POP LIFE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | ドュビドュビバディスコ フィーチャリング ウィズ サー・サイコ・セクシー |
「ミュージックファイター」の前奏 | ||
2 | ミュージック ファイター | Tack and Yukky | TAKUYA | 15thシングル 最高4位 売上14.8万枚 |
3 | イロトリドリ ノ セカイ | TAKUYA | TAKUYA | 16thシングル(カット) 最高11位 売上7.6万枚 |
4 | 散歩道 | YUKI | 五十嵐公太 | 14thシングル 最高3位 売上47.9万枚 |
5 | BATHROOM | Tack and Yukky | TAKUYA | 13thシングルC/W |
6 | ランチ イン サバンナ | TAKUYA | TAKUYA | |
7 | ジーザス!ジーザス! | YUKI | TAKUYA | |
8 | ステキなうた | YUKI | 恩田快人 | 14thシングルC/W |
9 | ナチュラル ビュウティ'98 | YUKI | TAKUYA | |
10 | 手紙をかくよ | YUKI | TAKUYA | 17thシングル(カット) 最高22位 売上2.2万枚 |
11 | グッバイ | YUKI | TAKUYA | |
12 | LOVER SOUL | YUKI | TAKUYA | 13thシングル 最高5位 売上50.4万枚 |
リリースデータ
1998年6月24日 | 初登場2位 | 売上115.0万枚 | Produced by 佐久間正英 Album Concept and Additional Production:TAKUYA |
Epic Records |
メンバー
Vocal,Pianica,Backing Vocal | YUKI |
Guitar,Toys,Backing Vocal | TAKUYA |
Bass,Backing Vocal | 恩田快人 |
Drums,Backing Vocal | 五十嵐公太 |
JUDY AND MARY5thアルバム。前作から1年3ヵ月ぶり。前作以降の3シングルとC/Wから2曲を収録。さらに9、11月には2作がシングルカットされた。97年後半にはYUKIが喉のポリープ手術で一時入院したが、休止は一時的ですぐに復活。サザンオールスターズ『海のYeah!!』に及ばず初登場2位となり、売上も前作から半減したが2作連続のミリオンを記録。この年の紅白出演を最後に活動休止へ突入した。オレンジカラーケース仕様、ブックレットも特殊でCDと同じ丸型となっていた。
前作で入れ替わったバンドの主導権は留まる事を知らずについにはアルバムコンセプトまでTAKUYAが単独で担当し、恩田快人はなんと1曲ポッキリでしかもこれ既出のC/Wであり、アルバムには1曲も書き下ろさず、しかもこのままJUDY AND MARYでの最後の作曲作品だった…という恐るべきフェードアウトっぷり。五十嵐公太が「散歩道」でヒットを飛ばしたことで男性メンバー3人全員にヒット曲が生まれたところは特筆すべき点だ。
YUKIの喉の手術による若干の声質の変化により、制作が困難を極めたそうだが、それ以上にTAKUYAが引っ張りすぎてメンバーがついていけなくなってきたというのが実際のところじゃないかと思う。ひとまず今作を持って休止となってしまったのも分からなくもないが、アルバムとしては前作に続いて充実。高まる創作意欲はついに「ミュージック ファイター」という超絶にして奇跡の1曲を生み出した。かなり複雑な曲が増えてきたがマニアックになりすぎずあくまでJUDY AND MARYとしてポップでキャッチ―な部分を大きく残しているので、バンド内部のバランスが偏っていようともさほど気にせずにアルバムを聞けてしまう。個人的には当時リアルタイムで唯一聞いたオリジナルアルバムだが当時はそんなことを気にせずに聞いていた。アルバム曲に至るまで好きな曲が多いのはやはり今作。トータルでの勢いは前作に及ばないが、これも名盤に違いない。
印象度★★★★☆
06年執筆の感想を2017.3.23修正