My song Your song
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | プラネタリウム | 水野良樹 | 水野良樹 | 田中ユウスケ、湯浅篤 | 11thシングル 最高5位 売上3.6万枚 |
2 | 気まぐれロマンティック | 水野良樹 | 水野良樹 | 江口亮 | 12thシングル 最高4位 売上4.7万枚 |
3 | ブルーバード | 水野良樹 | 水野良樹 | 江口亮 | 10thシングル 最高3位 売上9.0万枚 |
4 | スパイス・マジック | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 西川進 | |
5 | かげぼうし | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 田中ユウスケ、湯浅篤 | |
6 | 帰りたくなったよ | 水野良樹 | 水野良樹 | 島田昌典 | 9thシングル 最高7位 売上6.0万枚 |
7 | message | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 中村タイチ | 12thシングルC/W 曲終了後に着信音と吉岡の台詞追加 |
8 | Happy Smile Again | 水野良樹 | 水野良樹 | 菅原弘明 | 11thシングルC/W |
9 | くちづけ | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 西川進 | インディーズ3rdアルバム『人生すごろくだべ。』収録曲リメイク |
10 | 僕はここにいる | 吉岡聖恵 | 吉岡聖恵 | 渡辺善太郎 | |
11 | プギウギ | 水野良樹 | 水野良樹 | 渡辺善太郎 | |
12 | 幻 | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 常田真太郎 | |
13 | 心の花を咲かせよう | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 島田昌典 | |
[bonus track] | |||||
14 | 帰りたくなったよ-acoustic version- | 水野良樹 | 水野良樹 | 中村タイチ | 9thシングル別Ver. 新録音 |
弦編曲:岡村美央(1)、クラッシャー木村(2,3)
リリースデータ
2008年12月24日 | 初登場1位 | 売上46.6万枚 | Epic Records |
メンバー
Vocal&Backing Vocal | 吉岡聖恵 |
Electric Guitar,Acoustic Guitar&Backing Vocal | 水野良樹 |
Acoustic Guitar,Harmonica&Backing Vocal | 山下穂尊 |
いきものがかり3rdアルバム。前作から10ヶ月、2008年2作目のアルバム。前作以降の4シングル、C/W2曲を収録。2008年は怒涛の連続リリースとなり、シングル5枚、アルバム2枚と最も多作な1年となった。「僕はここにいる」は初の吉岡による単独での作詞作曲楽曲。「くちづけ」がリメイクされた事でインディーズ時代の『人生すごろくだべ。』は全4曲すべてのメジャーでのリメイクが完了した。初回盤は三方背スリーブケース仕様、24Pスペシャルブックレット、いきものカード010封入。24Pスペシャルブックレットの内容は歌詞ブックレットの写真の更なるアザーカットで構成されている。「心の花を咲かせよう」は第87回全国高等学校サッカー選手権大会テーマ曲となり、年明けのMステで披露するなど、アルバム曲で初めてシングル級の扱いでプロモーションされた。「ブルーバード」は10万枚に迫るヒットを記録し、シングル売上も安定する中で今作は初の1位を獲得し、300位以内90週に及ぶロングヒットで40万枚を突破するなど一気に人気が拡大した。
今作リリース時にナタリーのインタビューに初登場。開口一番にインタビュアーが老若男女に幅広く人気を得ているが音楽ファンにはスルーされているとぶつけ、メンバーが自分たちのお茶の間J-POPを目指しているスタンスを改めて説明。演奏の主張もしないとして、終始ギターのサポートメンバーがクレジットされている理由にも間接的に言及した。今作においては渡辺善太郎が編曲した「僕はここにいる」「プギウギ」ではドラマー以外はall otehr instruments&programmingで渡辺善太郎がクレジットされているのみでギター単独でのサポートメンバー表記が無い。渡辺善太郎のall otehr instrumentsにギターも含まれているのか、メンバーが全部弾いているのかは不明だが急にこれだけメンバーが弾いているとは考えにくいので渡辺善太郎の演奏によるものだろう。
勢いよく連続リリースしてじわじわと認知度を上げていったのがこの時期だが連投したシングルのバランスがまず抜群。後のようなバラード連投ではなく、ド王道のストバラは「帰りたくなったよ」だけで、「プラネタリウム」は意外と無いミディアム、「気まぐれロマンティック」は明るくはじけた賑やかなアップナンバー、「ブルーバード」はアッパーなロック系だがこれで当時の最高ヒットを更新するなどバラードイメージに寄らない多彩なシングルをリリースしていたのは特筆すべき点だと思う。今作では序盤でシングルを3連発してしまっているのでさすがに序盤に勢いが集中しすぎているは否めないものの、後半ではシングルではやれないような多彩さも見せていて最後まで飽きさせない。キャリアハイに差し掛かっていく最も勢いのある時期のアルバムだっただけに誰もが楽しめる王道J-POPアルバムとしてバランスの良さでは最高傑作といえる1作だったと思う。
3作続いたacoustic versionでの締めだが、相変わらずメンバー演奏してないし、シンプルには聞こえるがそこそこ楽器も入っているしであまり意味を感じなくなってきていたがこれは今作で打ち止めとなった。
印象度★★★★☆
2021.6.4修正