Jupiter〜平原綾香ベスト〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Jupiter | 吉元由美 | G.Holst | 坂本昌之 | 1stシングル 最高2位 売上92.5万枚 |
2 | 明日 | 松井五郎 | Andre Gagnon | 小林信吾 | 2ndシングル 最高19位 売上3.2万枚 7thシングル(再発) 最高16位 売上11.3万枚 |
3 | 今、風の中で | 平原綾香 | 久石譲 | 島健 | 13thシングル 最高49位 売上0.9万枚 |
4 | 誓い | 小林建樹 | 小林建樹 | 亀田誠治 | 10thシングル 最高14位 売上4.8万枚 |
5 | Eternally | 平原綾香・松井五郎 | 平原綾香 | 島健 | 8thシングル 最高18位 売上2.5万枚 |
6 | 虹の予感 | 平原綾香 | 平原綾香 | 坂本昌之 | 4thシングル 最高22位 売上1.8万枚 |
7 | Re:PEPPER | 平原綾香 | 平原綾香 | 坂本昌之 | 1stアルバム『ODYSSEY』収録曲 |
8 | あなたの腕のなかで | 妹尾武 | 妹尾武 | 小林信吾 | 1stアルバム『ODYSSEY』収録曲 |
9 | Smile | 平原綾香 | 服部隆之 | 服部隆之 | 2ndアルバム『The Voice』収録曲 |
10 | 星つむぎの歌 | 星つむぎの詩人たち・ 覚和歌子 |
財津和夫 | 財津和夫・清水俊也 | 14thシングル 最高53位 売上0.3万枚 |
11 | BLESSING 祝福 | 吉元由美(日本語詞) | Pascal Obispo | 小林信吾 | 5thシングル 最高14位 売上2.3万枚 |
12 | 君といる時間の中で | 平原綾香 | 小林信吾 | 小林信吾 | 3rdシングル 最高28位 売上3.2万枚 |
13 | mama(Orchestra version) | 平原綾香 | 坂本昌之 | 篠原敬介 | 12thシングル『CHRISTMAS LIST』C/W収録Ver. 原曲は1stアルバム『ODYSSEY』収録曲 |
14 | シチリアーナ | 平原綾香 | O.Respighi | 沢田完 | 5thアルバム『そら』収録曲 |
15 | スタート・ライン | 平原綾香 | 沢田完 | 沢田完 | 10thシングルC/W |
※シングル200位以内データ
リリースデータ
2008年2月13日 | 初登場4位 | 売上14.1万枚(300位集計) | Album Producer:KAZUNAGA NITTA | Dreamuisc |
平原綾香1stベストアルバム。デビュー5周年…といっても03年12月デビューなので4周年の方が近い時期でのリリース。ここまでの実質13作のシングル(「明日」が2回リリース)、C/W、5枚のアルバムの中から選曲されている。1st〜3rdには及ばなかったが当時自己4番目となる売上を記録。ロングヒットしたため登場週数では自己2番目を記録した。この次の6thアルバムはシングル「ノクターン/カンパニュラの恋」が自身2度目のトップ10ヒットとなった勢いで今作の売上を上回り、現在今作は5番目のヒット作となる。また登場週数でも1stクラシックカバーアルバム『my Classics!』に抜かれており現在は3番目。初回盤はPVを収録したDVD付。
タイトルが現役を退いた過去のミュージシャンのレコード会社主導の企画ベストとか高速道路のSAで売られているやつみたいなやっつけっぽいタイトルだが、ちゃんとした公認ベストであり、単なるシングルコレクションにもなっていない純然たる「ベストアルバム」となっている。とりあえず「Jupiter」は当然としてその他大きなヒットはしていないがタイアップ等で割と知名度の高そうな曲は優先的に収録されているのでこの時点での聞きたいところは基本的に網羅されているんじゃないかと思う。最大の魅力はやはり低音から高音まで突き抜けるその声の力だと思うけど、それを生かすのはやはりバラード。ということでバラードの大量連発。自身が作詞作曲している「Re:PEPPER」はそんな中で少しボーカルスタイルも曲調も変えた異色作になっていていいスパイスになっている。「虹の予感」も「Jupiter」と「誓い」に続いて好印象な曲だし、あんまりやっていないようだけどイメージ通りの曲を提供されるよりも自作曲がけっこういいんじゃないだろうか。この7曲目辺りまでは「Jupiter」だけじゃなくていい曲多いなと思っていたが後半からは本当にあまり変化のないバラード続きになってしまいすっかり飽きてしまった。ダレてくる後半にもう少し違った作風の曲を入れたほうが良かったのでは…。
今作リリース後にクラシックのカバーである「ノクターン/カンパニュラの恋」がドラマ『風のガーデン』主題歌となりシングルでは2度目のトップ10ヒットを放っている。以降はシングル売上は完全に低迷するがアルバムではトップ10ヒットを連続して放ち、NHKとの相性の良さから紅白にも2011年まで連続出演し続けていた。2013年には10周年を記念してのシングルコレクションも出ているので、今から聞くならそっちの方がいいかもしれない。
印象度★★★★☆