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No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Show Time! | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光・広瀬香美 | |
2 | 真冬の帰り道 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光・広瀬香美 | 9thシングル 最高10位 売上21.5万枚 |
3 | ふつうのラブソング | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光・広瀬香美 | |
4 | Photograph | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光・広瀬香美 | |
5 | 秘密 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光・広瀬香美 | |
6 | Dear...again(Ver.2.05) | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光・広瀬香美 | 8thシングル(リメイク・カット) 最高7位 売上33.7万枚 3rdアルバム『SUCCESS STORY』収録曲『Dear』のリメイク |
7 | たまにはこんなあなたでいい | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光・広瀬香美 | |
8 | ロンリー渡り鳥(19××Live in Tokyo) | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光・広瀬香美 | |
9 | Partyはつづく | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光・広瀬香美 | |
10 | バカンスの女神 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光・広瀬香美 | |
11 | 愛してた | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光・広瀬香美 | |
12 | おやすみのうた | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 本間昭光・広瀬香美 |
リリースデータ
1997年2月5日 | 初登場1位 | 売上27.2万枚 | Producer:広瀬香美、田村充義 Co-Producer:本間昭光 |
ビクター |
広瀬香美6thアルバム。唯一のアルバム1位獲得作品。ただしこれまでよりも売上は下がっている。2年連続でやっていた5月発売シングルが無くなり、年内と年明けにアルペンCMソングを交代で起用するパターンに移行。アルバムも発売が少し遅くなり、年明けとなった。「Dear...again」は3rdアルバム収録曲「Dear」の歌詞・アレンジを変更したリメイクバージョン。シングルバージョンが「Dear」のVer.2という意味合いで、今作では単に2月5日発売という意味合いに加えて更なるアレンジの追加、歌い直しをしているためちょいバージョンアップという意味合いでVer.2.05として収録されている。ベスト盤においては他のシングルが全てシングルバージョンで収録されても『SINGLES COLLECTION』以外ではVer.2.05で収録されている。
今作より本間昭光がアレンジとプロデュースに加わった。後に田村と本間(ak.homma)のコンビがポルノグラフィティを成功に導く事となるが、当時の本間は槇原敬之のライブサポートを行っていた(98年まで)。槇原繋がりなのか今作にはギターの小倉博和が初参加している。今回は日本、LA、NYで制作されており、1曲目から当時SMAPのアルバムを豪華に彩っていたオマー・ハキムやウィル・リーが参加。ホーン隊も外人メンバーで固められ、かつてないほどゴージャスなサウンドが展開する。ただし2曲目以降はほぼギター以外打ち込みというスタイルに戻り、NYメンバーは「愛してた」以外には出てこない。全体に本間昭光が関わった影響なのかやたらとアレンジが多彩。この頃にはもうすっかり前作辺りで完全に「冬の女王」で行こうということになったのか、シングル曲が冬全開になったが、テンション高すぎる「真冬の帰り道」は期待される王道のブラッシュアップ版にして最終形といった印象。
早口でまくしたてまくる「Photograph」も異色の1曲だし、ハイテンションなライブ風おふざけ曲「ロンリー渡り鳥(19××Live in Tokyo)」から、テンションを落とさずにノリのいい「Partyはつづく」「バカンスの女神」へつなぐなど、今回ははじけるところは思いっきりはじけており、前作にあった煮え切らなさが無い。一方で原曲もかなり豪華だった「Dear」は逆にシンプルにしつつも歌詞のスケールを身近なところに落ち着け(原曲は相手が「遠い国」にいた)歌い方も落ち着いて元気だけではない一面での金字塔を打ち立てた印象。この曲はバラードの広瀬香美としては初のヒットとなるなど、テンションの高さとバラードとのバランスも絶妙で、今までで最も楽しく聞ける作品である。
印象度★★★★☆