WINTER TOUR 2020 "SING"+Live at Blue Note Tokyo
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Love again | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 村山晋一郎 | 12thアルバム『And.Love.Again.』収録曲 |
2 | 幸せをつかみたい | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 5thシングル 最高6位 売上45.4万枚 |
3 | 歌いたいわ | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 宗本康兵 | 7thベスト『THE BEST "1992-2018"』収録曲 |
4 | ゲレンデがとけるほど恋したい | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 7thシングル 最高6位 売上38.5万枚 |
5 | キャリーバッグ | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 村山晋一郎 | 12thアルバム『And.Love.Again.』収録曲 |
6 | You're my hero | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 高橋圭一 | 12thアルバム『And.Love.Again.』収録曲 |
7 | 青い冬ハジマレ | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 宗本康兵 | 13thアルバム『25th プレイリスト』収録曲 |
8 | Snow Fall | 広瀬香美 | 広瀬香美 | tasuku | 6thベスト『Winter High!!〜Best Of Kohmi's Party〜』収録曲 |
9 | ストロボ | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光 | 14thシングル 最高5位 売上33.8万枚 |
10 | 甘いお話 part3 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 中西亮輔 | 25thシングルC/W |
Featuring David Sanborn(1,6)
弦編曲:クラッシャー木村(6)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 好きで好きで | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 12thアルバム『And.Love.Again.』収録曲 |
2 | ふつうのラブソング | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光&広瀬香美 | 6thアルバム『welcome-muzik』収録曲 |
3 | GIFT | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 井上ヨシマサ | 25thシングル 最高85位 売上0.3万枚 |
4 | 冬はフェスティバル | 広瀬香美 | 広瀬香美 | tasuku | 新曲 |
5 | How To Love | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 小西貴雄&広瀬香美 | 3rdアルバム『SUCCESS STORY』収録曲 |
6 | ロマンスの神様 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 小西貴雄&広瀬香美 | 3rdシングル 最高1位 売上174.9万枚 |
7 | 真冬の帰り道 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光&広瀬香美 | 9thシングル 最高10位 売上21.5万枚 |
8 | 愛があれば大丈夫 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 鷺巣詩郎 | 1stシングル 最高42位 売上11.2万枚 |
Bonus Track | |||||
9 | promise | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光&広瀬香美 | 11thシングル 最高4位 売上54.2万枚 |
10 | DEAR...again(Ver.2.05) | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光&広瀬香美 | 8thシングル(リメイク・カット) 最高7位 売上33.7万枚 6thアルバム『welcome-muzik』収録Ver. |
コーラスアレンジ:広瀬香美(8)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 歌いたいわ | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 鳥山雄司 | 7thベスト『THE BEST "1992-2018"』収録曲 |
2 | promise | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 鳥山雄司 | 11thシングル |
3 | Search-Light | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 鳥山雄司 | 20thシングル |
4 | ALL OF ME | TOBIAS GAD, JOHN LEGEND, JOHN STEPHEN |
鳥山雄司 | John Legendのカバー 初収録 | |
5 | 泣いちゃいそう冬 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 鳥山雄司 | ももいろクローバーZへ提供 セルフカバー 初収録 |
