只者
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ブラックホール | 稲葉浩志 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志,徳永暁人 | |
2 | Starchaser | 稲葉浩志 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志,徳永暁人 | |
3 | Stray Hearts | 稲葉浩志 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志,徳永暁人 | 7th配信シングル |
4 | 我が魂の羅針 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志,徳永暁人 | |
5 | VIVA! | 稲葉浩志 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志,徳永暁人 | |
6 | NOW | 稲葉浩志 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志,蔦谷好位置, 釣俊輔/(agehasprings) |
6/1先行配信 |
7 | 空夢 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志,徳永暁人 | |
8 | Chateau Blanc | 稲葉浩志 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志,徳永暁人 | |
9 | シャッター | 稲葉浩志 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志,Sam Pomanti | |
10 | BANTAM | 稲葉浩志 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志,蔦谷好位置, KOHD/(agehasprings) |
6th配信シングル |
11 | 気分はI am All Yours | 稲葉浩志 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志,Sam Pomanti | |
12 | cocoa | 稲葉浩志 | 稲葉浩志 | 稲葉浩志,寺地秀行 |
Sound Produce:蔦谷好位置(agehasprings)(6,10)
リリースデータ
2024年6月26日 | 初登場1位 | 売上8.8万枚 | Produced by 稲葉浩志 | VERMILLION RECORDS |
稲葉浩志6thアルバム。ソロ名義では『Singing Bird』以来10年1ヶ月ぶりのアルバム。前作以降、前作リリース直後に配信シングル「Saturday」、2016年にシングルCD『羽』、配信シングル「YELLOW」をリリースした後、2017、2020年にはINABA/SALAS名義でアルバム2作ををリリースしていた。2023年再度ソロ名義で1月に「BANTAM」、5月に「Stray Hearts」をリリースしていた。2023年12月に2024年にTAK、稲葉それぞれソロでのツアー開催を発表、2024年4月にはツアーの前の6月にen-Zeppと題したZeep Hanedaでの6日間のライブを行うと発表、続けて新曲「Starchaser」のCM起用が発表され、5月17日についにほのめかされていた10年ぶりオリジナルアルバムの発売が正式に発表された。今作には2023年に配信された「BANTAM」「Stray Hearts」のみの収録で、INABA/SALASより前の「Saturday」、シングル『羽』全曲(「羽」「Symphony #9」「BLEED」「水路」)、「YELLOW」は未収録となった。6月1日には「NOW」が先行配信された。またCD発売10日前の16日には全曲先行配信された(相変わらずB社が拒絶するAmazon Musicは無し)。B'z、ソロが全曲ST配信されるようになってからもB'zの新作の配信はCDから大幅に遅らせていたが、配信の方が早いのは初となる。
PREMIUM EDITIONは2023年2月開催のソロライブ「Koshi
Inaba LIVE 2023〜en3.5〜」収録のBlu-ray付、DVD付の2種。初回出荷生産分のみロングボックス仕様・ロングポスター封入とされる。
通常盤はCDのみ。
「我が魂の羅針」「cocoa」のアコースティックギターは本人演奏。B'zでは2017年頃からYukihide "YT" Takiyamaをメインに起用するようになってからかつてのサポートメンバーの出番が減るか不参加になっていたが、今作は10年前の前作『Singing Bird』にも参加していた旧知のサポートメンバーがメインで参加しており、徳永暁人、寺地秀行、大賀好修、山木秀夫、Shane Gaalaasら直近のB'zには参加しなくなっているか以前ほどメインで起用されなくなっている面々が参加。徳永暁人は自身のバンドdoaと共にB ZONE(ビーイング)から独立していたが稲葉本人の指名によりアレンジャー、ベーシストとして参加しているほか、ドラムのShane Gaalaasも久々の参加(B'zの「兵、走る」以来?)。外部から蔦谷好位置をアレンジャーとして招いたり、「我が魂の羅針」のドラムはMr.Children鈴木英哉だったりと身内以外の外部起用も見られる。
安定のバンドサウンドに一昔前のB'zっぽさ、懐かしさを感じる部分もあるアルバム。1,2,8がアレンジとベースに徳永暁人、ドラムにShane
Gaalaasという20年くらい前のB'z(『BIG MACHINE』、『THE
CIRCLE』、『MONSTER』の主に3枚のアルバム)と同じ編成になっており、冒頭2曲で印象付けられるところがある。新たなアレンジャーも参加しているものの、今更そこまで斬新な方向性ではなく、淡々と普通にいい曲が並んでいる印象。特に残る曲も無く流れていくんだけど、極度にマニアックではなく、とても聞きやすい普通にいいアルバム。今回もソロアルバムらしいソロアルバムといえる。どう考えても只者ではない稲葉浩志が相変わらず謙虚に自身は普通の人間である、只者であるという境地で曲を紡ぐことが出来る…というのは凄い事だし、やはり只者ではない。只者を自認する只者ではない只者が只者の視点で等身大の只者の言葉を紡ぐ(もう何言ってるのか分か)、これが稲葉浩志という1つのジャンルなのだろう。
PREMIUM EDITION(Blu-ray付) PREMIUM EDITION(DVD付) 通常盤
印象度★★★☆☆
2024.8.4更新