風味堂6(初回盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
1 | "TIME" | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 |
2 | 大空へ | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 |
3 | 出会えたあなたへ | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 |
4 | サマータイム | トリグチマサヤ | トリグチマサヤ | 風味堂 |
5 | 記憶の朝 | トリグチマサヤ | トリグチマサヤ | 風味堂 |
6 | アイドルとつきあい隊 | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 |
7 | 男子んぐ喰ぃ〜ん | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 |
8 | 心 | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 |
9 | SPACE TRAVELERS | 渡和久&トリグチマサヤ | 渡和久&トリグチマサヤ | 風味堂 |
10 | 帰り道 | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 |
Bonus Track | ||||
11 | 博多地下っぱ音頭 | 渡和久 | 渡和久 | 風味堂 |
Horn Arranged by BLACK BOTTOM BRASS BAND
No | タイトル | 備考 |
ALL SINGLES LIVE at B.Y.G. | ||
1 | 真夏のエクスタシー | インディーズシングル |
2 | 眠れぬ夜のひとりごと | 1stシングル |
3 | ナキムシのうた | 2ndシングル |
4 | 楽園をめざして | 3rdシングル |
5 | ママのピアノ | インディーズ1stアルバム『花とりどり』収録曲 4thシングル(Strings Version) |
6 | LAST SONG | 1st配信シングル、5thシングルC/W |
7 | クラクション・ラヴ-ONIISAN MOTTO GANBATTE- | 5thシングル |
8 | 愛してる | 6thシングル |
9 | 手をつないだら | 7thシングル |
10 | カラダとカラダ | 8thシングル |
11 | サヨナラの向こう側 | 9thシングル |
12 | メリークリスマス、、、。 | 10thシングル |
13 | ファイト | 2nd配信シングル、ライブDVD『LIVE BURN!!』初回特典CD収録曲 |
14 | 大切にするからね | 11thシングル |
15 | 宝物 | 12thシングル |
MUSIC VIDEO | ||
16 | 大空へ | 今作リード曲 |
17 | あふれる愛を伝えたい | 5thアルバム『風味堂5』収録曲 |
18 | 涙 | 渡watary 2ndアルバム『a diary』収録曲 |
リリースデータ
2015年3月4日 | 初登場81位 | 売上0.13万枚 | Produced by 風味堂 | SPEEDSTAR RECORDS(ビクター) |
メンバー
Vocal&Piano | 渡和久 |
Bass&Chorus | 鳥口 JOHN マサヤ |
Drums&Chorus | 中富雄也 |
風味堂6thアルバム。前作から1年4ヵ月ぶり。前作に続いてシングルCDの発売は無く、さらに今回は配信リリースも無く、全曲新曲のアルバムとなった。ただし「出会えたあなたへ」と「博多地下っぱ音頭」は地元福岡の博多駅地下街50周年のために書き下ろされ既に発表自体はされており、今作で初音源化となった。リード曲は「大空へ」でMVも制作された。初回盤は2014年12月19日にロック喫茶B.Y.G.で行われたライブ「ALL SINGLES LIVE」の模様と、MV3曲を収録したDVD付。今作と直後のツアーを最後に特に休止宣言も無く、風味堂としての活動はほぼ停止状態となった。渡和久はドリカムやレキシのサポートキーボードとしてツアーに帯同するなどサポート業務がメインとなった。
今作のテーマはロック。前作より攻めた楽曲も目立つが、風味堂のメロウなイメージも守っていて、そのバランス感覚が絶妙な1作に仕上がっている印象。ロックといっても急にエレキギターが炸裂するわけでは無く、3人の演奏だけでロックなテイストを出しているといった感じ。前作以上にほとんど3人だけの演奏になっていて、今作でのサポートメンバーは「出会えたあなたへ」のアコースティックギターと、「博多地下っぱ音頭」でのホーンセクションのみ。一部シンセを入れている曲はあるものの、同じようなシンプル編成だったインディーズ時代よりもかなり各楽曲はカラフルだし、メジャー初期の派手にホーンやストリングスを盛り込んで濃厚だった頃とは真逆のさっぱりした作風になっているものの勢いの面でも遜色がない。青春パンクを風味堂なりにやってみたようなリード曲「大空へ」は今作の中でも特に名曲でこの編成でこんなに勢いが出るのかと驚いた。また「アイドルとつきあい隊」と「男子んぐ喰ぃ〜ん」はかなり強烈なインパクトを残し、遊び心も満載だ。「博多地下っぱ音頭」だけは完全に音頭なのでボーナス扱いになったようだけど、これはまあボーナスとして、アルバム10曲のバランスは絶妙。前作が個人的には最高傑作だと思ったけど、今作も負けず劣らずな傑作。
初回DVDはかなり豪華で、メジャー10周年を記念してシングル全曲を順番に披露するというライブの模様を全曲収録。ライブ喫茶B.Y.G.は1stアルバムのボーナス音源や2ndアルバムの初回盤DVDでも登場していたが、デビュー前からライブをやっている場所。かなり狭い空間ゆえ、カメラポジションが若干厳しいのと、シングルのチョイスが後半バラード続きだったので後半しっとりしたまま終わる、通常ライブでは終盤の盛り上げでよく披露していた楽曲が早い位置で登場してしまうというメンバー曰く「やりづらい構成」となっている。3人だけの演奏なのでブラスやストリングス、キーボードなどが目立って鳴っていた楽曲などは随分コンパクトになった感じもするけどライブ版『エレベスト』としても楽しめる。MVの方はリード曲「大空へ」と前作収録曲や2014年にドコモのCMソングになっていたとかでソロ曲のMVまで収録されている。前作ではリード曲のMVがメンバーすら出てこないイラスト簡易MVみたいになってしまっていたが、今回は3曲ともメンバーが登場するMVになっていたので良かった。
印象度★★★★★