Kafuu
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | スイッチ | 仲宗根泉 | 仲宗根泉 | ||
2 | キラリ | 新里英之/名嘉俊 | 新里英之 | 松岡モトキ,宮田“レフティ”リョウ | 22/6/28配信シングル |
3 | きみが笑顔であるように | 新里英之 | 新里英之 | 松岡モトキ,宮田“レフティ”リョウ | |
4 | HAISAI | 仲宗根泉 | 仲宗根泉 | 松岡モトキ | |
5 | 君のうた | 仲宗根泉 | 仲宗根泉 | ||
6 | 光の先へ | 仲宗根泉 | 仲宗根泉 | 松岡モトキ,宮田“レフティ”リョウ | |
7 | Heart | 新里英之 | 新里英之 | 松岡モトキ,宮田“レフティ”リョウ | |
8 | 空色 | 名嘉俊 | 名嘉俊 | 松岡モトキ,宮田“レフティ”リョウ | 22/3/19配信シングル |
9 | 優しい世界 | 名嘉俊 | 名嘉俊 | 松岡モトキ,宮田“レフティ”リョウ |
リリースデータ
2022年9月21日 | 初登場27位 | 売上0.35万枚 | Sound Produced by Naoki Itai(1)、松岡モトキ(2,3,4,6,7,8)、川口大輔(5) | ASSE!! Records(ユニバーサル) |
メンバー
Vocal,Guitar | 新里英之 |
Drums | 名嘉俊 |
Bass | 許田信介 |
Keyboards,Vocal | 仲宗根泉 |
And All Shinker |
HY15thアルバム。リミックスアルバム『HY Ocean Blue Sound-The Surf Remixes-』からは1年1ヶ月ぶり、オリジナルアルバムとしては1年7ヶ月ぶり。前作以降の配信シングル2曲を収録。10曲に満たないオリジナルアルバムは1st『Departure』、8th『Route 29』、10th『LOVER』に続く4作目となる。タイトル「Kafuu」は沖縄の言葉で“「果報」「良い知らせ」を運ぶ”という意味を持つ。トップ10前後、1万前後の売上から前作で大きく落としたが、前作16位に続くトップ10落ちどころか一気にトップ20落ちまで大暴落した。
初回限定Special
Edition盤はUNIVERSAL
MUSIC STOREのみ限定販売で「HY SKY Fes
2020→2021 Live & Documentary」収録DVD、「HY &
Orchestra Premium TOUR “星空” @ 沖縄コンベンションセンター劇場棟
(2022.5.4)」収録DVDの2DVD付。
初回限定盤は「HY
SKY Fes 2020→2021 Live & Documentary」収録DVD付。
通常盤はCDのみ。3種上位互換仕様となっている。
全形態共通初回封入特典としてHYの名曲ピアノインストver.ストリーミング再生用シリアルコード封入。期限は1年後の2023年9月20日まで。特設サイトにてシリアルコードで視聴できる。視聴はトータル53分28秒の静止画の動画再生形式となっているが、曲目から1曲ずつ聞く事も可能。
No | タイトル | 原曲 |
1 | 僕がキミを | 3rdアルバム『TRUNK』収録曲 |
2 | 森 | 4thアルバム『Confidence』収録曲 |
3 | Y&I | 5thアルバム『HeartY』収録曲 |
4 | この子達のために | 5thアルバム『HeartY』収録曲 |
5 | ビLOカナVEナスエル | 5thアルバム『HeartY』収録曲 |
6 | 青い地球 | 5thアルバム『HeartY』収録曲 |
7 | 告白 | 6thアルバム『Whistle』収録曲 |
8 | 帰り道 | 6thアルバム『Whistle』収録曲 |
9 | 流れ星 | 8thアルバム『Route 29』収録曲 |
10 | 二人で行こう | 8thアルバム『Route 29』収録曲 |
全て前レーベル時代(8th以前)で全期間が該当する公式ベスト『STORY〜HY
BEST〜』に選曲された曲は皆無、非公認ベスト『HY
SUPER BEST』に「告白」「二人で行こう」が選曲されていた程度。HYの名曲ピアノインストver.とされているが代表曲を大きく外した選曲でかなりマニアック。正直原曲を覚えてなくてピアノインスト聞いても原曲が浮かばん…となってしまいけっこう困った。またこのピアノは仲宗根泉による演奏なのか外部のピアノ奏者なのかは不明(最早誰でも無くて機械(打ち込みピアノ)じゃないよな…)。本当にピアノだけのインストなのでじっくり聞くというよりはのんびりBGMとして流し聞きする感じかな…。
今回はアルバム制作と意気込んで制作したのではなく、自分たちの日常の中で生まれたアルバムとされており、日々の中でレコーディングを進めていって曲が溜まってアルバムになったという自然体な感じのようだ。といってもHYの持つポップで爽やかで自然体な雰囲気は天性のものでもあるので、いつもと大きく違う感じはしない。ただこれまで意外と時々しか導入していなかった沖縄風味のサウンド(三線のテケテン音)が割といくつかの曲で聞こえてきたりする辺りは沖縄での生活の中で自然と生まれてきた感じなのかなと思わせる部分ではある。1曲目のリード曲が仲宗根泉というのも何気に新しい試みで、しかももう独身の頃のようなラブソングは書けないとかで、二次元キャラが好きだという娘の話を聞いて二次元キャラへのラブソングという新しい形のラブソングが出来上がったらしい。以前メンバーが30代になった頃と移籍が重なり、まだまだ若いぜとばかりに男性メンバーの書く曲が妙に若返った作風になった際も仲宗根泉の曲はもう少し成熟を感じさせる部分も見せていたりもした。年齢を重ねて違う作風を探していくのは仲宗根泉がメンバーの中では長けていてそこに絶妙なバンドのバランスがあるのかもしれない。
総じて安心安定のHYのアルバムという域は出ないがもう21周年15枚目。前作でのメンバー脱退の影響も感じさせず、大きく間が開く事も無く、順調な活動を続けていて、期待を下回る事も無い作品を出し続けているのだからこれで十分だろう。ただ9曲で30分台というのはさすがに短く、もう1曲で10曲に乗せれば40分台にも乗ったはずでもう1曲は頑張って欲しかった。9曲ってミニでもフルでもなく中途半端な感じがするんだよな…。
印象度★★★★☆
2022.11.13更新