LAST FOREVER BEST〜未来へとつなぐFAMILY SELECTION〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | Track Produce | 備考 |
1 | サンキュー!! | KURO,MICRO,U-ICHI | KURO,MICRO,U-ICHI,渡辺貴浩 | HOME MADE 家族&渡辺貴浩 | 3rdシングル 最高15位 売上7.2万枚 |
2 | サルビアのつぼみ | KURO,MICRO,U-ICHI | KURO,MICRO,U-ICHI,渡辺貴浩 | 渡辺貴浩&MICRO | 7thシングル 最高12位 売上4.0万枚 |
3 | 少年ハート | KURO,MICRO,U-ICHI | KURO,MICRO,U-ICHI,渡辺貴浩 | 渡辺貴浩&U-ICHI | 5thシングル 最高14位 売上4.5万枚 |
4 | EASY WALK | KURO,MICRO,U-ICHI | KURO,MICRO,U-ICHI,狩野佑次 | 編曲:狩野佑次&U-ICHI | 13thシングル 最高15位 売上0.7万枚 |
5 | JOYRIDE | KURO,MICRO,U-ICHI | KURO,MICRO,U-ICHI,渡辺貴浩 | U-ICHI&渡辺貴浩 | 6thシングル 最高20位 売上1.5万枚 |
6 | キミガイタカラ | KURO,MICRO,U-ICHI | GIRA MUNDO,KURO,MICRO,U-ICHI | GIRA MUNDO | 24thシングル 最高47位 売上0.2万枚 |
7 | YOU〜あなたがそばにいる幸せ〜 | KURO,MICRO,U-ICHI | KURO,MICRO,U-ICHI,多田慎也 | 16thシングル 最高20位 売上0.8万枚 | |
8 | 流れ星〜Shooting Star〜 | KURO,MICRO,U-ICHI | KURO,MICRO,U-ICHI | U-ICHI | 11thシングル 最高28位 売上0.9万枚 |
9 | HOME SWEET HOME(Reborn) | KURO,MICRO,U-ICHI | KURO,MICRO,U-ICHI | 3rdシングルC/W インディーズ2ndアルバム『HOME SWEET HOME』収録曲のリメイク |
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10 | 君がくれたもの | KURO,MICRO,U-ICHI | 今井了介 | 10thシングル 最高8位 売上4.3万枚 | |
11 | Come Back Home | KURO,MICRO,U-ICHI | KURO,MICRO,U-ICHI,狩野佑次 | 編曲:狩野佑次&U-ICHI | 15thシングル 最高30位 売上0.5万枚 |
12 | NO RAIN NO RAINBOW | KURO,MICRO,U-ICHI | KURO,MICRO,U-ICHI,狩野佑次 | 編曲:狩野佑次&U-ICHI | 14thシングル 最高20位 売上1.0万枚 |
13 | もっと君を… | KURO,MICRO,U-ICHI | 藤本和則,KURO,MICRO,U-ICHI | 藤本和則 | 2ndミニアルバム『seven emotions』収録曲 |
14 | つないでいこう | KURO,MICRO,U-ICHI | KURO,MICRO,U-ICHI | 新曲 | |
15 | ぬくもり | KURO,MICRO,U-ICHI | 藤本和則,KURO,MICRO,U-ICHI | 藤本和則 | 19thシングル 最高39位 売上0.4万枚 |
16 | Laughin' Road | KURO,MICRO,U-ICHI | 春川仁志,KURO,MICRO,U-ICHI | 編曲:春川仁志&U-ICHI | 8thアルバム『Laughin' Road』収録曲 |
17 | スターとライン | KURO,MICRO,U-ICHI | KURO,MICRO,U-ICHI,狩野佑次 | 編曲:狩野佑次&U-ICHI | 6thアルバム『AKATSUKI』収録曲 |
Strings Arranged by Yuji Kano,Ayumi Hashimoto&Isamu Tomita(4),MANABOON(7)
リリースデータ
2016年11月30日 | 初登場54位 | 売上0.2万枚 | Produced by HOME MADE 家族(1,5,8,9,14)、HOME MADE
家族&渡辺貴浩(2)、 渡辺貴浩(3)、HOME MADE 家族&狩野佑次(4,11,12,17)、HOME MADE 家族&GIRA MUNDO(6) MANABOON(7)、今井了介(10)、HOME MADE 家族&藤本和則(13) 藤本和則&HOME MADE 家族(15)、春川仁志&&HOME MADE 家族(16) |
Ki/oon Records |
メンバー
KURO |
MICRO |
U-ICHI |
