NEWTRAL
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 歩いていこう | 水野良樹 | 水野良樹 | 本間昭光 | 21stシングル 最高9位 売上6.8万枚 |
2 | 笑ってたいんだ | 水野良樹 | 水野良樹 | 亀田誠治 | 20thシングル 最高5位 売上5.7万枚 |
3 | いつだって僕らは | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 田中ユウスケ、近藤隆史 | 22ndシングル 最高4位 売上3.4万枚 |
4 | KISS KISS BANG BANG | 水野良樹 | 水野良樹 | 鈴木Daichi秀行 | |
5 | 会いにいくよ | 水野良樹 | 水野良樹 | 亀田誠治 | |
6 | 地球 | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 本間昭光 | インディーズ1stアルバム『誠に僭越ながらファーストアルバムを拵えました…』収録曲 リメイク |
7 | センチメンタル・ボーイフレンド | 水野良樹 | 水野良樹 | 本間昭光 | |
8 | 白いダイアリー | 吉岡聖恵 | 吉岡聖恵 | 西川進 | |
9 | 恋詩 | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 蔦谷好位置 | |
10 | NEW WORLD MUSIC | 水野良樹 | 水野良樹 | 蔦谷好位置 | 20thシングル両A面曲 |
11 | 愛言葉 | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 島田昌典 | |
12 | おやすみ | 水野良樹 | 水野良樹 | 島田昌典 |
弦編曲:岡村美央(3)、eji(8)
No | タイトル | 備考 |
1 | SAKURA-2010 LIVE at 日本武道館 ver.- | 1stシングル |
2 | ありがとう-2010 LIVE at 横浜アリーナ ver.- | 18thシングル 1stライブ映像『いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2010 ?なんでもアリーナ!!!〜』収録音源と同一 |
3 | 気まぐれロマンティック-2009 LIVE at 渋谷C.C.Lemonホール ver.- | 12thシングル |
4 | 歩いていこう-2011 LIVE at 国立代々木第一体育館 ver.- | 21stシングル |
5 | キミがいる-2010 LIVE at 日本武道館 ver.- | 19thシングル |
6 | じょいふる-2010 LIVE at 日本武道館 ver.- | 15thシングル両A面曲 |
7 | YELL-2010 LIVE at 日本武道館 ver.- | 15thシングル |
8 | ブルーバード-2010 LIVE at 横浜アリーナ ver.- | 10thシングル 1stライブ映像『いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2010 ?なんでもアリーナ!!!〜』収録音源と同一 |
9 | コイスルオトメ-2010 LIVE at 横浜アリーナ ver.- | 3rdシングル 1stライブ映像『いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2010 ?なんでもアリーナ!!!〜』収録音源と同一 |
10 | 心の花を咲かせよう-2011 LIVE at 横浜スタジアム ver.- | 3rdアルバム『My song Your song』収録曲 2ndライブ映像『いきものまつり2011 どなたサマーも楽しみまSHOW!!!〜横浜スタジアム〜』収録音源と同一 |
リリースデータ
2012年2月29日 | 初登場1位 | 初動19.3万枚、売上41.7万枚 | Epic Records |
メンバー
Vocal&Background Vocal | 吉岡聖恵 |
Electric Guitar,Acoustic Guitarl&Background Vocal | 水野良樹 |
Acoustic Guitar,Harmonica&Background Vocal | 山下穂尊 |
いきものがかり5thアルバム。ベスト盤を挟んで2年2ヶ月ぶりのオリジナルアルバム。ベスト盤以降の3シングルを収録。初回盤はライブCD付属。メンバーがセレクトした10曲のライブ音源が収録されているがそのうちの4曲は過去の2作のライブDVD/Blu-rayに収録済みの音源となる。初回盤はさらに10組のデザイナー&イラストレーターとコラボしたポストカード12枚、全作品恒例の「いきものカード」028、三方背BOX仕様となっている。発売日の2月29日はボーカル吉岡の7歳(推定28歳)の誕生日となる。なおニュートラルの本来の綴りは「NEUTRAL」であり、今回のタイトルは造語である。ベスト盤のミリオンヒットがあったものの、以降のシングルに伸びは無く、今作も初動から2倍の売上は記録したものの3rd、4thは下回った。
ベスト明け1発目ながらいきものがかりの王道志向にブレはなく期待を裏切らない直球王道ポップスアルバム。抜群の安定感ながらバラードが多くなりがちではあるが、はじけた曲やA面では普段見せないような一面もアルバムでは見せているのでまあまあバランスも良い。総じて万人受け確実のヒットアルバムだと思う。
一方でストリングスが12曲中9曲と過去最多使用となり、言い換えると鈴木Daichi秀行、蔦谷好位置の2人が担当した曲以外は全てストリングス。田中ユウスケ、近藤隆史と西川進に関しては弦編曲を別の人物が担当する形になっているが、前作から起用され始め一気にライブにおけるバンマスとなった本間昭光、1stC/W以来の復帰となった亀田誠治、初期からずっといる島田昌典とJ-POPストリングス三大アレンジャーがついにそろい踏みとなり、似たようなストリングス&王道J-POPを多用する3人をローテーションのように起用し始めるという無駄に贅沢な使い方を始めた。3人それぞれ細かい違いは当然あるんだろうけど、王道J-POPでまとめるいきものがかりで3者の作風の違いを感じ取ってこのストリングスは亀田誠治じゃないとできない、これは本間昭光の特徴だ、それは島田昌典の手腕だ…などと3者の違いを理解できるリスナーなど稀有だろう。本間昭光をライブのメンバーにも迎え入れたなら、島田昌典の起用を続けたり、亀田誠治をこのタイミングで再起用しなくてもと単純に思ってしまった。
この3者を重宝しまくるあまりに初期にアレンジを担当していた江口亮がついにいなくなってしまったのも惜しい。山下最大のアイデンティティであるハーモニカも絶滅寸前になってしまい、ストリングスが入っていない曲には今度は全部ブラスアレンジが入っているので、全曲に管弦いずれかのアレンジが盛られているわけで、シンプルな楽曲が皆無。アレンジ盛りすぎで曲も長くなりがちなのでいよいよ本格的に楽曲が飽和し始めた感じ。どんどん拡大して大きくなっていったいきものがかりが明確にピークを越えて飽和し始めたというのが今作になっていると思う。既にこれ以上拡大できない最大のところまで行きついて膨張してパンパンになってきたというイメージが今作には当てはまる。
“なまものばかり〜メンバーズBEST
LIVEセレクション〜”
ライブCDにおいては1,3,5,6,7はサポートギター表記が入っていない。という事はメンバーのみのギター演奏となっている模様。残りの曲にはサポートギターが1名入っている。
ライブベストも最大公約数的選曲。ベストに漏れていたけど古くからのファンには人気なあのシングルやアルバム曲を!みたいな考えは全く無いようだ。むしろベストで入った新規のリスナーにそのライブ音源を届けるといった趣き。水野・山下がライブではしっかり演奏しているという点と(特に水野はギターソロをサポート任せにせずにちゃんとリードギターやっている模様)、ライブならではの盛り上がり、吉岡のボーカルの幅広さを感じられる内容。大会場でのライブばかり収録されているのでスケールも大きい。またCDと違って3人だけのアコースティック演奏から入る「SAKURA」や、かなり長尺アレンジになった「コイスルオトメ」などCD音源とは異なるアレンジで収録されている曲もあるので違いも楽しめる。
印象度★★★☆☆
2021.7.20修正