HANAEMI
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | North Forest | 名嘉俊 | 名嘉俊 | 松岡モトキ&宮田“レフティ”リョウ | 連続配信第5弾(21年1月) |
2 | 車に乗って | 名嘉俊 | 名嘉俊 | 松岡モトキ&宮田“レフティ”リョウ | |
3 | 夢を見に行こう この指とまれ | 新里英之 | 新里英之 | 松岡モトキ&宮田“レフティ”リョウ | 連続配信第2弾(20年10月) |
4 | Complex feeling | 仲宗根泉 | 仲宗根泉 | 松岡モトキ&宮田“レフティ”リョウ | 連続配信第3弾(20年11月) |
5 | Good Bye | 仲宗根泉 | 仲宗根泉 | 2月22日先行配信 | |
6 | 花束 | 新里英之 | 新里英之 | 松岡モトキ&宮田“レフティ”リョウ | |
7 | 棒 | 新里英之 | 新里英之 | 松岡モトキ | |
8 | %〜m.e.r〜 | 仲宗根泉 | 仲宗根泉 | 松岡モトキ&宮田“レフティ”リョウ | 連続配信第4弾(20年12月) |
9 | てぃんさぐぬ花〜チムにすみてぃ〜 | 仲宗根泉 | 仲宗根泉 | 松岡モトキ | |
10 | ココロホシゾラ | 名嘉俊 | 名嘉俊 | 松岡モトキ&宮田“レフティ”リョウ | 連続配信第1弾(20年9月) |
Strings Arrange Support:Kaoru Sakuma(4,10)
Strings & Brass Arranged by 川口大輔(8)
リリースデータ
2021年2月24日 | 初登場16位 | 売上0.4万枚 | Sound Produce:松岡モトキ(1,2,3,4,6,7,8,9,10)、川口大輔(5) | ASSE!! Records(ユニバーサル) |
メンバー
Vocal,Guitar | 新里英之 |
Drums | 名嘉俊 |
Bass | 許田信介 |
Keyboards,Vocal | 仲宗根泉 |
And All Shinker |
HY14thアルバム。前作から1年8ヵ月ぶり。前作発売の1ヵ月前の19年5月9日に宮里悠平が体調不良による休養を発表。しかしツアー開始1ヵ月前の9月5日に宮里悠平がそのまま脱退すると発表され、4人編成となって最初の作品。今作発売告知と共に2020年9月より5ヶ月連続配信リリースとして先行して5曲が連続配信された。また特に公式に告知していないが発売2日目には「Good Bye」が先行配信された(ジャケットはアルバムと同じ)。初回盤は生配信LIVE『HY HOME LIVE』から抜粋した10曲のライブ映像、沖縄テレビ『HY ゴーゴーゴーヤー〜ASSE!! OKINAWA!!〜』メンバーおすすめセレクト スペシャルダイジェスト映像、ジャケット撮影メイキング映像を収録したDVD付。
これまで1stアルバム以外に編曲表記は無く、サウンドプロデュース表記のみだったが今作では川口大輔サウンドプロデュースの「Good Bye」以外の全曲にArranged by表記がされている。9曲のアレンジを担当した松岡モトキ、宮田“レフティ”リョウは共に初参加となった。また「Good Bye」以外の全曲で松岡モトキが脱退した宮里に代わるサポートギターの役割も兼ねていてギターでもクレジットされている。「Good Bye」のピアノは川口大輔。メンバークレジットは全員名前表記のみで担当楽器は記載されていない。
毎回概ね1,2曲書いていた宮里は脱退前の前作の時点で既に曲を書いておらず、許田は元々書いていないので3人で曲を分担するのは前作と同様。体制は変わったがバンドの空気は変わっておらず、いつも通りに明るく温かみのあるポップナンバーが並んでいる安定の1作だ。今作は現状を踏まえてよりリスナーに笑顔になってもらいたいという意向があるようで、元々明るく暖かいのがHYの良さだったが、さらにその点を押し出している印象。といっても少し前のようにまだまだ若いぜ的なノリで変にはじけすぎたり、逆に落ち着きすぎたりもしていないし、今を耐え抜こう的な感じや未来への希望という感じでもなく、なんというかナチュラルに明るい。このナチュラルな明るさは2020年から引き続き2021年も失われている"特別ではない普通さ"でありこれが嬉しい。アレンジャー変更で適度に新機軸も見せているので突出していないがバランスがいいアルバムだと思う。あえて避けたというところでは先行配信5連発の中では結局定番の泉バラードを1曲もやらず、普段なら泉メインボーカルにしそうな曲でも新里ボーカルにするなど新里本人ですら自分が歌うのかと思ったという場面もあったそうだが、この傾向は残りのアルバム5曲でも続いていて結局定番の泉バラードは登場せず。「Good Bye」は泉ソロボーカルのバラードナンバーだがこの曲に関してはピアノも自分で弾かず、バンドサウンドですらないソロ名義に限りなく近い編成になっていて「366日」に代表されるようなHY定番になっていたストバラではない。概ねいつも通りではあるがいつもの感じに染まりきっていないところが絶妙な1作。
印象度★★★★☆
2021.4.11更新