THE BEST Love Winters-ballads-
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ロマンスの神様[a cappela] | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 3rdシングル リアレンジ |
2 | 愛はバラード | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 6thシングル 最高41位 売上4.3万枚 再録音 |
3 | promise[soul bossa flavor] | 広瀬香美 | 広瀬香美 | Soul Bossa Trio | 11thシングル リアレンジ |
4 | 誰もいない海 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光、 広瀬香美 |
サントラ盤『映画 ときめきメモリアル オリジナルサウンドトラック』収録曲 再録音 |
5 | いとしのエリー | 桑田圭祐 | 桑田圭祐 | 屋敷豪太 | カバーアルバム『Thousand of Covers DISC1』収録曲 サザンオールスターズのカバー曲 |
6 | ピアニシモ[Mix on Basis] | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光、 広瀬香美 |
12thシングル 7thアルバム『rhapsody』収録Ver. |
7 | Dear | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 服部隆之 | 3rdアルバム『SUCCEESS STORY』収録曲 8thシングル『Dear...again』としてリメイクシングルカット |
8 | Don't Go Away | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 山川恵津子 | 1stアルバム『Bingo!』収録曲 |
9 | 僕がそばに… | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光、 広瀬香美 |
7thアルバム『rhapsody』収録曲 |
10 | I Wish | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光 | 15thシングル 最高15位 売上8.6万枚 |
11 | Harvest | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 4thアルバム『Havest』収録曲 再録音 |
12 | Search-Light | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 野崎貴潤 | 20thシングル 最高23位 売上3.5万枚 |
13 | School Days | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 野崎貴朗 | 8thアルバム『Music.D』収録曲 |
14 | 黄昏 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | h-wonder | 21thシングル 最高47位 売上0.7万枚 |
15 | Ave Maria | Dr.Theo.Baker | Franz Schubert | Tsuneyoshi Saito | カバー 新録音 |
リリースデータ
2001年11月7日 | 初登場6位 | 売上17.2万枚 | Producer:広瀬香美、田村充義 | ビクター |
広瀬香美2ndベストアルバム。バラードベスト。98年のベスト盤「Love Winters」の続編的な扱いになっている。新録カバーの「Ave Maria」以外は既出の楽曲だが、リアレンジやボーカル再録音をいくつかの曲で行っている(雑誌「CD HITS!」のセルフライナーで再録したとコメントしていた曲を上に表記している)。当時はシングルがヒットしなくなり既に冬の女王の権威は失墜しかけていたが、アルバムでのトップ10入りは果たし、結果的にはこれが最後のトップ10入り作品となった。未収録になった00年春の「Only One」と00年冬のリミックスメドレー「More More Love Winters」を経て、01年の「Search-Light」は本格バラードで、この年は初のライブを控えて秋に始動し「黄昏」をリリースした。このため「Search-Light」「黄昏」はアルバム初収録。この後シングルは01-02シーズンアルペンCMタイアップとして恒例の年内と年明けに2作リリースしたが、新作アルバムは出さず、デビュー10周年を機にライブを行い、以降は曲提供や自身のボーカルスクールの校長業などを行い、02-03及び03-04シーズンは歌手活動を休止。アルペンCMタイアップもこの01-02シーズンで一旦終了となった。04-05シーズンになって自身の活動を再開する。07年には98年「Love Winters」と2枚セットで再発されている。
前のアルバムでは実験的な作風を連発していたが、初ライブを前にしてバラードに開眼。インタビューでも「今更ながらシンガーとしての自分に目覚めた」と語っていた。そのままバラードベストという運びとなったが(当時ベスト盤ブームを過ぎた上に、CD売上がガタ落ちしたが、さすがに早すぎて次のベストが出せないので「バラードベスト」が流行っていた)実験の末にシリアスにバラードを連発したのでますます地味になってしまった感はある。だが今作はかなり手直しも行われて気合が入っており、そもそも歌唱力に関しては物凄かったのでバラードで改めてシンガー広瀬香美の魅力を感じることができる。ヒット曲は以前出し尽くしてしまっているのでヒットコレクションとしては弱いし、元気なイメージが非常に強くバラードのイメージもトップ10クラスだと『Dear...again』くらいしかないのだが、聞き込めば新たな一面を発見できるアルバムだと思う。他のベスト盤は選曲が似たりよったりだが、今作だけは違うのでいずれかのベストを聞いた次に聞く1枚としてもいいと思う。発売時、「98年のベストはゲレンデへ行く時に、今回のは帰りにパックで聞いてもらえればうれしい」とも語っていたがスキー、もしくはスノボで疲れた帰りにバラードベストは眠気を誘うのでそこは注意しておきたい。発売当時は中学生で運転する側では無かったので別に寝ても問題なかったが、運転する側に回るとこれはヤバい。
印象度★★★★☆