RAINBOW
No | タイトル | 作詞 | 作曲 |
1 | no rain no rainbow | 名嘉俊 | 名嘉俊 |
2 | Island | 仲宗根泉 | 仲宗根泉 |
3 | 突然 | 新里英之 | 新里英之 |
4 | あなたへ | 名嘉俊 | 名嘉俊 |
5 | Oh! AIWO | 仲宗根泉 | 仲宗根泉 |
6 | いつか | 仲宗根泉 | 仲宗根泉 |
7 | PARTY | 名嘉俊 | 名嘉俊 |
8 | 大好きだもの | 新里英之 | 新里英之 |
9 | 世界 | 新里英之 | 新里英之 |
10 | MAX | 名嘉俊 | 名嘉俊 |
11 | まあいいか | 名嘉俊 | 名嘉俊 |
12 | HAPPY SHOWER | 新里英之 | 新里英之 |
13 | SESSION | 新里英之 | 新里英之 |
リリースデータ
2019年6月12日 | 初登場9位 | 売上0.9万枚 | Sound Produced by 川口大輔(1〜12)、新里英之(13) | ASSE!! Records(ユニバーサル) |
メンバー
Vocal,Guitar | 新里英之 |
Drums | 名嘉俊 |
Bass | 許田信介 |
Keyboards,Vocal | 仲宗根泉 |
Guitar | 宮里悠平 |
And All Shinker |
HY13thアルバム。セルフカバーベストから10ヶ月、オリジナルアルバムとしては2年3ヵ月ぶり。初回盤は2018年9月22日沖縄・宜野湾海浜公園屋外劇場での『HY STORY TOUR 〜うさがみそーれ めんそーれ そーれそれそれ ゆくいみそーれ〜』ライブ映像、「366日」MVの地方局番組バージョン2種、ベスト盤ツアーの上海公演メイキング映像を収録したDVD付。デビューは2002年だが、2000年の結成を起点として結成20周年への幕開けと称されており、今作を引っ提げてのツアーは2019年10月〜2020年2月まで『HY 20th Anniversary RAINBOW TOUR 2019-2020』と題した20周年ツアーとなった。
今作発売の1ヵ月前の5月9日に宮里悠平が体調不良による休養を発表。メンバーはイベント出演など4人でしばらく活動するとしていた。この時点ではツアーに向けて休養してツアーで復帰を考えていたと思われる。今作のレコーディングに満足に参加しているのかは不明だが、ブックレット写真は5人全員で写っている。一方でデビュー以来『LOVER』以外の各アルバムに必ず1,2曲は宮里悠平の楽曲が収録されてきたが、今作には宮里悠平による楽曲が収録されていない。『LOVER』は7曲入りのミニアルバム編成だったので、10曲以上収録されているフルアルバム編成で宮里の曲が収録されないのは初となっていた。
ツアーが始まる1ヵ月ほど前の9月5日に宮里悠平がそのまま脱退する事が発表された。結果的に今作が5人での最後の作品となった。
結成20周年に向けてというアルバムになっているが、それはあまり関係ない感じで今作も明るく健全で若々しく、暖かくてポップな優等生バンドHYそのままなド王道の1枚。この王道というのは『Street Story』頃のイメージではなくラップを筆頭としたミクスチャーロック的な要素がほぼ失われてポップバンド化して以降の王道である。近年少し無理にまだまだ若いぜ的なノリで振り切ろうとしている感じもあって、ずっと聞き続けているリスナーの加齢と若いままの曲の世界観にズレが生じ始めているような感じが違和感になってきていたけど、今作はその辺りもう開き直ったというか、あまり意識せずに楽しんでいるような感じが伝わってきてこれはこれでいいのかなと思えた。やはり初期のような強く残る曲はあまりなく、似たようなさわやかポップロック、似たような泉バラードという伝統芸状態ではあるんだけど、それでも何度か聞いていると改めていいなと思えてくるところもあり、なんだかんだ適度な満足感は滲み出てくる。どこまでもHYらしい1作。
印象度★★★☆☆
2019.9.14更新