HOME MADE 家族2ndベストアルバム。2014年に初のベストアルバムと称した『家宝〜THE BEST OF HOME MADE 家族〜』に続く2作目のベストアルバムとなるが、ハートフル・ベスト・アルバムと銘打った2008年の『〜Heartful Best Songs〜Thank You!』含めると3作目。2015年2月の8thアルバム『Laughin' Road』を最後にリリースが停止していた状況で1年以上経過した2016年8月に年内活動休止を発表したため、これを受けて休止前の最終作としてリリースされた。『Laughin' Road』から1年9ヵ月ぶりのリリースとなった。ファン投票によって選曲された16曲と新曲「つないでいこう」を収録。1種発売。
配信版は『LAST FOREVER 16 HITS』と題され、新曲「つないでいこう」がカットされた全16曲仕様。
『〜Heartful Best Songs〜Thank You!』との被りは「サンキュー!!」「サルビアのつぼみ」「君がくれたもの」の3曲+「HOME SWEET HOME」別バージョン(Reform)、初回盤のみ「流れ星〜Shooting Star〜」含む5曲となるが、2年前の『家宝〜THE BEST OF HOME MADE 家族〜』とは「キミガイタカラ」「少年ハート」「サンキュー!!」「君がくれたもの」「サルビアのつぼみ」「YOU〜あなたがそばにいる幸せ〜」「HOME SWEET HOME(Reborn)」「NO RAIN NO RAINBOW」「流れ星〜Shooting Star〜」とほぼ半分の9曲が重複。10周年ベストだったその『家宝』からも2年10ヶ月しか経過しておらず、ファン投票するよりもシングルだけで28作もあったのだから、2枚組シングルコレクションで総括すれば前のはベスト盤、今作はシングルコレクションで差別化できたのでは…。
「おぼえてる。」はそろそろトップ20も危うくなってきた時期の起死回生のO社11位だっただけに代表ヒットの1つだと思っていたので未収録だったのが意外だが、『家宝〜THE BEST OF HOME MADE 家族〜』にも選曲されていなかったのでそもそもメンバー/ファン双方にとってそこまでではなかったらしい…。「サンキュー!!」でのブレイク以降、トップ20くらいのヒットを飛ばせていた主に前半の時期中心に直近も織り交ぜたような基本的にはシングルベスト的な内容。
MC2人とDJ1人というオーソドックスなラップグループのスタイルだが、MICRO(小)→KURO(中)→U-ICHI(大)の順に身長差があったので"大中小"をリリックにも使用してアピールしていた…が、メジャーデビューした2004年に活動休止したばかりだったKICK THE CAN CREWも"大中小"をアピールしていたので"大中小"のラップグループが入れ替わるように出てきたという印象も当時あった。「サンキュー!!」「HOME SWEET HOME」といった世に知られるようになった代表作ではサビでもラップとメロディーの中間を行くような曲だったのでKICK THE CAN CREWに近いスタイルでもう少しポップミュージック寄りな方向性といった印象だった。しかしラップミュージックのトレンドは完全にキャッチーな歌メロのサビ+サビ以外でラップ風のHIP HOPというよりもうほとんどJ-POPというのが定番となった。彼らはややトレンドの波に乗り遅れた感があり、J-POP寄りにかなり寄せていったんだけどもう少しHIP HOPグループ然とした佇まいを崩さずにいた。この路線で筆頭格となったファンモンやソナポケほど開き直ってJ-POPに振り切れず、かといってHIP HOP方面からはセルアウト認定されて聞いてもらえなくなってしまって立ち位置が中途半端になってしまったように思う。KUROが低音ラップ担当、MICROは高音ラップと歌メロ(ボーカル)担当という振り分けで2人でユニゾンするという歌い方はしておらず、サビでMICROが歌っている時にはKUROはいないか、オクターブ下で歌っているような感じでこの点は差別化できていたとは思うんだけど…。
Dragon AshのkjとZEEBRAの一件に代表されるようにHIP HOPのディスる文化はさすがにヒットチャートの世界で浸透するものではなく、逆に両親や仲間への感謝などを歌ったラップミュージックがトレンドになっていった時代の流れと、まさにグループ名からそのものであるHOME MADE 家族は一定のトレンドは確かに捉えていたように思う。実際「サンキュー!!」はヒットした。しかしC/Wに「HOME SWEET HOME(Reborn)」も収録されており、この2曲でもうグループ名が完結してしまった感じも否めない。まさに大事MANブラザーズバンド「それが大事」と同じような関係性である。他にもいい曲は揃っているベストアルバムではあるんだけど、「サンキュー!!」が強すぎた。
活動休止は今後も続けるためとしており、いつかの活動再開を示唆しての休止となったが、メジャー20周年のタイミングとなる2024年に向けても復活する兆候は見られなかった。
印象度★★★☆☆
2024.10.29更新