ななせは僕の宝物〜シングル+DVDベスト・アルバム〜

CD
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ガラスのクツ〜なっちゃん 秋元康 近田春夫、上田知華 河野圭 「なっちゃん」名義 シングル 最高26位 売上1.2万枚
2 ナナプリの恋愛 SO! DANCE! RADIO-7700 ミッツィー申し訳&
ザ・ナナプリームス
GEE申し訳Jr.(GTS)&
日高智(GTS)&
ミッツィー申し訳
日高智(GTS) 4thシングルC/W
「the nanapremes featuring 田中亮」名義
3 フェードイン 松田モトキ Kawabata Masayoshi tasuku 3rdシングルC/W
4 OPEN COLOR 浅井晴巳 TARAWO TARAWO 2ndシングル 最高44位 売上0.5万枚
5 好きです C&F FUMIHIKO FUMIHIKO 2ndアルバム『全開ガール』収録曲
6 NO NO シャットアウト! Arisato Izumi Kawabata Masayoshi Moriyama Framingo 2ndアルバム『全開ガール』収録曲
7 アネモネ 浅井晴巳 BULGE BULGE 2ndアルバム『全開ガール』収録曲
8 My Friend Sonoda Ryoji Kumagai Sachiko TATOO 1stアルバム『桜の花』収録曲
9 テレパシー Yoshida Aki Honda Yuichiro Honda Yuichiro 2ndシングルC/W
10 まんまと術中にはまったわたし 星井七瀬,
Splash Candy
Splash Candy G.M-KAZ 1stアルバム『桜の花』収録曲
11 STAY WITH MY HEART〜気づいてKIMOCHI〜 RYO YANAGIMAN YANAGIMAN 4thシングル 最高86位 売上0.1万枚
「the nanapremes featuring 田中亮」名義
12 神様 これって恋?(Album Size) 岡本真夜 岡本真夜 清水信之 3rdシングル 最高55位 売上0.3万枚
13 恋愛15シミュレーション Splash Candy Splash Candy Honda Yuichiro 1stシングル 最高19位 売上1.2万枚
14 ファーストステップ Tanaka Naho TSUKASA Honda Yuichiro 1stシングルC/W

 

DVD
No タイトル 備考
1 お宝1 「ガラスのクツ〜なっちゃん」リリースイベントのドキュメント
2 ガラスのクツ〜なっちゃん なっちゃん シングル MV
3 恋愛15シミュレーション 1stシングル MV
4 OPEN COLOR 2ndシングル MV
5 お宝2 撮影メイキング
6 神様 これって恋? 3rdシングル MV
7 お宝3 the nanapremesのマスコミ用PR会見の模様
8 STAY WITH MY HEART〜気づいてKIMOCHI〜 4thシングル MV

リリースデータ

2005年12月7日 300位圏外 Produced by Miyake Akira 東芝EMI

星井七瀬、ベストアルバム。CCCD終了後、EMIのみが独自に採用していた新たなコピーコントロールCDであるセキュアCDでのリリース。03年6月に田中麗奈、三浦透子に続くサントリー「なっちゃん」3代目CMキャラクターとしてCDデビュー。以前は星野由真という本名で活動していたが愛称を「なっちゃん」にするために星井七瀬に改名しての実質再デビューだった。その後、星井七瀬名義でもCDデビューした。シングル5枚、アルバム2枚をリリース後に今作をリリースしてEMIとの契約が終了。今作にはEMI時代の全シングルをC/Wまで全曲収録(リミックスは除く)。2枚のアルバムからは4曲が収録されている。DVDにはシングル5作のMVとメイキングやイベント映像などを収録。出すたびに売上が下がっており、1stアルバムは83位、2ndは257位だったが、今作ではついに300位圏外となり記録が残っていない。

直後にエイベックスへ移籍してシングル2枚をリリースするもこれにて星井七瀬としての歌手活動は終了した。しかし07〜09年にはSeventh Tarz Armstrongとして一応別人設定でロックミュージシャンとして音楽活動を行った。その後ブログにてイメージと本来の自分とのギャップに耐えかねて2010年4月にぶっちゃけ記事を投稿したのちにブログごと消失しそのまま活動停止となった。2011年年末には結婚出産していたことが明かされ、2012年になって女優としての活動を再開している。

なっちゃんとしてのデビューはなかなか鮮烈だったものの、CDが大ヒットとまでは行かず、素人全開なラップが炸裂する「恋愛15シミュレーション」はそのあまりの怪曲的インパクトにより一部音楽ファンの間で面白がられるもやはりヒットには繋がらずに以降は正統派のアイドルポップスを志向。岡本真夜やケツメイシのRYOプロデュースとかけっこう話題性もあったものの失速してしまった。末期にはthe nanapremesとして1人3役設定で活動するなど迷走を極めていた。

基本的にはヘッロヘロな作品だし、まずもってそりゃねーだろ感全開なアルバムタイトルがキツイ。楽曲的にはオーソドックスな中高生アイドルといった感じで、特定の方向性でやるのではなく、アイドルポップ、ロック風、バラード、歌謡曲風など色々な楽曲が並んでいる。サウンドも生音だったり打ち込みだったり曲によって方向性は異なる。ボーカルは素人の10代半ばの女の子といった感じの脱力系のボーカルスタイルで曲調に幅があってもトーンが全部同じ。正直かなり残念な感じではあるんだけど、ラップミュージック全盛期という時代背景もあってかラップミュージックに取り組んだ楽曲ではこの脱力系ボーカルと不慣れ全開な拙いラップにより独特の世界観が生み出されている。これは当時の星井七瀬にしか出せない究極の世界であり、何でも無い普通のポップスをやって消えていった数々のアイドル女優とは大きく異なるのがこのラップだ。これに目をつけたエイベックスは移籍1発目から「パーマパビリオン」という奇跡の怪名作を生み出し、「恋愛15シミュレーション」を遥かに凌ぐインパクトで一部音楽ファンを震撼させ虜にしたが、いかんせん売上がついてこなくてシングル2枚で終わってしまったのは残念だ。個人的にも現役時代は存在は知っていたし、女優としての映画『シムソンズ』での好印象もあったものの、曲を聞くまでには至っていなかったが「パーマパビリオン」が面白すぎたので、EMI時代を網羅している今作を手に取ってみた次第。星井七瀬に興味があるなら、そして怪曲に挑みたいリスナーは聞いて損のない1作。ただ今作自体は変な曲よりも普通な曲が多く、本領は移籍後の「パーマパビリオン」だと思うので(廃盤になって久しいがYou Tubeなどで「パーマパビリオン」で検索すれば聞ける)、それが入ったアルバムを残せなかったのは残念。

あと本人が清純派なイメージと本来の自分とのギャップによりぶっ壊れた2010年以降になってから聞くとまた違う空気が漂う。この頃から作られたイメージでやらされていたのか、この頃は割とこのままだったが成長と共に途中からこじらせたのかは不明だが、いずれにせよアイドルの儚さ芸能界の闇などがちらつき、今作におけるくったくなさや純粋そうな雰囲気は夢か幻か、それとも当時は確かにそこにあったのか、何とも言えない気分になる1作にもなった。

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印象度★★★☆☆

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