LOVEBIRD
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 明日に向かって架ける橋 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 河野圭 | |
2 | The Shining Story | 広瀬香美 | 広瀬香美 | h-wonder | |
3 | 白いブーツ | 広瀬香美 | 広瀬香美 | h-wonder | |
4 | 日付変更線 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 村山晋一郎 | 24thシングル 最高90位 売上0.2万枚 |
5 | 失恋日和 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 桑野洋子 | |
6 | sayonara | 広瀬香美 | 広瀬香美 | h-wonder | |
7 | 冬の色 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 服部隆之 | |
8 | 歌いたいの | 広瀬香美 | 広瀬香美 | h-wonder | |
9 | What a hot winter!! | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 野崎良太 | |
10 | 眠れぬ夜の小夜曲 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 河野圭 | |
Bonus Track | |||||
11 | 日付変更線-acoustic version- | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | ピアノ弾き語り |
piano arranged by 広瀬香美
※シングル200位以内データ
リリースデータ
2004年12月16日 | 初登場44位 | 売上1.1万枚 | Producer:広瀬香美、田村充義 | ビクター |
広瀬香美9thアルバム。02-03シーズン及び03-04シーズンは休業していたため、バラードベストから3年ぶり、オリジナルとしては5年ぶりのリリースとなった。前作以降(00年以降)のシングル6作は全て未収録となった(バラードベストには「Seach-Light」「黄昏」が収録されていたが、「Only One〜オンリー・ワン〜」「More More Love Winters」「Velvet」「月の下で逢いましょう」は未収録)。復帰先行シングルとしてリリースした「日付変更線」のみの収録となり、ボーナストラックにピアノ弾き語りでもう1度収録されている。今作ではアレンジは基本的にアレンジャーに委任しているがピアノアレンジは自身が手掛けており、ほとんどの曲で自身がピアノを弾いている。なお活動休止を機にアルペンタイアップからも離れた。また翌年は再び活動を休止した。
休止前に初のライブを行ったが、ライブにおいて高音を維持することがきつかったそうで、休止中は肉体改造を行い、ライブに対応できる声に変化させたという。そのため今作では以前よりもややどっしりとしたパワフルな歌声になっている。相変わらず高音が炸裂しており衰えはしていないが、声がド〜〜ンと出るようにはなったものの以前のように曲調に応じて柔軟な歌い方をするという点では少し幅が無くなったようにも思える。全体的に明るさはあまり無いが、前作のような複雑さは無く基本的にドラムが打ち込みながらサウンドはグッとシンプルである。最大の特徴は自身でピアノを弾くようになった事で、今までよりもピアノ演奏が目立つ箇所が多い。先行シングル「日付変更線」はバラードで悪くは無い曲だったが、圧倒的に地味で正直当時はもう枯れたと思ってアルバムにも全く興味が無く、すっかり過去の歌手になったなと思っていた。だがしばらくして今作を聞いてみたら驚いた。今までの広瀬香美はどうしてもシングルが強すぎてアルバム曲の印象が総じて薄くなりがちなシングルアーティストだったが、今作では何故「日付変更線」がシングルに選ばれたのかイマイチ分からない勢いでアルバム曲が充実している。というかシングルが突出しなくなった事でアルバムとしてのトータルバランスが良くなっただけで、アルバム曲が格段に磨かれたというわけではないが、それでも勢い溢れる「The Shining Story」や「sayonara」辺りの方がよっぽどシングル向きだったと思う。特に「sayonara」は「promise」や「ストロボ」の進化系として一般リスナー受けも良さそうな曲である。シングルを重要視しなくなり、広瀬香美が本格的なアルバムアーティストになった記念碑的1作だったのかもしれない。
印象度★★★★☆