風味堂5〜ぼくらのイス〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 夢は二度目から | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 | |
2 | あふれる愛を伝えたい | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 | |
3 | 光の道 | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 | |
4 | 銀河鉄道 | トリグチマサヤ | トリグチマサヤ | 風味堂 | |
5 | 泣きたくなる夜に | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 | |
6 | 夢を抱きし者たちへ | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 | 配信限定ミニアルバム『めんたいぴりり』収録曲 |
7 | 静かな夜の向こうへ | トリグチマサヤ | トリグチマサヤ | 風味堂 | |
8 | パズル | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 | |
9 | ワガママンのテーマ | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 | |
10 | 足跡の彼方へ | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 | 配信限定ミニアルバム『めんたいぴりり』収録曲 |
Horn Arranged by 武嶋聡(1,6,8)
No | タイトル | 備考 |
"風味堂 unplugged live"at 福岡カフェガレリア | ||
1 | オープニング | |
2 | 眠れぬ夜のひとりごと | 1stシングル |
3 | 楽園をめざして | 3rdシングル |
4 | 車窓 | インディーズ2ndアルバム『sketchbook』収録曲 |
5 | 足跡の彼方へ | 配信限定ミニアルバム『めんたいぴりり』収録曲 ライブ当時未CD化 |
6 | ママのピアノ | インディーズ1stアルバム『花とりどり』収録曲 渡和久ソロ |
7 | 夢を抱きし者たちへ | 配信限定ミニアルバム『めんたいぴりり』収録曲 ライブ当時未CD化 |
8 | エクスタシー | インディーズ2ndアルバム『sketchbook』収録曲 |
9 | 家出少女A | 2ndアルバム『風味堂2』収録曲 |
10 | ナキムシのうた | 2ndシングル |
11 | 宝物 | 12thシングル |
12 | ”おかえりなさい”が待っている | 2ndアルバム『風味堂2』収録曲 |
13 | 「足跡の彼方へ」ミュージックビデオ | メンバー出演なしでイラストのみのMV |
リリースデータ
2013年11月10日 | 初登場98位 | 売上0.17万枚 | Produced by 風味堂 | SPEEDSTAR RECORDS(ビクター) |
メンバー
Vocal&Piano | 渡和久 |
Bass&Chorus | 鳥口JOHNマサヤ |
Drums&Chorus | 中富雄也 |
風味堂5thアルバム。09年に活動を休止し、2011年末にシングルとベスト盤をリリースして活動を再開したが、2012年は年明けのツアーを行ったのみで一切のリリースが無かった。2013年になり、テレビ西日本開局55周年記念ドラマ「めんたいぴりり」主題歌とエンディングに起用された「夢を抱きし者たちへ」「足跡の彼方へ」を収録した配信アルバム(2曲のみの実質配信シングル)が8月にリリースされるもシングルCDの発売は無く、そのまま今作が発売された。このため全曲が初CD化の新作アルバムとなっている。初回盤は2013年9月12日に行われた「風味堂unplugged live〜 九州篇〜」の福岡公演から全11曲と「足跡の彼方へ」PVを収録したDVD付。
今作は夢がテーマになっているが、挫折からの再起や追い続けてようやくたどり着いた夢や愛など単なる前向きさだけでなく深みのある内容になっているのが大きなポイント。「足跡の彼方へ」みたいな歌詞はリスナーだけでなくバンド自身にも言い聞かせているように思えてくるが、こういう曲は売れまくって成功しまくっているミュージシャンが歌ってもあまり説得力が無い(成功しすぎた苦悩というものはあるにせよ)。一時期O社トップ10入りまで行きながらも正直現在はかなりメジャーレーベルでの活動においては苦境に立たされている彼らだから説得力が増す。またかなりにぎやかだった前作までとは対照的にほぼ3人の音だけで構成されており、3曲でホーン、2曲でギターが入っている程度。その割にはどの曲も多彩で、楽器をどんどん足さなくても工夫次第で曲は輝くというのを改めて実感する。3人の演奏と多少の味付け程度でここまで聞かせることができるというのは何気に凄い。また今まではクセのやや強い部分が目立っていたが、比較的ストレートでメロウなポップス+ちょいジャズっぽいオシャレな雰囲気というのが基本になっているのも良かった。そこまで派手な曲は無いが、トータルでの完成度は非常に高い名盤にして最高傑作。
初回盤DVDにはカフェで行われたアコースティック形式でのライブの模様を収録。恐らく普段ライブはそんなにやらなそうなで空間でアコースティックピアノ、アコースティックベース、簡易なドラム(スネアとカホン程度)という編成。ピアノ演奏自体はオリジナルとあまり変わらないのでオリジナルよりリズム隊が簡易になっている、という感じの演奏になっている。ライブ自体はけっこういいんだけど、「ママのピアノ」での渡和久をソロで映す際のカメラが揺れすぎ&意味不明なドアップの連発などあまりにも撮影素人臭全開なのと、そもそも音がこもっているというかどうにもバランスが悪くあまり音が良くない点は残念。まあここまで通常ライブやらなそうな空間でのライブとなると仕方ないのか。
MVの方も休止前の凝っていた時期に比べるとなんとも寂しい仕上がりでイラストが動くだけ+全歌詞表示のみという簡易仕様。これは単なる宣伝視聴用の素材映像で別に収録しなくても良かったのでは…。結局今作からは「あふれる愛を伝えたい」のMVがメンバーも出演する実写のちゃんとしたMVとして制作されているが、これは次回作に収録されている。
印象度★★★★★