6 | おかげサマー | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 鳥山雄司 | TUBEへ提供 セルフカバー 初収録 |
7 | DEAR...again | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 鳥山雄司 | 8thシングル 3rdアルバム『SUCCESS STORY』収録曲「DEAR」リメイク |
8 | 幸せをつかみたい | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 鳥山雄司 | 5thシングル |
9 | ロマンスの神様 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 鳥山雄司 | 4thシングル |
Encole | |||||
10 | Tomorrow(off-mic performance) | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 鳥山雄司 | 3rdアルバム『SUCCESS STORY』収録曲 |
リリースデータ
2019年11月27日 | 初登場272位 | 売上0.02万枚 | Producer:広瀬香美、田村充義 | ビクター |
広瀬香美8thベストアルバム+初のライブアルバム。2作連続、前作から10ヵ月でのベストアルバムとなった。DISC-1,2『WINTER TOUR 2020 "SING"』は2020年開催予定のツアーのセットリストをオリジナル音源でまとめたものとなっていて新曲「冬はフェスティバル」を収録。DISC-3『Live at Blue Note Tokyo』は初のライブアルバムで2019年9,10月に愛知・大阪・東京の3都市で1日2公演ずつ開催した「AUTUMN TOUR 2019 "Vocal Unlimited vol.8"」10月6日東京公演の模様を収録。John Legendのカバー「ALL OF ME」、ももいろクローバーZ、TUBEへ提供した「泣いちゃいそう冬」「おかげサマー」のセルフカバーはスタジオ音源では発表されておらず、ライブ音源で初収録となった。前作初回盤に引き続きLPサイズジャケット仕様となっているが今回は通常盤の発売は無く、LPサイズジャケットでの初回限定生産商品となっている。ベスト乱発の影響で今作の売上は極度の不振に陥り、100位圏外だった1stアルバムを除けばランクインした作品では最低売上を更新する事態となった。
配信版では『WINTER TOUR 2020 "SING"』のみでの配信となっており、『Live at Blue Note Tokyo』は未配信。
『WINTER TOUR 2020
"SING"』
まさかの2作連続べスト、しかも同じ年に2枚目…というベスト乱発が加速しまくりな1作。前作のDISC-3は2019年ツアーのセットリストを事前公開でノンストップで1コーラス前後で切り貼りして繋いだDJ和によるミックスCDという構成だった。今回も2020年ツアーのセットリストを事前公開でそのままベスト盤にしたという事で今回はミックスCDではなくフルサイズのオリジナル音源で一応セットリストもアルバム曲多めに変更しているという違いがある。
最定番のヒット曲はもうベスト盤のたびに毎回収録されていて新鮮味も皆無だが、ライブのセットリストとして考えた場合、ヒット曲以外も聞いてほしいという意欲は前ツアー以上に強く感じられる選曲だと思う。既に純粋なオリジナルアルバムは『And.Love.Again.』を最後に7年出せていない状況だが、『And.Love.Again.』のアルバム曲を4曲も選曲したり、オリジナルアルバムを作れなくなって毎回ベスト盤になってからもベスト盤を新曲発表の場としていたため、そんなベスト盤(13thは実質セルフカバーベスト)で発表してきた「歌いたいわ」「青い冬ハジマレ」「Snow Fall」も入れていて、過去のヒット曲だけに頼るのではなく、現在の広瀬香美も聞かせようとしているところは好印象。聞いてみれば意外と今までにないベスト盤になっていた。
『Live at Blue Note
Tokyo』
Arrange & Guitar:鳥山雄司というクレジットしかないが、ブックレットのライブ写真にはピアノも写し出されていてピアノに関しては本人の弾き語り演奏っぽい(お辞儀している写真だと広瀬香美と鳥山雄司とあともう1人の3人でお辞儀しているが何の担当者なのか分からない。同期とか流してたマニピュレーター系の人?)。それ以外は曲によって同期で簡易なリズムを鳴らしたり、「おかげサマー」ではたぶんその場でループさせて多重コーラスにしているが、基本はピアノかアコースティックギターまたは両方を駆使してのシンプルなアコースティック編成。おなじみのヒット曲も通常とは異なるアレンジ。近年とにかくキーに異様に執着して原曲キーの維持、あわよくばさらにキー上げを試みたりと徹底して高音を出すためのトレーニングを欠かしていないだけあって、高音を存分に出しまくっていて圧巻。ただやはり表現力よりもとにかくキー、とにかく高音を出すという前のめりすぎる姿勢は結局のところ当時のCD音源と比べて聞くと声は出ていてもなんていうか高音が出ればいいっていうもんでもないのかなぁ…。特に「Search-Light」間奏の超音波みたいな高音は出てはいるんだけど当時のCD音源に比べると聞いていて苦しくなってしまう。そんなに無理に挑まなくても…。下げて余裕が出てもっと歌に感情が乗るんだったらその方がいいと思うんだけど、スタンスとしてとにかく高音維持は何より絶対っぽいから変えるつもりもなさそう。
「ALL OF ME」のカバー、ももクロとTUBEへの提供曲セルフカバーはスタジオ音源は発表されていないのでこれが初出のセルフカバーとなる。これもまた聞きどころの1つだと思う。最後の「Tomorrow」は元々超高音を駆使したバラードだけに高音披露にはある意味最適な楽曲。これをマイクなしの弾き語りで勝負するパフォーマンスは凄いが、マイク通してないので当然集音マイクで拾っただけの音声で収録。よってこの曲だけ歌声が果てしなく遠く、圧巻のロングトーン部分で観客が拍手と歓声を挙げている部分では拍手と歓声の方が近い。オフマイクパフォーマンスはあくまで現場で聞いて圧倒されるものであり、CDに収録すると魅力が半減してしまうなと思った。
印象度★★★★☆
2019.12.21更新