FAKIN' POP
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | POP STAR | 平井堅 | 平井堅 | 亀田誠治 | 23rdシングル 最高1位 売上24.4万枚 |
2 | 君はス・テ・キ | 平井堅 | 平井堅 | AKIRA | 28thシングル両A面曲 |
3 | 君の好きなとこ | 平井堅 | 平井堅 | 亀田誠治 | 26thシングル 最高5位 売上10.3万枚 |
4 | キャンバス | 平井堅 | 平井堅 | 冨田恵一 | 28thシングル 最高6位 売上4.0万枚 |
5 | Pain | 平井堅 | 平井堅, 鈴木大 |
亀田誠治 | |
6 | fake star | 平井堅 | 平井堅 | URU | 27thシングル 最高6位 売上3.2万枚 |
7 | UPSET | 平井堅, Lisa Shirato |
田中直 | 田中直 | |
8 | 美しい人 | 平井堅 | 平井堅 | 中西康晴 | 26thシングルC/W |
9 | 哀歌(エレジー) | 平井堅 | 平井堅 | 亀田誠治 | 25thシングル 最高5位 売上11.9万枚 |
10 | Twenty! Twenty! Twenty! | KAN | KAN | KAN | |
11 | バイマイメロディー | 平井堅 | 平井堅 | 本間昭光 | 24thシングル 最高2位 売上8.1万枚 |
12 | いつか離れる日が来ても | 平井堅 | 平井堅 | 武部聡志 | 29thシングル(カット) 最高19位 売上1.9万枚 |
13 | 写真 | 平井堅 | 平井堅 | 松浦晃久 |
リリースデータ
2008年3月12日 | 初登場2位 | 売上32.8万枚 | Produced by 平井堅 | DefSTAR RECORDS(ソニー) |
平井堅7thアルバム。05年のシングルコレクション『歌バカ』以来のアルバムで、オリジナルだと04年11月以来。ベストに先に収録されていた「POP STAR」はそのまま再度収録され、以降のシングルを全て収録。C/Wからも2曲収録したため、既出曲が8曲に及び、新曲は5曲のみ。さらに「いつか離れる日が来ても」はシングルカットされ、アルバム曲は4曲だけになってしまった。『歌バカ』をピークにしてシングルで目立ったヒットは出なくなり、長いブランクもあって今作の売上も激減した。
『歌バカ』以降の平井堅は決してサボったり休んだりしていたわけではなく、シングルは一定間隔でリリースしていたが、オリジナルアルバムがなかなか出なくなり、結果シングルが溜まりまくってのベスト盤状態のアルバムが連続するようになり、今作はその最初の1作となった。平井堅はあくまで大衆に向けてのヒットソングを出して歌っていきたい意向があるようでそうなるとどうしてもシングルで何か爪痕を残したいと考え、シングルのたびに曲調にしても見せ方にしても工夫を凝らし、CDが売れなくなっていく状況の中でどうしてもシングル中心の活動に移行せざるを得なかったようだが…。
今作では「君はス・テ・キ」や「fake star」のように歌メロよりもトラック重視のような曲もあるが、基本的にポップス全開。バラードから性愛路線の重たい曲から軽快なポップスまで何でもありのポップアルバムとなっている。今のパーソナルな部分がかなり出ているとも語られているが元々がけっこうミーハーっぽいところもあるようなのでそれがより強く出たのかもしれない。シングルも多いし、ごちゃまぜポップな印象だが聞いてて楽しい。ここまでくると最早R&Bの平井堅のイメージは消失している。ブレイク時にR&Bシンガーとして好きになったリスナーだと残念にしか感じない可能性が高いが、個人的にはごちゃまぜポップな今作も楽しく聞けたので問題なかった。
印象度★★★★☆