My Selection 2010-2013

※星村麻衣と古賀繁一の共同編曲だった曲(1,2,3,4,6,7,9)、大里健伍と古賀繁一の共同編曲だった曲(13)は一括クレジットで古賀繁一の単独表記になっている。

リリースデータ

星村麻衣2ndベストアルバム。自主制作以降にリリースした3枚のシングル表題曲全てと2枚のミニアルバム、1枚のフルアルバムから選曲されている。ラストにはボーナスとして新曲が収録されている。実質的にメジャー時代のシングルを網羅した『PIANO&BEST』の続編となる。「木漏れ日デイズ」(原曲)と「夏模様」はアルバム初収録。リアレンジ、リマスタリングとされているが一括での作詞作曲編曲表記とスペシャルサンクス以外のクレジットは無く、エンジニアの表記が無い。公式通販では初回限定でDVDが付属するとのことだったが入れ忘れにより封入されない事がある。またメールで問い合わせても一切の返答が無い(複数のリスナーが問い合わせても返事が無いとTwitterでつぶやいていたので本当に何の対応をしていない)のでAmazonなど他ショップでの購入が推奨される。注文後の自動配信される振込指示メール以外は振込確認通知や発送通知も無く、忘れた頃に急に届く仕様。ライブでは4月下旬頃から、公式通販では4月30日以降から出荷され、一般発売は5月21日というのが公式のアナウンスだったが、一般発売より遅れて到着するケースも多かった模様。

ベスト盤というより収録対象の作品数がさほど多くない事から再編集アルバムに近い内容。何せ収録されなかった曲が8曲しか残っていない。そのうちの5曲が『Good Today』収録曲と現時点での最新作に集中しており、『今日が笑顔であるように』は1曲、『evergreen』は2曲が取り残されるのみ(C/Wでアルバム未収録曲は無くなった)といった状態だ。インディーズになってから聞かなくなっていた人なんかは『PIANO&BEST』の続編として聞くには手っ取り早いんじゃないかと思う。基本的にはバンド風のポップス(ドラムは打ち込み)でミディアム〜バラードが多い。この曲数になってくるともう少しアップテンポな曲や変化球を狙った曲が無いと似たような普通にいい曲が並んでいるといった以上の印象が抱けないところはある。リアレンジ、リマスタリングに関しては正直そこまで全てを聞き込んでなかったのでよく分からなかった(元より買うほど好きなわけではなく、とりあえず1度は聞いておきたいが現状買わないと聞けないので買っているだけ)。少なくとも耳に残っていたいくつかの曲は大きく変わっていないように思えたが…。

このタイミングでベスト盤を出したのがまずもって謎だが(浅岡雄也もやや早い段階で自主制作以降のベスト盤を出したがBEING LEGENDツアーという明確な理由があった)、とにかく公式通販の対応が酷くなっている(こちらも参照)。公式通販特典のDVDを封入し忘れるわ、4月30日から発送しているという案内をトップに貼っただけで半月以上遅れたり、メールで問い合わせても一切の返答が無かったり。届いたのは5月17日頃だったが、そこから20日過ぎになっても到着していないという購入者もいた模様。またメールを何通送っても何の反応も無いのでDVDの入手はあきらめた。どうやらメールで連絡が取れずに困って公式スタッフTwitter(恐らく通販担当とは別人)に直接訴えかけたファンも数名いて公式スタッフTwitterは電話をするように誘導しているのが確認できたがその電話も出ないという情報もあり、個人的には話もしたくないくらい嫌になったので電話はしなかった。仮に忘れた頃に連絡があったとしてももう2度と公式通販は利用しない。商品が完全に不着という事はさすがに無いと思うがこういった点を理解した上で利用しないと不快な思いをさせられることになるのは必然なので注意されたし。

例えばアーティスト本人が逮捕されたとかでも別に曲はそのまま好きでいられるんだけど、今回のような公式通販の対応が酷いという状況は直接的に嫌な思いをさせられただけに本人や曲に罪は無いものの以前に比べて曲があまり良く感じなくなってしまったのも正直なところ。これを最後に新作リリースが4年に渡って出来なくなった(ライブのみで活動自体は継続)のも仕方なかったと思う。

印象度★★★☆☆

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