FUN! FUN! FANFARE!(初回盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | FUN! FUN! FANFARE!-The Begining -(Instrumental) | 本間昭光 | 啼鵬 | インスト | |
2 | GOLDEN GIRL | 吉岡聖恵 | 吉岡聖恵 | 亀田誠治 | 29thシングル 最高13位 売上1.6万枚 |
3 | ラブソングはとまらないよ | 水野良樹 | 水野良樹 | 本間昭光 | 27thシングル 最高6位 売上2.5万枚 |
4 | 熱情のスペクトラム | 水野良樹 | 水野良樹 | 近藤隆史、田中ユウスケ | 28thシングル 最高10位 売上3.1万枚 |
5 | キラリ | 水野良樹 | 水野良樹 | 本間昭光 | |
6 | LIFE | 水野良樹 | 水野良樹 | 森俊之 | |
7 | 春 | 水野良樹 | 水野良樹 | 本間昭光 | |
8 | 明日ハレルカナ | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 本間昭光 | |
9 | ジャンプ! | 水野良樹 | 水野良樹 | 鈴木Daichi秀行 | |
10 | 虹 | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 江口亮 | 27thシングルC/W |
11 | 陽炎 | 水野良樹 | 水野良樹 | 鈴木Daichi秀行 | |
12 | SNOW AGAIN | 水野良樹 | 水野良樹 | 島田昌典 | |
13 | ワンゴール | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 立崎優介、田中ユウスケ | |
14 | 涙がきえるなら | 吉岡聖恵、 山下穂尊 |
吉岡聖恵、 水野良樹 |
亀田誠治 | 28thシングル両A面曲 |
15 | マイステージ | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 鈴木Daichi秀行 | |
16 | LIGHTS OUT-The Ending-(Instrumental) | 本間昭光 | 本間昭光 | インスト |
初回盤DVD
NEWS123
リリースデータ
2014年12月24日 | 初登場1位 | 売上18.2万枚 | Epic Records |
メンバー
Vocal&Background Vocal | 吉岡聖恵 |
Electric Guitar | 水野良樹 |
Acoustic Guitar,Harmonica | 山下穂尊 |
いきものがかり7thアルバム。前作以降の3シングル収録楽曲のうち、トリビュートアルバムからのシングルカットだったドリカムカバーの「未来予想図U」以外、オリジナル曲5曲を全て収録。また初めてインスト楽曲が収録されOP/EDを飾っている。「キラリ」は映画『アオハライド』主題歌となり、リード曲として映画の映像を使用したMVが制作された。「ジャンプ!」は日産セレナのCMタイアップ、「ワンゴール」は年明け2015年のユーキャンCMタイアップに起用された。初回盤は報道バラエティと称された「NEWS123」を収録したDVD付。また三方背BOX、デジパック仕様。いきものカード、ミニポスター3枚、ツアー先行予約チラシが封入されている。今作以降オリジナルアルバムがリリースされないままに17年1月に放牧宣言となったため、今作が放牧前最後のオリジナルアルバムとなった。
メンバー全員が30代になって最初のアルバムだが、特に大きな変化は無く安定のポップアルバム。過去にもっとはじけた曲があったので、タイトルやジャケットの雰囲気ほどはじけた感じはしないけど、別に大人になったからという感じでもない。相変わらず全体的にポップで楽しいアルバムで王道の軸は今回もブレていない。また前作に続いて70分越えながら、インスト2曲があるし、前作よりは若干短くなった。また実際の尺がどうこうというより単純に各楽曲こってり感や無駄に長いように感じられる事がだいぶ減って多少はライトさが戻ってきたと思う。ただ水野良樹がTwitterで今年はヒットが出せなかったとまでつぶやく程なので、2014年の特にシングルの世間の反応には手応えはあまり得られなかった模様。そうなるとまたこってり勝負バラード連発に戻ってしまいそうでもあり…。ベスト以降の3作の中では1番好感触の1作なんだけど、いろいろと難しい局面に差し掛かってきたのかもしれない。
今回Amazonレビューなどを見ているとそろそろアレンジャー変えた方がいいんじゃないかとかアレンジ面での不満を指摘する声が少し大きくなってきた感じもする。しかし、特に本間さんとか亀田さんとはメンバーもかなり仲良くなった(というか信頼関係を築いてる)みたいだし、そもそもメンバー担当楽器のギターの演奏すらずっとサポート任せ。メンバーはあくまで作詞作曲者である立場を強く表明していてアレンジ面で独立が不可能な制作体制なので、今更アレンジャーが変わるとか少し前ならまだしも、現状ではちょっと考えにくい状況になっている。特に本間さんはツアーのバンマスもやってるくらいガッチリ関係性を築いているので、本間さん亀田さんの方からそろそろ違う人とやってみたら?という提案が無い限り彼らがメインアレンジャーの座から外れる事は無理そうだ。アレンジャーの刷新にあまり期待できない以上は、多少でもこってりさが薄れてきただけも良し、多少でもハーモニカが聞ければ良し、江口亮などライトな作風のアレンジャーがC/Wやアルバム曲で数曲でも参加してくれれば良し、という感じになってきて、結果現状がベストっていう。
初回盤の「NEWS123」は報道バラエティということで吉岡がキャスター、水野がじじぃメイクでおとぼけ解説員として登場。3つのニュース(VTRで総理インタビュー、息止め選手のインタビュー&息止めチャレンジ&レコーディング現場潜入と見せかけたプロデューサーインタビュー)を紹介していく内容だがどれもふざけており、総理、息止め選手、プロデューサーといったVTR内の主要人物は全て山下が担当、スポーツキャスターとしてスタジオにも途中から山下が登場するので4役を山下が担当するという謎の山下バラエティスペシャルとなっている。凄く面白いわけではなく、普通に面白い。しかしベスト盤の時みたいに番組風にふざけながらも楽曲解説とか音楽にも繋がる話が入ってくればいいんだけど、今作ではよりによって最初の紹介で「レコーディング現場潜入」という最後にはアルバムメイキングをちゃんとやるかのように見せかけて、いざ始まってみるとレコーディングがお休みだったという設定で前2つと同じパターンの山下コントが繰り返されるのでかなりガッカリしてしまった(コント自体は悪くないんだけど)。終わってみれば初の完全音楽無関係映像。キャラクターのみに特化していて(それも基本的に役を演じているだけなのでパーソナルな部分は"プロデューサー"山下が水野と吉岡に初めて会った時の印象をちょろっと語る程度)、山下はかなり頑張っているし親しみは沸いたけど、一般発売する内容というよりかは、完全にFC会員の継続特典DVDみたいな感じ。
印象度★★★★☆