FRESH
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | POWER OF LOVE | YUKI | 恩田快人 | 1stシングル 最高95位 売上0.3万枚 フェードアウトしない |
2 | BLUE TEARS | YUKI | 恩田快人 | 2ndシングル 100位圏外 |
3 | DAYDREAM | YUKI | 恩田快人 | 1stアルバム『J・A・M』収録曲 3rdシングル(カット) 最高58位 売上1.3万枚 フェードアウトしない |
4 | Hello! Orange Sunshine | YUKI | 恩田快人 | 4thシングル 最高22位 売上9.9万枚 |
5 | RADIO | Tack and Yukky | TAKUYA | 4thシングルC/W |
6 | 小さな頃から | YUKI | 恩田快人 | 2ndアルバム『ORANGE SUNSHINE』収録曲 6thシングル(カット) 最高37位 売上3.9万枚 |
7 | 自転車 | YUKI | 恩田快人 | 2ndアルバム『ORANGE SUNSHINE』収録曲 6thシングルC/W(カット) |
8 | Over Drive | YUKI | TAKUYA | 7thシングル 最高4位 売上67.0万枚 |
9 | KYOTO | TAKUYA | TAKUYA | 3rdアルバム『MIRACLE DIVING』収録曲 フェードアウトしない |
10 | ドキドキ | YUKI | 恩田快人 | 8thシングル 最高8位 売上25.6万枚 |
11 | そばかす | YUKI | 恩田快人 | 9thシングル 最高1位 売上105.8万枚 |
12 | クラシック | Tack and Yukky | TAKUYA | 10thシングル 最高3位 売上63.2万枚 |
13 | くじら12号 | Tack and Yukky | TAKUYA | 11thシングル 最高5位 売上44.7万枚 |
14 | 散歩道 | YUKI | 五十嵐公太 | 14thシングル 最高3位 売上47.9万枚 |
15 | ミュージックファイター | Tack and Yukky | TAKUYA | 15thシングル 最高4位 売上14.8万枚 |
16 | LOVER SOUL | YUKI | TAKUYA | 13thシングル 最高5位 売上50.4万枚 |
17 | Brand New Wave Upper Ground | YUKI | TAKUYA | 18thシングル 最高4位 売上15.8万枚 |
リリースデータ
2000年3月23日 | 初登場1位 | 売上177.6万枚 | Producers:佐久間正英、藤井丈司、JUDY AND MARY、TAKUYA | Epic Records |
メンバー
Vocal,Backing Vocal,Pianica | YUKI |
Guitar,Backing Vocal,Keyboards,Toys | TAKUYA |
Bass,Backing Vocal | 恩田快人 |
Drums,Percussions,Backing Vocal | 五十嵐公太 |
JUDY AND MARY1stベストアルバム。98年末に活動を休止してから約1年、00年2月にシングル「Brand New Wave Upper Ground」をリリースして活動を再開、その1ヶ月に今作がリリースされた。「Brand New Wave Upper Ground」がアルバム初収録となったが、次のオリジナルアルバム『WARP』にも収録された。「KYOTO」のみアルバム曲で、それ以外はシングル曲が選曲されている。特に表記は無いがフェードアウトで終わっていた「POWER OF LOVE」、「DAYDREAM」、「KYOTO」はフェードアウトせずに演奏が終了する初収録バージョンとなっている。未収録になったシングルは「Cheese“PIZZA”」、「ラブリーベイベー」、「イロトリドリ ノ セカイ」、「手紙をかくよ」の4曲。休止前や休止突入後ではなく、活動再開から間を開けずにリリースし、解散説を払拭した(当時)。最大のヒット作『THE POWER SOURCE』には及ばなかったが、自身2番目の大ヒットを記録。初回盤はデジパック仕様、ピクチャーレーベル仕様。06年には今作以降にリリースされた4シングルを追加収録して2枚組にした『COMPLETE BEST ALBUM 「FRESH」 』がリリースされている。
『COMPLETE BEST ALBUM 「FRESH」』リリース時にTAKUYA監修でロンドンでリマスタリングされたと宣伝されたが(TAKUYAがリマスタリングしたみたいな書き方を公式がしていたがクレジット上はTim Youngが担当)、Tim Youngによるロンドンメトロポリスでのリマスターは旧盤である今作でも施されている。違いはTAKUYAが立ち会っているかいないかだけのようだ(ベストを出すのが嫌だったので旧盤である今作には関わらなかったとコメントしている)。同じ人物、同じスタジオでのリマスター作業が6年後に行われたわけだが4曲追加されているので基本的には旧盤である今作は役目を終えている。
ただ今作は売れただけあって中古市場でかなり見つけやすく、さらに安価で入手可能であり、かつ1枚でJUDY AND MARYのヒット曲の大半を一気に押さえる事ができるので最初の1枚としては今でも選びやすい1枚となっている。初期3作を経てポップでキャッチ―な方向性で固まって飛躍していき、全盛期を迎える中で恩田からTAKUYAへ主導権が変わり、後半は実験的要素も強くなっていく。バンドの変遷が分かりやすく提示されているが根本的にはどれもポップでキャッチ―。それでいて他に似たようなバンドが出てこない(休止中にソニーが似せた方向性でデビューさせたHysteric Blueはいたけど)くらい、個性的でもある。いつどのような形で出されても自身を持って出せるし、古びてなくて新しく聞こえる事から『FRESH』と名付けられたそうだが、年月を経て聞いてもFRESHな曲たちが並んでいると思う。
印象度★★★★☆
2017.3.27更新