I
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 笑顔 | 水野良樹 | 水野良樹 | 亀田誠治 | 26thシングル 最高5位 売上5.2万枚 |
2 | 1 2 3〜恋がはじまる〜 | 水野良樹 | 水野良樹 | 本間昭光 | 25thシングル 最高9位 売上2.3万枚 |
3 | ぱぱぱ〜や | 水野良樹 | 水野良樹 | 本間昭光 | |
4 | 恋跡 | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 田中ユウスケ、近藤隆史 | |
5 | ハルウタ | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 江口亮 | 23rdシングル 最高4位 売上6.0万枚 |
6 | マイサンシャインストーリー | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 島田昌典 | |
7 | なんで | 水野良樹 | 水野良樹 | 亀田誠治 | |
8 | あしたのそら | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 本間昭光 | 25thシングルC/W |
9 | 風乞うて花揺れる | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 蔦谷好位置 | |
10 | MONSTER | 水野良樹 | 水野良樹 | 鈴木Daichi秀行 | |
11 | 恋愛小説 | 水野良樹 | 水野良樹 | 亀田誠治 | |
12 | 東京 | 吉岡聖恵 | 吉岡聖恵 | 蔦谷好位置 | |
13 | 風が吹いている | 水野良樹 | 水野良樹 | 亀田誠治 | 24thシングル 最高3位 売上7.7万枚 |
14 | ぬくもり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 島田昌典 |
弦編曲:江口亮,村山達哉(5)
リリースデータ
2013年7月24日 | 初登場1位 | 売上22.4万枚 | Epic Records |
メンバー
Vocal&Background Vocal | 吉岡聖恵 |
Electric Guitar,Acoustic Guitar&Background Vocal | 水野良樹 |
Acoustic Guitar,Harmonica&Background Vocal | 山下穂尊 |
いきものがかり6thアルバム。バラードベスト『バラー丼』を挟んで1年5ヶ月ぶりのオリジナルアルバム。前オリジナル以降のシングル4曲とC/W1曲を収録。『バラー丼』にシングルバージョンと新録音で2回も収録されていた「風が吹いている」はシングルバージョンで再び収録されている。先にベスト盤に収録されたシングルを次のオリジナルアルバムにも収録するのは初。例によって全曲サポートギタリストがクレジットされている。確実にメンバーが単独で担当している楽器はわずかに登場する山下のハーモニカのみ。初回盤はメンバーと亀田誠治、本間昭光が楽曲解説する番組が収録されたDVD付。またデジパック仕様でいきものカードやフォトシートなどの特典も封入されている。
制作陣に変化が無く(アレンジャーの江口亮が復帰、西川進が退場した程度)、王道志向なので今回も安定のJ-POP王道アルバム。かつて「ありがとう」でもやらなかったのにまさか「風が吹いている」をしつこく収録してくるとは思わなかったが、バラードに関してはこの曲で完全に1つの到達点に達し、さらにバラードベストまで出したためか、全体的にバラード少なめ。ストリングスポップスを標準にして、アルバム曲でブラスアレンジ、ストリングスなし、歌謡曲風など変化をつけている。「風乞うて花揺れる」と「恋愛小説」は今のいきものがかりなら確実にバックでストリングスが鳴っているような曲調なのに鳴っていない。鳴っていないのが最早変化球に聞こえてしまう、というのが逆に凄い。個人的には「マイサンシャインストーリー」「なんで」辺りもそんな感じで聞きたかったが、江口亮がメインアレンジャーに復帰しない限りは無理な話か…。アルバム曲での変化のつけかたは完全に今までのアルバムを聞いていれば予想の範囲内で一定以上の新鮮味は感じられないものの、とにかく圧倒的な安心感と安定感があるのでアルバム全体の印象はそれなりに好印象。
なんだかんだ前作よりは食傷気味にならなかったのは、シングルでのバラード攻めが終わった事が大きかったのかもしれない。ただ1つ難点は妙に各楽曲が長い事。パッと聞きは軽やかだったり、スピード感のある曲でも何故か5分前後、「風が吹いている」は規格外としても6分前後の曲もある一方で3分台が「MONSTER」1曲ポッキリ。結果、14曲と決して多すぎる曲数ではないのに初の70分オーバーになってしまった。曲をコンパクトにまとめるという点は全く気にしてないんだろうけど、もっと軽やかな曲も聞きたい。ハーモニカが鳴り響きまくるとか、久々に男性メンバーが歌うとかも初期からのリスナーはけっこう喜びそうなもんだけどなぁ…。
印象度★★★★☆