国際展示場4〜6ホールで開催された2日間のライブのうち18日公演を全曲収録。3月のシングルデビューに伴い、けやき坂46から日向坂46へ改名し、欅坂46から独立、この時点で3枚のシングルをリリースしていた(「Overture」はけやき坂46時代は専用のものが無く欅坂46のものを使用していたが改名と同時に日向坂46専用の「Overture」が制作されたがこの時点では未発売)。デビュー直後に柿崎芽実が卒業、影山優佳は引き続き学業専念で休業中、2ndシングルのヒット祈願企画参加を最後に濱岸ひより体調不良で休業、3rdシングル発売直前にスキャンダルにより井口眞緒が活動を自粛していた。井口は復帰することなく2020年2月に卒業を発表した。この公演の模様は当時ひかりTVとdTVチャンネルで生放送された(契約していれば追加料金なしで視聴・録画できた)。
17日公演とはセットリストは同じだがストーリーの主演が異なり、17日は河田陽菜、18日は丹生明里だった。17日の河田主演の模様は映像化されていないが、今作付属のフォトブックレットでは「Ending」に当たる部分のラストシーンで河田がプレゼントを受け取っている17日公演の写真が使用されている。
17日公演では2020年に向けてドラマ『DASADA』放送日の決定、2月4,5日横浜アリーナでの『日向坂46×DASADA LIVE&FASHION SHOW』開催発表、4thシングル発売が発表された。18日公演では3月18日〜5月14日に『日向坂46 全国アリーナツアー』開催を発表。さらにメンバーにもサプライズで1年後の「ひなくり2020」が2020年12月6,7日開催で会場が東京ドームである事が発表された。しかしライブが"以前"の世界で開催できたのは2月4,5日横浜アリーナでの『日向坂46×DASADA LIVE&FASHION SHOW』が最後となり、3〜5月の『日向坂46 全国アリーナツアー』は世界変異による緊急事態宣言により延期、当初秋開催としたが騒動が長期化した事で完全中止となった。全公演開催されなかったためかツアー詳細を発表している際にはVTRを一切映さずに見ているメンバーの反応だけを映し続けるという編集が施されている。またドーム公演も2021年へ延期となり、配信別会場で「ひなくり2020」は開催となった。
「ひらがなくりすます」を「ひなくり」に改題して継続となったクリスマスライブだが、空の世界のプレゼント工場を舞台にして随所で英語ナレーションとメンバー実演、ナレーション等を組み合わせたストーリー展開をしながら曲を披露していくという前回以上にストーリーを重視した展開になっている。シャレた雰囲気を出すために英語ナレーション(映像で字幕)にする演出は少々まわりくどくはあるが…。改名に伴い、けやき坂46時代の曲はあまり披露しなくなり、日向坂46になってからの3シングルを中心にした選曲となったが、ここまで一気にセットリストが入れ替わる機会ってこの時くらいだったかもしれない。これまで1期のみだった「誰よりも高く跳べ!」が全員曲へとグレードアップされたり、最新シングルとはいえ上村ひなのが唯一ソロ曲を歌唱したり、参加していなかった曲にも参加するようになるなどより一体感を増してきて大成功の再デビュー年を勢いと希望に満ち溢れて2020年へ繋げていく良い年の締めくくりだったと思う。影山は受験する事を公言していたので復帰は来春以降だろうと思われていたが、柿崎の突然の卒業や、濱岸休業、井口自粛など不穏な部分もあり、その時々のメンバーが全員揃わないままになってしまうのはこの頃から始まっていたが、翌年以降の世界変異による活動制限を思えばまだまだ希望はあったと思う。このまま行けていたらどうなっていただろうか。
あとDISC-1で見られたソロパートでも不自然に声が重なっている被せまくり感はすっかり無くなっており、今作では基本的に声にブレのある生っぽい歌唱になっている。ドーム公演発表で号泣した直後の「約束の卵」は全員のユニゾンでも声がグッチャグチャになっていたりと、収録音源垂れ流しではなく明らかな生歌唱になっているし、整ってはいないけどライブ感があった方がやはりいいな。
印象度★★★★☆
2024.2.4更新